46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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子どもに何かを教えるにはプロよりもロボット?のハナシ

このようなニュースを目にしました。

児童に暴行した疑いで逮捕、20日朝に送検されたNPO(民間非営利団体)法人「川崎寺子屋食堂」の理事長・竹岸章容疑者(72)。

経済的に恵まれない家庭の子どもに学習の場と食事を提供する、いわゆるこども食堂で起きた暴行事件。

さらに、容疑者は、大手有名予備校の講師を務めた教育のプロだった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190920-00010020-houdoukvq-soci

このニュースだけでは詳細がわからないのですが、どうやら、いうことを聞かない子どもに注意をしたら、それを親に暴力と捉えられ、警察に訴えて御用となったみたいです。

で、このおじいさんが、単なる『アブナイ爺さん』なら、逮捕されても何の問題も無いのですが、長年教育の現場に携わり、定年退職後は寺子屋食堂を立ち上げ、無償で夕食の提供と学習指導を行っていたというから、そりゃ~こんな意見も生まれます。

 

ネット上では竹岸容疑者が逮捕されたことに同情や疑問の声が多い。

https://www.impression-company.com/entry/terakoya-director-arrest

もちろん、ネットに書かれたことだけで判断するのは危険なことであり、ここでは冷静な目で見て判断して文字にしたいのですが、自分も長年子どもに水泳を教えている仕事をしているので、やっぱり同情心があります。

 

ただね、もうダメなんですよ、時代が。

 

やっている方は些細なことであっても、相手(特に親)との信頼関係が無い場合、どんな小さなことでも(足のすねをけったりテキストの角でコンコン(本人談))やっちゃダメな時代なのです。

確かに逮捕された方は『教育のプロ』かもしれませんが、プロではダメなのです。

プロは人間であって、人間には感情が残っているのです。

 

だから、ロボットになるしかないのです。

 

ロボットであれば、感情を捨てることが出来ます。

ロボットであれば、感情がある振りが出来ます。

でも、感情がないから、感情に任せて怒ることもありません。

 

指導者がロボットになることを、親たちが望むかどうかは知りません。

でも、長年、一応子どもに携わる仕事をしてきて、そりゃあ出来ればプロであり人間でありたいとは思いますが、そうしないと、ロボットにならないとやっていられないことがたくさんあるのです。

こちらとしては『子どものため』と思って子どもに注意しても、「パワハラだ!セクハラだ!」と言われたら、商売上、謝るしかないのです。

それなら、必要最低限のことだけやって、笑顔を見せて、喜んでいる振りをして、心では「無」の状態で、淡々と仕事をこなすのみなのです。

いや、仕事とはそういうものであり、それで対価を得るために「ロボット化」は必要なことかもしれませんが、こと指導に関しては・・・ってもの、古いですかね?

そして、出来ることなら「親」を指導するべきなのかもしれませんが、そのためにどれだけの時間と労力を要するか?考えるだけでゾッとして、ごめんなさい、やる気にはなれません。

 

詳しくは知りませんが、今回逮捕された方のように、全国には、無償で子どものために食事を用意したり勉強を教えている方がいるはずです。

そんな方たちが今回のニュースをみて、果たしてどう思うのでしょう?

もちろん、そんなやわな考え方では「子どもに無償で食事や教育を!」なんて出来ませんから、きっと大丈夫だろうと思うのですが、もし少しでも心が病んでいる状態であれば、「もういいかな・・・」と思うでしょう。

 

ハッキリいって、自分は「子どもに無償で食事や教育を!」とまでは、思いません。

なので、そう思って行動されている方々には、なんとかがんばってもらいたいので、せめて応援している気持ちだけでも届けば、と思います。

 

でわ、股!!