数か月後に同窓会があるのですが、正直、あんまり行きたくないのです。
行きたくない理由はいくつかあるのですが、イケてないくせに調子に乗る、大阪でいうところの『いちびり』だった昔の自分が嫌いで嫌いで、それを知る人たちに会いたくないのが一番の理由で、あとは単純に顔と名前を覚えていなかったり、仕事をやめて無職なことも、ブログのことも、YouTubeのことも、理解してくれる人はいないだろうし・・・
もちろん、いちびりも顔と名前を憶えていないのも無職なのも自業自得なので、誰かを恨んだり妬んだりはしていなくて、単に恥ずかしいやら情けないやらで、行きたくありません。
「じゃあ、行かんかったら?」
それでも行くのには理由があって、同窓会の幹事が同じクラブだった人たちで、11クラスあった同学年全員に連絡して、何人来るかわからない状態で会場を決めて、たぶん当日司会進行もするのに、ちょっとしか人が集まらなかったらなんだか悪いなぁ~と思って、人数合わせな感じで行くことにしました。(ちなみに、11クラスあったことも、卒業アルバムを見て確認するくらい覚えていない・・・)
「なので行く、けどすぐ帰る」
とりあえず行くことで、幹事の方たちの顔は(一応は)立てることは出来ますし、席に座って乾杯だけしてこそっと帰れば、昔の嫌な自分を思い出すこともありません。
なので『行くけどすぐ帰る作戦』を立てたのですが、この計画には不備があります。
「めちゃくちゃ楽しかったら、どうしよう?」
確かにイケてなくて調子乗りだった自分ですが、全ての記憶を闇に葬りたいわけではなく、少しくらいは楽しい記憶もあります。
そのほんの少しの楽しい記憶について、もしくは自分も覚えていないようなイイハナシを誰かがしてくれたら、それは楽しい時間となるでしょう。
そしたら、きっと、帰りたくなくなる。
だって、調子乗りは、変わってないから。
「楽しい同窓会を想像してみる」
会場に着き、席に座り、ビールで乾杯して、隣に座ったのが同じクラスだった女子で「ねぇ、私のこと覚えてる?」とか言われたり、前に座った男子があの頃ハマった麻雀の面子で「よく徹マンしたよなぁ~」と懐かしんだり、そうやって盛り上がっていると向こうからビールを片手に「あ!ニシオカ!変わってないなぁ!」と言われたり、とにかく自分が想像できる、精一杯楽しい同窓会を想像してみます。
「想像してたより面白くないから、帰る」
当然、そんなことはありません。
たぶん、席に座って乾杯!までは想像と同じですが、時間の経過とともにポツンと一軒家状態で、ひとりビールをグビグビ飲むしかないのです。
そうなれば、自然と帰りたくなるはず。
隠れてこそっと帰るのではなく、自然に堂々と帰れるはず。
たぶん・・・
というわけで数か月後、同窓会について書かなかったら、そういうことだと思ってください。
でわ、股!!