どうも、マスクド・ニシオカです。
褒められることはうれしいことです。でも、それ以上に認められるほうがうれしいと思っています。46歳にもなって「何をおっしゃるニシオカさん」と思われるかもしれませんが、おっさんになるとひねくれてくるので、こんなことを考えるのです。
「直接褒められるよりも、回りまわって認められたことが伝わってくるほうがうれしい」
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そして、認められることお同じくらいうれしいことが、「らしい」と思われることです。その人の生き様とはいいすぎかもしれませんが、どんなことをしても「アイツらしいな」で済ませてくれる、「らしい」といってもらえることは、そういう威力(?)があるのです。
自分は、会社にいる間にそれなりに褒められることもしてきましたが、それ以上に何度も失敗をしてきました。当然怒られることもありましたし、始末書を何枚も書きました。会社に怒られるのは嫌なことですが、会社というのは簡単に手のひらを返す所だと気がついてからは、会社に褒められるために何かをする気にはなれませんでした。
唯一、会社からいわれてニヤリと喜べたのは「お前らしいな」といってもらうことでした。もちろん、会社に褒められることも認められることも重要なことですし、うれしいかうれしくないかといえば、うれしいに決まっています。ですが、会社とは本心でそう思っていなくても、社員を利用するためにそういうことを平気でいう所だと思うようになってからは、あんまりうれしくなくなりました。
そのときの後遺症とか、そんな大層なことではありませんが、今でも「らしい」といわれることの方がうれしく思っています。
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そんな自分が、こんなニュースを見つけました。
茨城県のご当地ヒーローが先月27日、81歳で亡くなった女性ファンの通夜に参列しました。もともと、入院中だった彼女をサプライズでお見舞いするはずだった日のことです。棺の中にはグッズや写真が多数納められ、遺影はショーのときに撮影した写真が使われていました。無言で焼香する後ろ姿の写真がツイッターに投稿されると、「真のヒーローだ」と称える声が上がりました。
茨城県に縁もゆかりもないですし、イバライガーの存在も存じ上げません。ただ、地元のヒーローがファンであった女性の通夜に参列したというだけで、涙腺のおかしくなったおっさんは、興味が沸くのです。そして、ニュースの内容を読んでいて、もう一度グッと来るものがありました。
「ブラックが来たことで周囲の反応が少し心配でしたが、みんなが『おばあちゃんらしいね』と受け入れてくれて、笑い泣きしました。生きてるうちに会わせたかったけど、きっと喜んでくれたと思います」と孫娘は言います。
亡くなった女性は、もともと孫娘がファンで一緒にイベントに行くようになり、それからファンになったそうです。末期ガンと診断されても、ヒーローに会いに行くために多少無理をして食事をしていたそうです。きっと、そういう生きている間にやってきたことが、みなさんを「おばあちゃんらしいね」といわせているんだろうと思います。
自分らしさって、自分ではわからないような気がします。それは周りが感じることであって、無理して生きていれば「らしくない」といわれるものです。なので、自分らしさは自分ではわからない「何か」であって、まわりの人に決めてもらうものなのでしょう。
自分も「ニシオカさんらしい」といわれたい、でもそれが「何か」わかりませんけどね。
でわ、股!!
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