どうも、マスクド・ニシオカです。
ニュースで話題になっている「ヒアリ(火蟻)」ですが、いろんなサイトでも書かれていて、新たな情報を見ることが出来ます。
ヒアリ以外にも動物の生態について図解でわかりやすく書かれている沼の見える街や、以前、「NASAの驚くべき発見」に関する記事のときにお世話になったクマムシ博士のむしブロなど、ある種ヒアリフィーバーとでもいえる現象が起こっています。もちろん我がブログも「ヒアリが怖い!対策としてアリ用殺虫剤を紹介してみる」と題してヒアリフィーバーに乗っかろうとしましたが…結果はボチボチです。
ヒアリには天敵がいた
前述したサイトにも書かれていますが、ヒアリには天敵がいます。
ヒアリを定着させないためには、早期の発見と防除が鍵となる。また、定着してしまった場合に備えて、ヒアリ駆逐のための基礎研究をすでに進めておく必要もありそうだ。「倒せない」ヒアリにも天敵が存在し、たとえばノミバエはヒアリに寄生して殺す生態をもつため、生物的防除の手段として研究が進められている。
ここに書かれているノミバエは、ヒアリの出すフェロモンを探知して、ヒアリに卵を産み付けて、成長した幼虫によってヒアリは食べられちゃうそうです。
幼虫が「ヒアリ」頭部に入ると、今度は「ヒアリ」の脳を食べながら、酵素を分泌します。その結果、頭部内はドロドロに溶かされ、ついには「ヒアリ」の頭部がはポロリと転げ落ち、落ちた頭部の口から、たくさんのノミバエの成虫が現れる…。まるでSFホラーの様相ですが、アメリカの一部の州では、既に導入されているそうです。
まだ日本には入ってきたばかりのヒアリですが、すでに長年居ついているアメリカではヒアリによる実害があるので、その対策として天敵であるノミバエを生物的防除の手段として、取り入れているようですね。
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ニンゲンはハエには強い
このノミバエはコバエに分類される虫で、日本にもいて生ゴミなどから発生します。
ノミバエは体長2~3mm程度のコバエで、体色は黄褐色や黒っぽい色をしています。
腐敗物や食品に誘引されて隙間から室内に侵入してくることが多いコバエです。
体が小さく、動きはすばしっこく、羽を使って飛びますが、食卓の上や壁面などを素早く走りまわる行動がよく見られます。幼虫は主に腐敗した動植物質から発生し、ショウジョウバエと同様、室内で発生しやすいコバエです。その他、動物の排泄物や昆虫の死骸などから発生する種もあります。
コバエは人間には直接影響力を持ちません。ただ、コバエが触れた物に菌が付着していた場合、その菌が食べ物に移る可能性があるため、間接的に影響力があります。ただ、コバエが発生する要因を排除したり、発生したコバエを死滅させるための殺虫剤が普及しているため、人間はコバエには強い!といえるでしょう。
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ヒアリとノミバエとニンゲン
- ヒアリは人間に強い
- 人間はノミバエに強い
- ノミバエはヒアリに強い
という関係を図にするとこういうことで、見事な3すくみ構造が完成します。
(マウスで書いてますから、こんなものなのです)
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最後に
ヒアリの天敵はノミバエだということはわかりましたが、人間にすればノミバエも害虫なわけで、ヒアリ対策としてノミバエを飼う、なんてことは難しそうです。普通に考えれば、家の中でコバエが発生したら駆除するのが普通ですからね。先日、我が家でも一泊二日の旅行の間に風呂場にコバエが発生していて、嫁さんが全力で駆除していました。(原因は不明)
他にも調べてみると、日本由来のアリがヒアリを駆除するのではないか?という意見もあるようで、ヒアリの定着については難しいのかもしれません。ただ、自分も含め、このアリがヒアリなのかヒアリじゃないのかわかりませんので、アリを見つけて「ヒアリだ!」と思い込んで殺虫剤をシューってやっちゃうと、ヒアリを助けることになってしまいます。
とにかく、自然のバランスは微妙なところで成り立っているんだろうなぁ。とぬるい意見で〆たいと思います。
でわ、股!!
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