46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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スイミングスクールのコーチ目線で見る親子の関係

どうも、マスクド・ニシオカです。

自分には子どもがいませんから、本当の親の気持ちを知ることができません。ですが、スイミングスクールで長年働いてきて、子どもに水泳を教える仕事をしてきましたので、子どもの性質や行動パターン、子どもの考えていることを、親を経験している人以上に理解しているつもりです。ただ、それはあくまでも商売上の感覚であり、1日中時間を共にする本当の親子関係とは違いますし、血の繋がりのないところでの目線ですけれどね。

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ママー!と泣く子どもに

低年齢だけどひとりでプールに入る子どもを担当すると、たまに泣かれることがあります。子どもが泣く理由はいくつかありますが、そのほとんどがママと離れるからです。泣いている子どもの主張は「ママに会わせろ!」ですが、コーチとしてはすんなりそれを受け入れて、子どもを保護者の元に帰していては商売が成り立ちませんので、「それはできない!」と真っ向対立します。

ほとんどの子どもがママとプールに来て、コーチに預けて送り出されるわけですから、別れたママに会いたい!と思うのは当然です。しかし、「パパー!」と泣く子どもはほとんどいません。ひどい(?)場合はパパと来ているのに「ママー!」と泣きます。

自分には子どもがいなくて、本当の親の気持ちを知ることはできませんが、もし自分に子どもがいて、プールに連れてきて「ママー!」と泣かれてしまったら、なんだかやるせなくなります。(考えすぎですか?)

確かにキミのそばにいつもいるのはママかもしれない。でも、パパはキミや家族のために、朝から晩までがんばって働いているんだ。だから「ママー!」ばかりじゃなくて、たまには「パパー!」と泣いてもいいんじゃないかい?きっとパパは喜ぶと思うよ。

なぁ~んて、子どもには伝わるわけはありませんが、コーチである自分は、泣いている子どもにこう語りかけます。

「パパは?」

その効果は「必殺!」とまではいきませんが、結構な割合で子どもが泣き止みます。子どもは質問に対して答えることが、自分を認めてもらえることだとわかっているので、泣くのを忘れて考え始めます。

「会社に行った」

「家で寝てる」

「自分が寝たら帰ってくる」

低年齢の子どもですから、ハッキリとした言葉で答えるわけではありませんが、質問に対してしっかり答えようと考えてくれます。この効果は長続きせず、持続するためには次々と質問を繰り出さなければいけないのですが、上手く行けば子どもは泣きやんで、レッスンの輪に加わってくれます。

 

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ママー!と手を振る子どもに

長いことスイミングスクールでコーチの仕事をしているので、それなりに鉄板ネタを持っています。もちろん低年齢にしかウケないネタで、大人相手には恥ずかしくてできませんが。

低年齢の子どもがひとりでプールに入ってレッスンを受けている最中に、観覧席で見守るママに、声を出して手を振るしぐさを行うときがあります。「ママー!見ててねー!」みたいなことですが、ここでコーチである自分は、子どもに対してこう言います。

「ハーイ!ママよー!」(ちょっとだけ女性口調で)

もしかするとツッコミ文化の根付いている大阪だけかもしれませんが、これをやるとたいていの子どもは「ママちがうー」と笑って突っ込んでくれます。そして今度は、ママー!と言えばコーチがハーイ!ママよー!と応えてくれることを学び、他の子どももママー!と叫び始めて多少カオス状態となりますが、それでも楽し雰囲気は醸し出せます。

これはただ単に、子どもにウケるためにやっていると思われるかもしれませんが、実は真相は別のところにあります。子どもに対して「ママよりもコーチを見て!」というと「ナルシスト・・・」と引かれるかもしれませんが、子どもたちを掌握するという意味では重要なことだと思っています。

つまり、レッスン中はプールのことに集中して、ママのことも忘れてがんばって欲しいということと、プールの中ではコーチがママの代わりなんだよ、という意味を持ってのことです。

 

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子どもの成長

保護者としては、泣いていた子どもが成長して笑顔を見せるようになり、さらに自分(保護者)に向かって手を振ることもなくなった。子どもが成長するのはうれしいことだけれども、たまには頼ってほしいな。なんて思うのでしょうかね?

 

ね、コバさん。

www.cobalog.com

 

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最後に

なんだか全然違うことを書こうと思っていたのですが、コバさんの記事を見てビビビ!と来て、書いてしまいました。ビビビ!ときただけで、大した内容にはなりませんでしたが、お許しください。

自分の場合は子どもがいない分、お金もかからないし子どもの心配することありません。だからこうやって会社を辞めて、アルバイトだけでのんびり好きなことをして生活ができるわけです。

ただ、そうなると子どもを育てる経験をせずに人生を終えてしまうことになるのですが、幸いにも子どもと携わる仕事をしているので、擬似体験はできてしまっています。もちろん、あくまでも仕事であり公私混同は許されないことですから、その辺の線引きはきちんとした上ですが。

自分には子どもはいない。だが、たくさんの教え子がいる。

なぁ~んてカッコつけすぎですかね?

 

でわ、股!!

 

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