どうも、マスクド・ニシオカです。
46歳で20年以上勤めた会社を辞めて無職を貫いて（？）おりましたが、昔の仕事仲間から仕事の依頼を受けて、アルバイトながら初めての現場で仕事を再開しました。
会社を辞めた理由は、会社の考え方と合わなくなったと感じるようになって、その差が大きくなったことが一番の原因ですが、会社が大きくなって設立当初の考え方と変わってしまうのは、仕方がないことなのかもしれません。
会社を辞めた後、一部の人間以外とは連絡を取ることもなく、会社の内情を聞くことはほとんどなかったのですが、自分がアルバイトながらも同じ業界に復帰したことにより、噂話が勝手に耳に入るようになりました。
その噂話に出てきた人物は、自分が会社を辞める直前に会社と揉めたときに、一緒に戦ってくれた後輩で、自分が会社を辞めるときに、それを聞いて真っ先に電話をくれた後輩でもあります。その後輩が先月末で会社を辞めたという噂話は、どうやら噂ではなく本当の話でした。
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1年以上連絡を取っていない後輩に電話をして、その真意を聞きました。どうやら会社と揉めたわけではなく、以前から考えていた、やりたいことをするために会社を出るといった感じです。彼に近しい会社の幹部は最後まで首を縦に振らなかったそうですが、直接社長に許可を得て円満退社となったようです。
後輩は現場責任者として会社の一端を担っていて、彼の退職により会社としては人材不足がさらに進むのですが、その分、人件費が抑えらることで儲かるので、会社としては痛いのか痛くないのか。よくわからないところです。
自分としては、自分が会社を辞めるときに電話をくれたことを恩義に感じているので、それを素直に伝えました。そして彼も会社にはそこそこ長くいた人間なので、自分以外からも連絡があったかと思ったのですが、同期であるスタッフひとりから電話があっただけで、他には連絡がなかったそうです。
「そうなるだろうとは思っていましたが、本当にそうだと、やっぱり寂しいですね」
自分が会社を辞めたときよりも、さらに会社は変わっているようです。
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今後のことを聞いてみると、すでに次の仕事が決まっていて、1ヶ月だけゆっくりして同じような業界の会社に入るようです。詳しい内容は聞きませんでしたが、もともと器用なタイプで、お客さんの前に出てもウケの良いパフォーマーでもある彼なら、どんな仕事でも成功するでしょう。
ただ、彼には働きながら育児をする奥さんとまだ小さな子どもがいて、遊んでいる暇も余裕もありません。すぐに次の仕事を始めることは彼らしい納得の行動ですが、我慢していれば安定して収入を得られる会社を辞め、自分の好きな道に踏み出したことは驚きです。
もちろん、自分も会社を辞めたわけですから人のことは言えませんが、自分の場合は子どもがいなくて嫁さんがフルで働いていて、ローンも借金もないから無計画でもなんとかなったわけで、そうじゃなければ、まだ会社にいたかもしれません。
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もう辞めてしまった自分には関係のない会社ですから、「どうなろうと知ったこっちゃない！」と言い切ってしまいたいところですが、さすがに人生の多くの時間を費やした会社ですから、そう簡単に言い切ることはできません。
ただ、「どうせなら潰れてしまえ！」という本心がないわけでもなくて、「ほれ見ろ！」と言いたい気持ちもありますが、もし本当にそうなったら、どこか寂しい気持ちも芽生えるのでしょうね。
昔からいる社員がポツポツと辞めていく会社ですが、成績は好調で儲かっていて、その部分だけしか見えない体面的には、良い会社と映っているのでしょう。
何を持って本当に良い会社なのか？自分にはわかりませんが、少なくとも会社が出来たとき、社員は一枚岩で、みんなが目標に向かってがんばっていて、それが良い会社だと学んできました。
会社が変わってしまい、学んだことと違う方向へ進んでいる会社を辞めたわけですから、辞めたことは全く後悔していません。ただ、もし後悔するとしたら、会社が考え方を改めて、社員を大事にする昔の社風に戻ったときでしょう。
会社が潰れる日が先か、自分が後悔する日が先か、それとも自分が潰れてしまう日が先か。どうなるかわかりませんが、今後も見守りつつ、またこのブログにバレない程度に書いていきたいと思います。
でわ、股！！
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