スイミングスクールでコーチの仕事をしていると、定期的に泣いてる子どもを相手にすることになります。
もちろん泣くのは低年齢の子どもですから、バリバリ泳げるクラスを担当するコーチなどはほぼ無関係ですが、それでも子ども全体を管理する必要があると考えると、やはり定期的に相手にすることになります。
で、まだ経験の浅い、しかも若いコーチは、この「泣いてる子ども」をどう扱っていいかわからず、困ってしまって固まって何も出来ず、ひどい場合は明らかに顔が引きつっている…なんてこともあります。
もちろん経験がないから仕方がないので、そのことを責めるつもりはないのですが、ひとつ覚えておいて欲しいのは、「実は泣いてる子どもの方が…」ということです。
物凄く簡単にいうと、「泣いてる子ども」とは「エネルギーを発している子ども」であり、本当に困るのは「エネルギーを発しない子ども」なんだよ、ってことです。
泣いていないから大丈夫なのですが、エネルギーを発しない、言い換えると感情を表に出さないから、何に喜ぶのか?何が楽しいのか?さらに嫌な言い方をすれば、何を考えているのか?もわかりません。
ということは、プールでは普通にレッスンに参加して、こちらとしては楽しんでくれていると思っていても、家に帰ると「面白くなかった…」なんて平気で親に話しているかもしれないのです。
(だから自分は泣いてる子どもに過剰な対応をしない、と言い出すと長くなるのでカット)
もちろん、泣いてる子どもの相手は決して楽ではなく、困って顔が引きつってしまうのもわからなくはありません。
しかし、子どもはそういう不安な大人の顔を見て、さらに不安になって泣いてしまう場合もあります。
なので、たとえ腹の中では困っていても、顔は平気なふりをして、「かかって来いやー!」というつもりでやりましょう。
でわ、股!!