今週のお題「晴れたらやりたいこと」
どうも、マスクド・ニシオカです。
あくまでも個人的な考え方ですが、人間を何角形かのグラフで見た場合、どこかに優れた部分があれば、その分だけ劣っている部分があって、人間ってトータルすれば、だいたいみんな同じくらいなんじゃないか？と思っています。なので、優れている部分が飛びぬけている場合は、その分欠落しているが大きいのではないか？と考えています。もちろん、それが合っているかどうか、正しいかどうかなんてわかりませんけどね。
- 男性の場合、イケメンで仕事ができる人なんて、絶対に足が臭いはず！
- 女性の場合、美人でスタイル抜群な人なんて、絶対に腹黒いはず！
そんな考え方って虚しいことなのかもしれませんし、そもそも人を見るという行為が上から目線になるのかもしれませんが、47年間生きてきて、それなりにたくさんの人と出会って別れて、それをじーっと見てきて、そう思うようになりました。
そんな風に考えていますから、見えるところに欠点がある人には、必ず見えないところに優れた部分があって、それを見つけることが出来れば、誰も知らないその人の魅力を自分だけは知っているということになるのでは？となって、他の人からすると魅力を感じられにくい人の方が、気になるようになりました。
もちろん、自分に対してもその考え方を当てはめていて、人とは違うヘンテコな部分があって、飛びぬけてダメな部分があるけれど、それなりに良い部分もあるのだろうな、と。でも、それは他人が判断するもので、自己判定はあくまでも参考程度になるのでしょうけれどね。
本を読む理由は人それぞれですが、そこに書かれていることが、自分の考えていることと同じ意見であることを期待して、読むことで自分の考え方に共感してくれる存在を確認したいから、その本を手に取っている場合があります。
- 友達がいない
- 群れることが苦手（できない）
- ちゃんとしないといけない場面（葬式など）で笑ってしまう
こんな部分に共感して手に取ったのが、蛭子能収さんの「ひとりぼっちを笑うな」です。本業は漫画家で昔からTVに出ていて、他の人とちょっとどころか、かなり違う考えをしている。だけど、その人生相談が本になるほど影響力があって、世の中に注目されるようになっても、相変わらず本人は好きなように生きている（ように見える）。
そんな蛭子能収さんがどんなことを考えているのか？自分と似ていると思う部分があるけれど、本当のところはどうなのだろう？そんな理由でメルカリの余っていたポイントを使ってこの本を手に入れたのですが、読んでみて自分の知らない蛭子さんの部分が出てきて、やっぱり人間トータルで見れば同じじゃないか？と思います。
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友達がいない、というか友達は不要という考え方は一般的にはダメな部分ことですが、その代わり、自分のことは誰にも相談せずに自分で決める。なぜなら自分のことを一番知っているのは自分だから。
食べ物や着る物、腕時計に車、全てにこだわりがなくて贅沢品には興味がない。だから、身につけている物やその人が所属している団体で判断しない、その人の持つ魅力だけで判断する。
もちろん良い話だけでなく無茶苦茶な話もあります。
群れるのは嫌で、番組スタッフと打ち上げも参加するけど、食事が済めば早くひとりになりたい。といっているにも関わらず、たまたま海外でひとりになったときには、言葉が通じなくて不安になって声をかけてきたファンと行動を共にしたり。
贅沢はしないし借金もローンも嫌いで基本的にはお金を貯めて現金払い、だけどギャンブルだけは別腹で、自分の稼ぎの中だけれどもやめられない。なんて、ギャンブルをしない自分からすると理解できません。
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他にも読んだ人によっては「矛盾」と感じる部分はあると思いますが、書いている本人、蛭子さんは完全に気にしていなくて、ありのままの自分をさらけ出すだけで、自分はただ単に「自由」を求めて、「自由」を邪魔されないように生きているだけなのでしょう。今後も自身は何も変わらないけれど、回りの見方が変わって評価や対応が変わってくだけで、それによって考え方や生き方を変えるつもりは全くなく、これからも自由に生きていくのでしょうね。
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万人にはオススメできませんが、本の最後に書かれてある「そんな蛭子能収の生き方は、胸を張って楽しい生き方だと言い切れるものです。」を読んで、果たして自分はそう言い切れるかな？と思った自分は、読んでよかったと思います。
ま、手に入れたのはメルカリのポイントでしたけどね…。
でわ、股！！
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