４６歳で退職して無職になって１ヶ月経過した

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いつの間にやら退職して１ヶ月が経ちました。

心境の変化や体調の変化などを思いつくままに書いてみます。

退職を考える方の参考になれば幸いです。

後悔していないか？

この先何が起こるかどうかなんて誰にもわからんでしょ？という考え方をしていますので後悔はしていません。結局、この部分については退職して良かったと思えることと退職しない方が良かったと思うことのシーソーゲームであり、自分の場合は退職してから良かったことの方が多いので、今後も後悔することは無いと思います。

もし、自分が退職したことを後悔するとしたら、それは会社が自分の理想とする形で運営されるようになったら『残っておけば・・・』と悔やむかもしれません。残念ながら今のところはまだ後悔しそうにはありません。

そもそも何で辞めた？

格好良く言えば、会社の方針に従いたくなかった、会社に染まりたくなかった。
格好悪く言えば、会社やり方に順応できなかった、我慢できなかった。
単純に会社が面白くなくなった。
自分がやりたいことがなくなった。
尊敬している上司が退任した。

物事の捉え方は人それぞれなので自分からは何とも言えませんが、会社にいて面白くなかったのは間違いなく、これ以上しんどいことを続けても面白くなりそうに無いと判断しました。自分は会社に２０年居て会社が立ち上がるところから見てきていますから、その頃と比べて違和感があって、その違和感と何年か付き合ってきましたが、もういいやって感じになりました。

もちろん、仕事ってものは楽しいかどうかで判断するものではないかもしれませんが、その分しんどいことはしてきたつもりなのでバランスの問題です。しんどいけど楽しければ乗り越えられる。しんどいだけならよほどの報酬が無ければ続けません。

自分の尊敬する上司が退任したことは一番大きなきっかけですが、それは最後の引き金であってそれが全ての理由ではないと思っています。そのことは１ヶ月経った今も変わっていません。

どうやって覚悟した？

退職する覚悟というのは、退職後の生活の保障がどれだけあるかということに比例すると思います。つまり、普通の考え方であれば退職後の保障がなければ覚悟は決まりません。ほとんどの人が退職することを考えますが実際に退職しないのは、きっとそこの部分でしょう。

無いと言えないのは『自分が退職すると言えば会社はどんな反応をするだろう？』という想いです。一応２０年ずっと勤めてきて会社に文句は言うけれどもそれもこれも会社のためにやっています。というスタンスで働いてきましたので、そんな自分が退職すると言い出したら会社はどんは反応をするのだろう？それを考えて想像すると面白くて退職を覚悟した。と言っても普通は理解してもらえないですよね。

結局は自分は普通でいたくない、どこか普通じゃないと思われたたいと感じているでしょう。ちょっと狂っているわけです。

自分の場合は、会社を辞める覚悟よりも嫁に言う覚悟だったかもしれません。会社を辞める覚悟は意外とあっさり出来ていましたが、嫁に言うときの方が覚悟がいりました。これはお酒の力を借りましたが真剣になって、もう会社にはやりたいことが無いというような話をしました。

一番の問題はお金

これについては、自分の場合子どもがいないのでかかるお金が桁違いに少なくなります。嫁と２人でローンの払い終わった家に住むことができますので、余程のことがなければ支払いに困ることはありません。もちろん、生活費に病院代に税金や保険などお金がかかることはたくさんありますが、嫁は仕事を続けますので一家の収入が無くなるわけではありません。

贅沢は出来ませんが、貧乏は嫌いではありません。限られた財源の中で生活することは人間本来の姿であると考えているので、貧乏も楽しめれば問題ないと思っています。

映画鑑賞とブログであっという間に１日が終わる

旧作ＤＶＤレンタルが８０円。これまで自分が観ていない作品なんて腐るほどあります。もちろん、作品の当たり外れはありますがその時はそのまま睡眠導入剤として活用して昼寝タイムです。

ブログは１日５記事書いていますが段々内容の充実化を図ろうとすると、時間が足りなくなっています。記事を書くスピードを上げるか単発記事を上げるかが今後の悩みどころです。でも、やっぱり自分が書いたことに対して反響があるとうれしいですからやめられません。

退職して夢が２つ叶いました

佐藤竹善の生歌を聴く
マーライオンを生で見る

普通の人ならふたつとも仕事を辞めなくても叶えられる夢だとおもいますが、問題は仕事のことを考えずにとなるのです。なので、正確にはこうなります。

仕事のことを考えずに、佐藤竹善の生歌を聴く
仕事のことを考えずに、マーライオンを生で見る

ズルイ（？）と言われるかもしれませんが自分は頭に仕事のことがあると純粋に楽しめません。仕事のことを忘れることが出来れば問題ありませんが、自分の場合はそう器用ではありませんのでどこかに心配事として残ります。仕事の事はなんにも考えないで純粋に楽しむためには退職して良かったと思っています。

孤独は問題なくなった

退職するとひとりでずっと家にいます。１日１回は外出すると決めていますがそれもひとりでお散歩です。もともと孤独がキライではなかったのですがいろいろな影響を考えると大丈夫かなと思っていました。特に会話をしなくなるのでしゃべりの技術が落ちるかもと思っていましたが、意外と杞憂でその分嫁としゃべるようになりました。なので今後何か影響が出るかもしれませんが、今のところは問題ありません。

辞めてすぐと、１ヶ月と、何が変わった？

これなんにも変わっていないんです。しいて言うならばブログを書く技術が多少上がったくらいとしか言いようがありません。生活のリズムも変わらず、ブログを書いて合間に映画鑑賞して洗い物と洗濯物は自分の担当です。

嫁

さすがに嫁にも誰にも言いませんが、もしかしたらいつか離婚届を突き出されるのではないかと思っています。そうされても当然ですからね。ただ、このブログでも書きましたが嫁の希望で海外旅行に行くことになり無事に帰ってきました。自分は無職ですからお金をあんまり使わないでいようと勝手に思っていたのですが、嫁はバンバン使います。使うといってもカジノや高級ブランド品とかではなく、実用的な高反発枕であったりナイトクルージングツアーであったり意味のある使い方なのですが、なんだか肝っ玉の違いを感じました。さすが姉さん女房です。

なんだか、自分は自由になったとか思っていますが、全ては嫁に握られているかもしれませんね。