地下芸人チャンス大城に「適度な」光あれ！のハナシ

先日放送された『しくじり先生俺みたいになるな!!』で、チャンス大城先生の回を観ました。（下記Abema.TVにて、３月８日まで再視聴できるようです）

しくじり先生といえば、過去に成功と挫折を経験した有名人が先生となり、失敗した要因やそこから立ち直った理由などを語ってくれる番組で、個人的には「TED」（海外のちゃんとしたスピーチ番組）みたいな感覚で観ております。

ただ、残念ながら「誰が先生をするか？」で観ない場合もあり、個人的には森脇健児先生と杉村太蔵先生の回が大好きですが、前回のゆきぽよ先生なんかはまるで観ていません。

で、今回は、知らない方は全然知らないでしょうが、「カルト芸人」とか「地下芸人」なんてキーワードに惹かれる方であれば絶対に知っている、その界隈では超有名なピン芸人であるチャンス大城先生です。

人が知らないことやマニアックなことが好きな自分としては、「これは見逃せん！」と大変意気込んでいたのですが、実はすっかり忘れてて見逃してしまい、結局はアベマＴＶにお世話になりました。アベマさん、ありがとう。

で、期待マンマンで観たのですが･･･

う～～～～ん･･･

面白くないわけじゃない･･･

間違ってもいない･･･

短いわけでもない･･･

かといって長すぎることもない･･･

なのに、何か物足りない･･･

なんだろう？

という感じになったのです。

もちろん、放送されたのが深夜であっても、そこはやっぱり民放ですから、放送コードに引っ掛からない、一般の方にも見るに耐える内容でなければならないのは十分承知の上です。が、それにしてもなんだか中途半端な感じがしました。

そこで、「そうじゃないんだ！チャンス大城って、もっと凄いんだ！」ということを知ってもらえればと、いくつかの動画を貼っておきます。

あくまでも個人的な好みですが、「ちゃんとした人」よりも「ダメな人」の方が好きで、「キラキラしている人」があまり好きではありません。

それを「自分より下の人間を見るのが好きなのでは？」と言われたら完全否定はできないのですが、それよりも、ダメな人には「応援してあげたい！」という気持ちが自然に沸いてきて、キラキラしている人には「誰かが応援してくれるだろう」という気持ちが自然に沸いてくるから、仕方がありません。

そして自分も「ダメな人」の部類に入る人間なので、共感するというかわかるから、チャンス大城にはがんばってほしいのです。

ただし、「すべらない話」に出演したり「細かすぎて」で優勝したり、「向上委員会」でかつてNSCの同期のくわばたりえと付き合っていたことをバラされたり、主演ではありませんが、地下芸人を題材にした映画『東京アディオス』にも出演したりして、もう「地下芸人」ならぬ「半地下芸人」になっているかもしれません。

もしかすると、このまま「注目」という光を浴びて、半地下どころか売れっ子芸人になる日がやってくるかもしれません。

もちろん応援しているから世間的に認知されて、もっと売れてくれたら素直にうれしいのですが、なんだか売れてしまうと応援する気持ちが沸いてこなくなるような気もします。

さらに、最初に紹介したしくじり先生の最後で「これからはテレビに出られるお笑いを！」と仰られていましたので、もしかすると前述した「ステファニーとの恋」のようなネタをやらなくなったら、もう、そこに、自分の好きなチャンス大城はいなくなるかもしれません。

なので、応援しているし、売れて欲しいとは思っているけれど、できればこのままで･･･という気持ちを込めて、チャンス大城に「適度な」光あれ！ということにしておきます。

でわ、股！！

働けおっさんブロガー