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ドン中矢ニールセン訃報に思う。いつか会社で仲違いした、あの人に会いたいと思う日が来るのだろうか?

どうも、マスクド・ニシオカです。

ドン中矢ニールセンさんが亡くなりました。(以下、敬称略)

かつて前田日明と新日本プロレスで異種格闘技戦を戦った、日系三世の元キックボクサー、ドン・中矢・ニールセン(米国)が8月15日、タイ・バンコクにて心臓発作で亡くなった。57歳だった。

http://efight.jp/news-20170818_266070

若い方やプロレス及び格闘技に興味のない方には、「ドン・・・誰?」となるでしょうが、自分と同じ世代でプロレスに熱狂していた方にとって、ドン中矢ニールセンは忘れられない名前です。

ニールセンは1986年10月9日に両国国技館で前田と対戦し、激闘の末、5R逆片エビ固めで一本負けしたが、この一戦で前田は“新・格闘王”と呼ばれることになり、その後、立ち上げた新生UWFが一大ブームを巻き起こした。その後の格闘技ブームの火付け役となったのである。

ニュースではさらっと書かれていますが、日本の格闘技の歴史を振り返ると、決して外すことができない一戦で、その後の格闘技ブームの元を作った試合とも言えるでしょう。その激闘はプロレスファンの間で伝説となり、いまでも動画を見ることができます。

youtu.be

(動画は視聴できなくなる可能性があります)

 

ドン中矢ニールセンが亡くなったというニュースに軽いショックを受けましたが、ニュースを詳しく読んで、考えさせられることがありました。

インタビュー中、何度も「驚きしかない。言葉が出ないよ、本当に」と言った前田氏。「いつかタイへ行くことがあったら会いに行こうかなって考えていた。ゆっくり話をしてみたいなって思っていたからね」と存命中に再会できなかったことを悔やんだ。

 ニールセンもまた、昨年に親戚を訪ねて来日した際に「いつか前田にも会いたいね」と話していたという。

1986年に戦ってから一度も顔を合わせていないのか、それともニールセンが引退してタイに住むようになってから会っていないのか、細かいことはわかりませんが、お互いが会いたいと思っていたにも関わらず、ニールセンが亡くなったことによって、その想いは叶えらることはありません。

同じプロレス界の話でいえば、世紀の一戦を行ったアントニオ猪木とモハメド・アリの関係が似ていますが、こちらは戦った後にお互いを称えあい、何度も再開を果たしています。残念ながらモハメド・アリが他界していますが、ニールセンと前田のように悔いが残ることはないでしょう。(たぶん)

 

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辞めた会社の人に会いたいと思うようになるか?

自分はプロレスラーでも格闘家でもありませんので、誰かと拳を交えたり睨みあいをしたことがありません。

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ですが、かつて会社で問題児として扱われていたことがあり、ぶつかる相手がいました。

 

その女性は年齢が同じで、少しだけ自分の方が先輩でした。まだお互いが若かったころ、同じ現場で働くことがあり、よく飲みに行って仕事の夢を語り合った仲でもあります。そんな彼女にはとてつもない上昇志向があり、早い段階から会社の上層部を目指していました。

彼女の願いは叶って現場から本社勤務に変わり、順調に組織の階段を登っていきました。それに反して自分に上昇志向はなく、それよりも現場を大事にするタイプでしたので、早い段階で組織の階段を登ることを止めていました。

その差はどんどん広がり、彼女は部長で自分は課長という役職となりました。自分に上昇志向はありませんでしたので、現場を守るという意味で会社とぶつかることを平気でやっていました。となると、それまで同じ仲間だと思っていた彼女とも、ぶつかる必要が生まれてきました。

ただ、会社というのはややこしい場所ですから、直接ぶつかることはなく、間接的にぶつかることになります。彼女にすれば自身を守るために必死だったと思うのですが、特に守るものがない自分にとって、彼女の行動は理解できないものでした。

結局、自分が会社を辞めることになりましたが、別れの挨拶はしていません。形式的な挨拶すらありません。お互い意地を張っている部分はあるかもしれませんが、会社という組織の中での筋はちゃんと通しているので、問題はないと思ってのことでしょう。ただ、人間対人間としての尊厳は失われたままです。

それから1年が経ちますが、お互い連絡を取ることもありません。彼女がどう思っているか本心はわかりませんが、たぶん、向こうから連絡があることもないですし、こちらから連絡することもないでしょう。

ですが、ドン中矢ニールセンの訃報を耳にして、もし彼女か自分がこの世から去ってしまうことがあれば、そのとき自分は悔やむのだろうか?と思ったのです。ただ、「悪いやつほど長生きする」という言葉を思い出し、どうせなら先にこの世から消える方が・・・なんて思っている時点で、まだそう思うことはないかなぁ~なんてことも思います。

 

最後に

ドン中矢ニールセンの訃報とはかけ離れたハナシとなってしまったかもしれませんので、話を戻しましょう。実は伝説として語り継がれる前田との一戦は、予め勝敗の決まっていた試合、いわゆる八百長試合という意見があります。

ちょうど10年前に行われた猪木アリ戦が真剣勝負で行われ、その結果、世紀の大凡戦と酷評されました。そこで同じことを繰り返さないために、予め観客が盛り上がるストーリーを考え、それをマーシャルアーツのチャンピオンとプロレス界の新星の2人が演じることにより、興行は成功し演じた2人の株は上がった。ということなのでしょう。

ただ、前述した動画を見てもらえればわかりますが、観客の盛り上がり具合が示すように、これが八百長だとは当時思いませんでした。見ている人間が興奮してスカッとして、良いものを見たなぁ~と思えれば、そこはそれでいいのでしょう。

そして、かつて猪木と戦ったアリは、猪木の放ったアリキックが原因で足を負傷し、それが現役引退の理由ともいわれています。今回亡くなったニールセンの死亡理由は心臓発作とされていますが、足が感染症にかかったことが発端となっています。

死因について、弟のジョン・ニールセンに取材をしたところ「脚が感染症にかかって、それが非常に悪化したんです。血液に毒素が入って腎不全になってしまいました。それで脚の手術を受けたのですが、手術中に心臓発作が起こって昏睡状態となり、再び心臓発作を起こして亡くなりました」とのこと。

無関係だとは思うのですが、なんだか数奇な運命を感じるのは自分だけでしょうか?

 

ともかく、ドン中矢ニールセンのご冥福と、いまだ会社でがんばる彼女の健康を祈ります。

 

でわ、股!!

 

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