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ヴィンランド・サガ21巻の感想などのハナシ(ややネタバレあり)

世の中に星の数ほどある漫画の中で、2冊だけ読み(買い)続けている漫画がありまして、そのひとつが『ヴィンランド・サガ』です。

afternoon.moae.jp

 

その最新刊である21巻が、先日(8/23)発売されました。

ヴィンランド・サガ(21) (アフタヌーンコミックス)

ヴィンランド・サガ(21) (アフタヌーンコミックス)

 

たぶん説明不要なくらい有名な漫画なのですが、一応内容に触れておくと、ヴァイキングがいた時代の話で、父親を殺された少年が、復讐を果たすため、そして平和な国を造るために、乱世をたくましく生きる姿を描く物語です。(簡潔にまとめすぎですか?)

 

ちなみに、もうひとつ読み(買い)続けている漫画は『ベルセルク』で、こちらも最新刊がまもなく(9/28)発売予定です。

ベルセルク 40 (ヤングアニマルコミックス)

ベルセルク 40 (ヤングアニマルコミックス)

 

 

さて、まだ読んでいない方もおられると思うので、直接的なネタバレについては行いませんが、読んだ感想と妄想などを書いてみたいと思います。(意味深な表現はありますが・・・)

 

哲学漫画として

自分がこの漫画を買ったのは、単純に「剣で戦うのがカッコイイ」という子どもっぽい理由からでした。

まだ少年だった主人公(トルフィン)が、父親を殺された復讐のために戦場に身を置き、そこで戦闘の技術を身に付け強くなっていく姿がかっこよく、そこに哲学的な小難しい話なんて、全く期待していませんでした。

しかし読み進めるうちに、剣を振り回して何でも武力で解決するのではなく、人として何が本当に大事なのか、本当の強さは何なのか、みたいなことがちりばめられているのが、自分のようなお馬鹿さんでもわかります。

この21巻でも哲学的なことが描かれていて、メインストーリーとは別のサブストーリーとして描かれていますので、ここはネタバレしておきます。

 

この時代、戦闘で戦って死ねば、魂が「戦士の館(ヴァルハラ)」に行くと信じられていました。

魂が「戦士の館(ヴァルハラ)」に行けば、毎晩宴会で飲み放題の食い放題、しかも戦乙女達とヤリたい放題と信じられていました。

しかし、そこに疑問を持つ戦士が描かれていることで、「果たしてすべての戦士がそう思っていたのか?」ということが、歴史に詳しくない自分にもわかります。

たぶん、こういう人たちが増えることで時代が変わっていったのではないかな~?くらいにしか語ることはできませんが、それくらいの知能しかございませんので、あとはもっと詳しい方に任せます。

www.rekishiwales.com

上記リンクは、漫画の舞台であるイギリスのウェールズに詳しい方が書かれているブログで、その中でちょくちょくヴィンランド・サガのことに触れられているので、自分なんかより史実に基づいたことが書かれていて大変勉強になります。

(かってに丸投げしてスミマセン・・・)

 

ドラクエ的楽しみ方

以前から思っていたことなのですが、この漫画に対してドラクエ的な見方をしております。

もとは復讐を果たすために生きてきた主人公が、仇であった男(アシェラッド)が死ぬことで目的を失い、その後いろいろあって、今度は戦いのない平和な国を作ることを目指します。

しかし、武力で解決するのが当たり前の時代ですから、それなりの戦闘能力が求められます。(主人公は避けたいけれど・・・)

 

そこで出会った人たちを仲間にして、パーティーを強化していくことになるのですが、そこにドラクエ要素があると勝手に楽しんでいて、決して作者の幸村先生の意図ではないと思うのですが、まぁ個人的な楽しみ方なので許してもらいましょう。

 

トルフィン ナイフ(もしくは素手)

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物語の主人公。

小柄な体格だがその分スピードが速く、両手に短剣を装備して相手を切り刻みつつ、急所を狙えるチャンスを作り出す。

ただ、事情により戦闘を好まないようになっているので、現在は基本的に素手で戦い、どうしても仕方ない場合のみ武器を手にしている。(なのでこのシーンは仕方がない場面)

 

トルケル 斧(2本使い)

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主人公の親戚で、戦闘に取り憑かれたおじさん。

両手に斧を装備しており、巨体から繰り出されるパワーと、巨体ながらトルフィンのスピードにも対応出来る、この時代では最強戦士と謳われる。

 

ヒルド 弩(改良型)

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主人公に父親を殺されたが、父親(と師匠)の幻影を見て諦めて、平和な国を作るという主人公を監視する目的でパーティーの一員となる。

自分で改良した、連続して矢を放つことができる弩を装備しており、熊を捌く技術などサバイバル能力にも長けている。

パーティ唯一の女性であり、カワイイ。

 

シグルド 鎖(細目)

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親に決められた許婚(グズリーズ)に逃げ出され、それを追いかけている男。

細めの鎖を装備しており、それを自在に扱う能力を持つ。

まだパーティーに加わったわけではないが、主人公が「味方じゃないが 敵ってほどでもない」と発言するところから、ある意味パーティーの一員と考えられる。

ただ、この21巻の最後で何本もの矢を撃たれ・・・(おっとこれ以上は・・・)

 

ガルム 槍(特注品)

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戦うこと以外に楽しみを見出せない、嫌な男。

本人曰く「金のかかった特注品」の槍を装備しており、前巻では主人公を苦しめ、今巻では最強戦士と謳われるトルケルと対等に戦う強さを持つ戦士。

コイツもパーティーの一員というわけではないのだが、主人公を付けねらうことから考えて、今後は行動を共にするのでは?と考えられる。

そして「コイツ」と書かれるほどの鬱陶しさが持ち味。

 

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あくまでも個人的な希望であるが、このパーティーに加わってほしい人材。

本当の名を「ロアルド・グリムソン」といい、かつて主人公が奴隷として働いていたときに出会った客人のリーダー。

主人公が国作りのために旅立ってから登場していないが、その戦闘能力は高く、それ以外にも教養や洞察力にも長けている。

 

あと、戦闘の応力は低いが、お供として「カリムのママ」も忘れてはならない。

ちなみに、犬である。

 

アニメ化に期待

以前ブログでも書きましたが、アニメ化が決まっているそうです。

原作(漫画)のファンとしては、まだ物語が続いているので、どんなストーリーになるかはお任せしますが、主人公のスピード感あふれる動きが、どう表現されるのか?が一番気になります。

といっても最近のアニメをバッチリ観ているわけでもないので、たぶん主人公が動き回っているだけで、年甲斐もなく「キャー!」みたいな感じになると思いますけどね。

非常に楽しみです。

 

というわけで、今後も楽しみな『ヴィンランド・サガ』

次の22巻の発売は半年後くらいになるでしょうが、それまで何度も読み返して、主人公とグズリーズとヒルドの三角関係や、シグルドの本当にしたいこと、そして鬱陶しいガルムが「ざまぁ!」を喰らうときの顔なんかを想像しつつ、その時を待ちたいと思います。

ヴィンランド・サガ(21) (アフタヌーンコミックス)

ヴィンランド・サガ(21) (アフタヌーンコミックス)

 

 

でわ、股!!

 

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