46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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会社でかけられた洗脳は、実は悪くなかったのでは?というハナシ

かつて「2位じゃだめなんですか?」と発言して物議をかもした偉い人がいましたが、それを聞いたとき、自分はハッキリと「ダメなんです」と思っていました。

というのは、その当時勤めていた会社のトップから「100点以外はダメ」という、ある種洗脳に近い教育を受けていたので、「2位以下は一緒」と判断したわけです。

もちろん、その洗脳が解けて会社を辞めたわけですが、会社を辞めてから時間が経過し、その洗脳されていたときの考え方が、「あながち間違っていなかったかも?」と思えるようになりました。

 

というのは先日、現在個人契約で働かせてもらっている現場で、短期の仕事を請け負いました。

もう少し詳しく説明すると、スイミングスクールのコーチの仕事で、夏の短期教室のクラスを担当した、ということになります。

で、3時間(クラス)を担当させてもらったのですが、その全てが非会員の子どもで、ほとんどがチビっ子でした。

当たり前ですが、その子ども達が入会して会員になってもらえれば、よほどの事がない限り数年間は通ってもらえるので、会社としては安定した収入(月会費)を得ることができます。

なので、この短期教室の目的(目標)は、新規会員の獲得であり、3時間(クラス)の非会員の子ども全員が入会してくれて初めて、ミッション・コンプリート!というわけです。(と洗脳されていました)

 

さて、無事に2日間の短期教室を終えたので、仕事自体は完了です。

しかし、前述したように、本来の目的はそこじゃなく、自分が担当した子どもが何人入会してくれたか?が問題となります。

そして数日が経ち、ほぼ確定したであろう数字が全体へのLINEでメッセージが流れてきましたが、結果は「全員」ではなく「かなり高い割合」で、添えられた一文には「大成功」的なことが書かれていました。

つまり、その会社やスタッフの方々としては「良い結果」だったわけですが、自分にとっては「ミッション・コンプリートならず・・・」であり、コーチとしての力不足を感じます。(とも洗脳されていました)

 

で、そんな力不足を感じている自分に、さらに追い討ちをかけるように、現場のスタッフからは賞賛の声をいただきます。

「いやぁ~さすがニシオカさん!」とか「あの数字は凄いですよ!」とか・・・

もちろん嬉しいことであり、そのたびに笑顔を作り、「ありがとうございます」と返事をしていますが、実は本心は複雑で、「本当はダメなんだけどなぁ~」と思っているわけです。

 

もちろん、全員入会したからといってボーナスがあるわけでもなし、逆に少ないからといってペナルティーもありません。

仕事としてはちゃんと働いた分だけお金をもらえているわけですから、それで全く問題ないのですが、一度そういうこと、つまり、「本当の天井はもっと高いところにあるんだぞ!」みたいなことを知ってしまうと、それを頭から完全に消すことは出来ず、いくら洗脳が解けたとしても、やっぱり思っちゃうんですよね~(もしかして、洗脳が解けていない?)

 

で、これは考え過ぎというか、洗脳とは別の、ただのイヤラシイ考え方なのですが・・・

それだけ賞賛してくれるなら、「どうやって入会に結びつけるレッスンを行ったか?」とか「そもそもどんな考え方で望んでいるのか?」みたいなことを聞きに来ることが、本当の意味での賞賛に繋がると思うのですが、間違っていますかね?

そりゃ~30年かけて覚えてきたことをタダで教えるのはちょっと・・・と思いますが、それでも素直に聞いてくれれば、気軽に教えるつもりなんですけどね。

だって、全世界で読むことが出来る、このブログで明かしているくらいですからね~

 

というわけで、20年以上勤めた会社を辞めたことは1ミリも後悔していませんが、こうやって別の会社の考え方なんかを知ると、辞めた会社はキツかったけれど、そういう意味ではちゃんとしていたんだなぁ~、なんてことを思った夏のお話でした。

 

でわ、股!!