今年の初めに亡くなった母は、料理がそれほど得意ではありませんでした。
葬儀やなんやかんやで顔を合わせることが多くなった妹と話をしていて、何か「母の味」的なモノがあるか?と話し合いましたが、お互い「特になし」で意見がまとまりました。
ただ、自分的にはオカンがよく作ってくれた料理があって、実はそれが好きでした。
『キッシュ』と書けばなんだかオシャレな感じがしますが、ただただ「卵とミンチを混ぜて焼いただけ」の手抜き料理であり、妹の「母の味リスト」に載っていないのも理解出来ます。
というわけで、昨夜、嫁の居ぬ間に作ってみました。
【材料】
卵・・・5個(たぶん、オカンはもっと使っていた)
ミンチ・・・量は不明
ハム・・・3枚(今って3枚なんですね)
チーズ・・・4枚(後に上記画像のチーズがカビっていることが判明して変更しています)
*オカンはハムとチーズは入れてませんでしたが、アレンジしています。
【ミンチを炒める】
といっても、後で熱を加えるので、ここでは念のために軽く火を通すのと、後はここでしっかりめにコショウを振っておきます。
【卵とミンチを合わせる】
卵をボールで溶いて、炒めたミンチを加え、軽く塩と味の素を振っています。
【焼く①】
ボールで合わせたものを半分ほどフライパンに流し、そこにハムとチーズを並べます。
注意するのは、ここでフライパンを熱しすぎるとコゲてしまうので、弱火にしておきましょう。(画像はちょっと失敗)
【焼く②】
残った卵を流し込んで、こんな感じです。
【焼く③】
フタをして蒸し焼きにします。
【焼く④】
途中経過。
徐々に卵に火が通って固まってきます。
【完成】
この量で30分ほど焼くと、中心部分まで火が通って固まります。
ただ、最初にミンチに火を通してあるので、例え半生でもお腹が痛くはならないハズ!
【断面】
ギャー!ブレてるー!
【裏面】
ずっと弱火でもこうやってこんがりするので、火力にはご注意を。
たぶん、本格的な料理として捉えたら、もっとこうしたほうが・・・的な意見があると思うのですが、あくまでも「卵とミンチを混ぜて焼いただけ」の手抜き料理であり、これで育った自分としては、久々に母の味を堪能できたので大満足です。
もちろんひとりで全部ペロリと食べれるくらい美味しかったのですが、さすがに翌朝胸焼けしていましたので、あしからず。
でわ、股!!