嫁さんに限らず、世の主婦の大半が、毎日の献立を考えるのに苦労されています。
その証拠に、TV番組から書籍からネットまで、ありとあらゆる媒体で料理を紹介し続けているのに、それでも飽きられることがないのは、毎日の献立を考える主婦の苦労という需要が尽きることがないからでしょう。
そこで、頂く身である自分としては、その苦労を緩和させるべく、週に一回だけですが晩ゴハンを作ってみたり、近所のお手頃値段で食べられるお店での外食を提案したりしていますが、それ以上に効果的なことは、何が食べたいかをさりげなく伝えることだと、結婚生活20年を越えたあたりから、やっと気がつきました。
もちろん最初から「何か食べたい物がある?」と聞かれても絶対に「何でもいい」とか言わないこと、あとは「肉じゃがでいいよ」とか言わないことは決めていましたが、そう聞かれる前に食べたい物を伝えておく、しかも「さりげなく」が重要で、相手に主導権というか「アナタが食べたいと言っていたから作った」と思わせることが大事なことを、数年前に気付きました。
ところで最近、唐揚げを食べたいと思わなくなりました。
いや、決して油物を控えているわけでも食べ飽きたわけでもないのですが、近所の揚げ物屋さんでトンカツを食べてからパン粉の衣が美味しくて、唐揚げよりもフライ、同じ鳥でもフライ(モモ唐ってのが近所の鶏肉屋さんで売っててこれまたウマい!あとはアジフライなんかも最高!)ってことになっています。
もちろん唐揚げよりもフライの方が「今は」勝っているだけで、未来永劫唐揚げを食べないなんて言うつもりはなく、どうせ揚げ物を食べるなら唐揚げよりもフライということです。
という前置きを全部省略して、いきなり嫁さんに「嫌いになったわけじゃないんだけど・・・」と切り出したら、めちゃくちゃ変な顔をされました。
でわ、股!!