まず最初に断りを入れますが、この説は自分だけが感じているだけで、日本全国のスイミングスクールで働くコーチの総意ではありません。
というレベルのお話ですので、お気軽にお読みください。
基本的に、スイミングスクールのお客さんのほとんどは子どもであり、大人のお客さんもいますが、8ー2くらいの割合で、子どもが占めています。
当然、コーチが水泳を教える対象は、ほとんどが子どもとなり、多い日で1日に6時間、少なくても2時間くらいはプールに入ります。
それもマンツーマンになることはなく、コーチひとりで子ども10人などは当たり前で、多いときは20人、酷いときなど30人を担当する、なんてこともあります。
そうなると、練習内容や泳ぎの注意点などを説明するときに聞いてくれない子どもが現れます。
そこで説明の前に「面白いこと」で注意を引き、子どもの目がコチラを向いているタイミングで話をして、説明が伝わりやすくします。
なのでコーチは、この「面白いこと」に磨きをかけることが、よりスムーズにレッスンを進めるために必要となり、まるでお笑い芸人のように、ネタを考えては試す、を繰り返します。
例えばコーチが見本を見せるとき、「じゃあ、見ててね」と説明してからやっても、子どもは他に面白そうな何かがあれば、そっちを見ます。(見本のとき、コーチは見ていませんから、バレませんしね)
でも、見本をする前に、「行くよ〜」と言いつつやめて、「本当に行くよ?」と言いつつ再びやめて、「本当の本当に行くよ?」と言いつつ再び…を繰り返していると、だいたいの子どもは笑ってツッコんでくれます。(関西特有?)
で、長年スイミングスクールでコーチをやっていて困るのは、子どもが笑ってくれることで「自分は面白い!」と勘違いしてしまって、それが大人の世界では全く通用しないことに気がつかず、場を盛り上げるどころか凍りつかせ、悲しい気分になることです。
という話を、久しぶりにせんだみつおを見て、ギャグを連発するもスベりまくっているのを見て、思いました。
ナハ!
でわ、股!!