確かにソレは痛風の痛みだった。
痛風とは20年以上の付き合いであり、切っても切れない間柄だ。
ただの関節痛とか気のせいでないことは、自分が一番よくわかっている。
ヤツとは、最近は歩いて運動して関係を断とうと思ってみたが、どうやら簡単には切れないらしい。
とりあえず安静にすることが最善策なのだが、それでも仕事がある。
こういうときのために買っておいた痛み止め(ロキソニン)と、痛む右膝を固定するためのテーピングをカバンに仕舞って職場に向かったのが・・・
そこまでが前回書いた「ヤツが来た!のハナシ」で、今回はその先を書こう。
で、結論を書くと、治った。
なぜかは、正直わからない。
ただ、考えられることがいくつかある。
ひとつは、嫌だった仕事で、ほどよい結果が出せたこと。
もうひとつは、プールに入ったこと。
ん?
いやいや、そうじゃない。
遊びやバカンス気分で水に浸かったわけではない。
仕事がスイミングスクールのコーチであり、その日は担当する子どもの進級テストであり、「テストの結果=自分の指導能力」と考える自分としては、まるで自分が試験を受けているかのごとくストレスを感じており、それが良い結果が出たことで、ストレスから解放されたのだ、と思う。
そしてもうひとつは水の中に入ったことで体重が軽くなり、膝に対する負担が減った状態での程よい運動が血流を良くし、それで痛風の発作の原因である尿酸の結晶化が抑えられ、それで痛みの元となる炎症が治まった、と思われる。
ただ、あくまでも私見であり、医学的には本当かどうかは不明だが・・・
もちろん、クスリ(ただの痛み止め)が効いているだけで、もしそうだとしたら、クスリが切れたら再発するはずなのだが・・・それも無い。
午前中の仕事をこなし、昼にもう一度クスリを決めて(飲んで)、午後からの仕事も無事にこなし、帰路につくころには、来るときに伸ばして引きずっていた脚を、普通に曲げて歩いて家路に向っていた。
そして翌朝、もしかすると同じことが起きるか?と考えるだけで夜中に目が覚めて、布団の中で右膝を曲げて痛みや違和感を確認するが・・・やっぱり何もない。
あれは何だったのろうか?
本当に痛風の発作が起きていて、ただそれがあまりにも軽い炎症だっただけで、すぐに治まっただけなのか?
もしくは長年の経験が外れて、ただの関節痛みたいなものだったのか?
どちらにせよ、昔自分に仕事を教えてくれた先輩から聞いた、「プールに入ればだいたい治る!」という話は、どうやら本当だったようだ。
あと、基本的に神さまの存在は信じていないが
「ちょっと!アンタ最近飲みすぎやで!」
というメッセージだったのだろう。
なので今夜は、コイツで乾杯は、無しだ。
と思ったらチャイムが鳴った。
誰か(生協の配達)が来たようだ。
「ハーイ!いつもご苦労様です~!」
「今日はコレとアレとソレですね~」
「はい!またお願いします!」
おい、神さまとやら。
これはどういうことなんだ?
とりあえず、ドラクエウォークで歩きながら、考えようか。
でわ、股!!