どうも、マスクド・ニシオカです。
読者登録をさせていただいているブログに、このようなことが書かれていました。
記事を読ませていただいて、そのとき浮かんだ気持ちをブコメに書かせていただきましたが、なんだか書き足りないような感じがしたので、ここで書かせていただきます。
ちなみに書かせてもらったコメントがこれです。
おっさんの立場から言わせえもらえれば、自覚症状がない人が一番厄介で、自分のことをわかっている人は大丈夫です。時間がかかるかどうかは人それぞれですから、それがわからない上司なんかは、逆にかわいそうな人で
昔、スイミングスクールの責任者として働いているときに、近所の中学校から講演の依頼がありました。内容は2年生に向けて「仕事とは、働くとは」みたいなテーマで30分ほど100人くらいの生徒と先生の前で話すことでした。
そのときに「今は責任者をやっているけれど、中学校の中間テストでは5点だったよ」みたいな話をしました。意図としては「勉強は出来なくてもなんとかなるよ」ということが伝えたくて、「先のことなんて誰にもわからないから、がんばってね」で話しを締めたと思います。
それから中学生からお礼の手紙が来ました。もちろん学校の先生から半強制的に書かされたもので、「この度はお忙しい中、講演をしてくださりありがとうございます」みたいな判で押したような書き出しがほとんどですが、中には「ボクはこの間のテストで10点でした」と始まるのもあります。
もちろんテストの点数は高いことに越したことはありません。それに勉強が出来なかった自分の、かしこい人に対するやっかみだと思われても仕方がありません。ですが、そのお礼の手紙に自分は胸が熱くなるのです。
ガンバレー!と。
責任者をやっていて、仕事が出来るスタッフがいると助かります。逆に仕事が出来ないスタッフは手がかかります。
ですが、そのスタッフがいないところでこっそり見ていると、仕事の出来ないスタッフは「どうしよう?」と考えて、仕事が出来るスタッフは「自分は出来るから」と考えない、そんなことが多々ありました。
もちろん仕事が出来て、さらに考える人もいます。そんな人が最強無敵です。でも、その次に来るのは仕事が出来なくても考えている人です。仕事が出来なくても考えているから、いつかは伸びます。違いは時間がかかるかどうかだけです。
逆に考えない人は仕事が出来ていてもダメです。それ以上の伸びシロもありません。そして一番ダメだこりゃと思うのは、仕事が出来ないくせに考えない人です。
- 仕事が出来て、さらに考える ⇒ 一番いい!
- 仕事が出来ないので、考える ⇒ 考えているから大丈夫!
- 仕事が出来るけれど、考えない ⇒ 出来ててもダメ!
- 仕事が出来ないのに、考えない ⇒ ダメだこりゃ!
そして責任者の本当の仕事は一緒に働くスタッフの能力を生かすことです。そのスタッフが何が出来て何が出来ないか見抜き、出来る仕事を一生懸命やってもらうことです。
仕事は出来るけれど一生懸命にやっていないスタッフと、仕事は出来ないけれど一生懸命なスタッフ、どちらがその現場に本当の意味で役に立つのか、それがわからない会社や上司なんて、はっきりいって〇〇なだけです。(お好きな言葉をどうぞ)
ただ、残念ながら会社も生き残るために大変みたいで、昔ほどの余裕はなくなっているでしょうから、会社を運営する社長なんかは逆にかわいそうなものです。
話が逸れるかもしれませんが、自分がやっていたスイミングスクールの仕事で大人に水泳を教えることがあります。教える側のコーチは元水泳選手が多く、泳げるからコーチをやっているようなものです。
そこに泳げないどころが顔を浸けるのもコワイ大人がやってきて、コーチはそれを教えないといけません。しかし、元選手のコーチにはなぜ水がコワイのか、なぜ顔が浸けられないのか理解できませんから、上手く教えられません。
しかし、もともと水泳の選手でなく何となくコーチになって苦労してきたコーチは、何がコワイのか、なぜ顔を浸けられないのか理解できます。でも、そんなに難しいことを説明する必要はありません。
「コワイですよね~!わかります。自分もそうでしたから」
これだけで、その大人は安心して取り組めるのです。
もちろん、その大人がこの言葉だけで驚異的に上手くなることなんてありません。当然時間がかかるでしょう。でも、「がんばろう!」と一生懸命取り組めるか「大丈夫か?」と半信半疑で取り組むかは歴然とした差が出るはずです。
つまり・・・
コピーをちゃん取れる人は、コピーをちゃんと取れない人が、なぜ出来ないのか理解できません。どうすれば出来るかを教えることも出来ません。本当に仕事が出来ないのは、それを教えられない方かもしれませんよ。副社長だかなんだか知りませんが。
ここまで偉そうに書いてきましたが、簡単に人の人生を左右するようなことはいえません。いま勤めている会社を続けるか、やっている仕事を辞めるか、今後どうするかなんてアドバイス、怖くてできません。
ただ
大丈夫。ここには46歳で20年以上勤めた会社を辞めて、再就職もせずにブログを書いて生活費を稼いごうとしているけれど、全く稼げていない47歳もいるんだから。
なんてね。
でわ、股!!
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