映画「ゲットアウト」を観て、まだまだ映画は捨てたモノじゃないと思ったハナシ（ネタバレあり）

どうも、マスクド・ニシオカです。

今さらながら「ゲットアウト」という映画を観ました。

昨年公開されてかなり評判が良かったので、かなりハードルが上がっている状態で観たのですが、それでもめちゃくちゃ面白かったです。

内容がホラーですから万人にオススメすることはできませんが、最近観た映画の中ではピカイチに面白く、最後の最後までハラハラさせられました。

最近観た映画がどれもこれも今ひとつだったこともあり、「やっぱり2時間で完結する映画より、何話も続くドラマ形式の時代なのか？」と思っていたのが、この作品で「やっぱり映画は面白い！」と覆りました。

以下、ネタバレ全開で書いてまいりますので、予めご了承ください。

黒人男性の主人公がいて、白人の恋人がいます。

彼女の実家に行くことになった主人公ですが、その家に住む黒人の、お手伝いと庭師の様子にどこか違和感を感じます。

翌日パーティーが開かれて、初めて会う多くの白人が自分を褒めてくれるのもなんだか気持ち悪し、やっと出会った黒人の写真を撮ろうとしたら「ゲットアウト！」と怒られるしで、違和感は増幅していきます。

その後もいろいろトラブルが起きて、「ここはヤバイのでは？」と思うようになった主人公は帰ることを宣言しますが、実は愛する彼女もグルで、捕らえられてしまいます。

実は彼女の家族は、黒人を捕まえてきて白人の脳みそを移植し「頭は白人、体は黒人」みたいなことをやってきた、恐ろしい一家なのでした。

こりゃたまらん！と逃げ出す主人公ですが、相手も必死で捕まえようとします。

最後は彼女とモメますが、上手いこと登場した友人のた受けを借りて、ハッピーエンドです。

実はこの映画が公開されたときに、あまりにも評判が良かったので、どんな内容か興味が沸いて止められず、ネタバレ覚悟で映画評などを読んでいました。

つまりこの映画を観る前から、ストーリーも伏線も、エンディング以外はだいたいのことがわかっている状態で観ました。

この映画に対する評価は高く、ハードルはかなり高かったのですが、それでも観終わって「ナンダコレハ！」くらいの勢いで面白いと感じました。

本来であればこの映画は、黒人と白人の扱いなどについて描かれているのでしょうが、正直、よくわかりません。が！それでも単純に面白かったですし、個人的にはエンディングでスカッとするハッピーエンドでよかったと思います。（別エンディングもあるようです）

あくまでも個人的な意見ですが、この映画は「何度観ても面白い映画」に分類される作品であり、その理由は細かい伏線にあるようです。

実際、1度目は映画評で読んで、2度目は実際に映画を観て、それでも「アレは何だったの？」と思うシーンもあり、もう一回観れば何か新しい発見があるのでは？と思わせてくれる作品で、伏線に気が付かない、さらには深読みができない自分などは、理解できるまで楽しめるでしょう。

ただ何度も触れますが、やっぱりホラーなので、怖くてちょっぴり気持ち悪いです。

これも個人的な感覚ですが、「羊たちの沈黙」が平気なら、問題ないレベルですけどね。

で、そうやってどんなストーリーかを理解した上で観ているので、主人公の彼女が実は悪いヤツというの知っています。

もちろん映画としては、初めて観る観客を騙したいでしょうから、彼女はそんな素振りは全く見せません。（後から考えれば、伏線となる行動を取っていることは有り）

ストーリーの終盤、ヤバイことに気が付いた主人公が逃げ出そうとしたときから、彼女は悪いヤツの姿になるのですが、これがあまりにも冷静でギャップを含め怖いのです。

もちろん映画の中の話ですし、そういう演技を女優がしているわけですから、当たり前といえば当たり前なのですが･･･でも、やっぱり女性は怖いです。

上映時間1時間44分で、これだけハラハラドキドキ、あとジワジワく怖さを感じさせられる映画は、観ておいて損はないと思います。

特に映画好きなら既に観ているでしょうが、もし観ていないなら観るべき作品といえるでしょう。

映画もまだまだ捨てたモノじゃないねぇ～と思った、ゲットバック（間違った！）アウトお話でした。

でわ、股！！

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