46歳で退職してブロガーになってみた

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【ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン】NON STYLE石田先生のM-1グランプリ2018の解説がめちゃ良かったハナシ

先日放送された「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」で、NON STYLE石田をゲストに迎え、M-1グランプリ2018を振り返る企画が行われたのですが、これがめちゃくちゃ良かったのです。

特に、石田先生と呼ばずにいられないほどの解説は素晴らしく、失礼ながら、途中で「岡村!黙っとれ!」と思わずにいれないほどでした。

YouTubeではありますが、音源は残っておりますので、聞くことが出来ます。(石田先生の解説は、22:18~1:01:29頃)

オールナイトニッポン 12月6日(木) - YouTube

しかし、年末で忙しくて時間の無い方のために、簡単にではありますが石田先生の発言をまとめておきましたので、良かったらどうそ。

(あくまでも「気になった言葉の抜粋」であり、文字起こしではありませんので、悪しからず)

 

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ジャルジャルについて

ジャルジャルにしか出来ないネタ

彼らが気にしているのは(中川家)礼二の「お前らのは漫才じゃない、コントや」という言葉

なので、彼らはいかに漫才っぽくするか?を意識した

1本目の国名分けっこのネタの冒頭に、「子どものころやった遊びで・・・」と始めて、2番目に紹介すること、ラストの「どねしあ~(インドネシアみたいな言い方)」も、漫才として見てもらいたい、という現れ

そういう想いがあるから、礼二が高得点を付けたときの福徳が涙を堪えている姿

コントが得意なジャルジャルが、漫才に寄せようとする動き(詳しくは和牛についてで後述)

ただし、もう1本(決勝用)のネタが仕上がり切らっておらず、以前のネタ(ジャルジャルでーす!)となったが、そもそも後半に不安が残っていたのを、きっちり仕上げてきた

 

見取り図について

関西を中心に活躍するコンビだが、動画などによる予備知識のある劇場のお客さんと違い、M-1のお客さんには「あたおか」が理解できず、そこでお客さんの反応が鈍かった

しかし、トップであそこまで聞かせるのは、さすが

 

かまいたちについて

かまいたちの登場から、空気が変わった

2人とも演技力が素晴らしい

そして2人とも、かわいげ

漫才の内容が身近(ポイントカード)

その前のスーマラの怖い隣人に比べると、よけいにそう思う

嘘が無いままの会話劇が繰り広げられる

相当な実力があるから出来る

昔はツッコミが笑っているのはダメだったが、ここ最近、ツッコミが笑っている姿にお客さんが慣れてきて、それが良かったのかも

 

ギャロップについて

ダメだった理由は、ジャルジャルの明るさの後だったこともある

2人とも、節目がちになる(目線の問題)

その理由は、毛利(ハゲじゃない)が林(ハゲている)を見るとき、身長差があるので目線が下がる

林(ハゲてる)は、ツッコミをする前に、マイクを見るクセがある

この2つで印象が下がる

広い会場(準決勝みたいなの)であれば問題ないが、スタジオの場合、お客さんがピントを他に合わせることが多く、集中力が落ちてしまう

目線が上手く使えていなかった

その点霜降り明星は、2人を目で追わないといけない、2人から目が離せなかった

そう考えると、霜降り明星のネタは「M-1映え」といえる

 

霜降り明星について

トム・ブラウンが、「笑っていいのか?」という不発弾を客席に残し、その不発弾で初っ端から笑いが爆発したのが霜降り明星

じゃあクジ運が良かったのか?となるが、単純に面白かったからお客さんが「笑っていいよね」となった

そもそも粗品がフリップネタをやっており、今やっていることは、せいやがフリップの役割を果たしている

その証拠に、せいやを見ずにツッコミをしている

本来であれば、ツッコミが見ていないことはダメなことだが、完璧なタイミングと豊富な稽古量がそれを言わせない

新しい形の漫才

 

スーパーマラドーナについて

漫才の入りの摑みは良かったが、客の笑いとぶつかった

本来は、田中のボンキュボン!の後の説明で笑いが入るところが、ボンキュボン!で笑ってしまった

その後、お客さんとしては「笑っていいのか?」となったのが惜しかった

お笑いを見慣れていない方の前でやると、こういうことが起きる

ネタであっても、変なことをすると引くお客さんがいる

 

ゆにばーすついて

一番堂々とネタをやっていた

しかし、【やりたいこと】に【演技力】が足りていなかった

演技で周りに人がいるということを理解させられないのであれば、ツッコミで表現するほうが良かったのでは?

というのを、本人たちに伝えた

川瀬名人のジェットコースターで落ちる演技は0点

 

ミキについて

総じて高評価だが、オールドスタイルである

志らく師匠の言っていた「うるさ方」の意味は、文化人などのことを指すのでは

 

和牛について

1本目の(ゾンビ)ネタで、霜降り明星の点数を超えていれば、優勝はわからなかったかも

演技力が群を抜いている

どちらかというとコント寄り

2本目の(オレオレ詐欺)ネタで、暗転して明転する展開(「騙されたらアカンで」から戻る場面)がある

これって、本来であればコントとしてやったほうが面白いかもしれないが、それをいえないくらいの演技力と構成力

新しい時代の漫才

漫才の妙を生かすのではなく、それを使わずにやっている

結晶の中で一番漫才をしていたのはジャルジャルで、それ以外の2組(和牛、霜降り明星)は、新しい漫才を目指している

 

和牛・・・漫才の妙を使わない、新しい漫才

霜降り明星・・・漫才という名のフリップ芸

ジャルジャル・・・コントから漫才へ

 

その他、石田先生の発言

本当に単純に笑ったのは、かまいたちとプラスマイナス(準決勝敗退)

前半の重い空気は、時間が余っていて審査員の話があり、緊張感が漂ったから

しかし、その重苦しい空気を換えたのが、スーパーマラドーナの田中

彼が今大会の功労者

 

個人的感想

やっぱりプロとしての目線(意見)は素晴らしく、同じプロであるナイナイ岡村が感嘆するほどの解説ぶりでしたが、石田先生自身は、M-1チャンピオンではなく、お笑いオタクとしてしゃべっている、と仰られています。

これを聞いた自分も、今後そういう見方をしてみようか?なんてことも思いましたが、もちろん分不相応であり、というかただの素人ですから、やっぱり「好き・嫌い」だけで、今後も楽しんで観たいと思います。

あ、これって別に、あの関西の女帝が素人って意味ではありませんからね・・・

 

でわ、股!!

 

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