渡部 香生子選手失格も抗議により判定覆り準決勝進出
このブログを書いている時点で文字のニュースを見ただけで、予選のレースを観ていません。ニュースでは女子100m平泳ぎに出場した渡部 香世子選手が失格となりましたが、抗議を行いその結果判定が覆り準決勝に進出が決まったようです。
しかし、何が失格となったのかは書かれていませんでしたので、ちょっと考えてみたいと思います。
平泳ぎの基本ルール
基本的な平泳ぎのルールは以下のようなものになります。
- スタート時とターン時に一かき一けりと一バタフライのキックが出来る
- 平泳ぎの動作中に頭が出ないといけない
- ターン時とタッチ時には両手タッチ
ただ、これはわかりやすくするために書いたもので、本当はかなり難しく書かれています。きちんと書かれたものがこちらにありますので、そちらもご参考にしてください。
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以上のルールを元に、失格となった理由を個別に考える
大きく分けて4つのシーンがあります。そのシーンごとに考えられえる失格理由を書いてみます。
スタート
フライングでの失格の場合は判定が覆ることは無いと思いますが、失格する可能性はあります。あとは、飛び込んでから行われた一かき一けりの動作が失格の対象になったのかもしれません。現在は一かき一けりに加え一回バタフライのキックがルール上認められています。この解釈が絡んでいる可能性が高いと思います。
もうひとつの可能性としては、一かき一けりの動作が終了後、浮き上がってくるのに二かき目の動作に入るのですが、このタイミングが早いと二かき一けりと解釈されます。もしかしたらこちらかもしれません。
スイム
泳いでいるときに失格になる可能性はかなり低いのですが、平泳ぎの1回の動作中に頭が水面上に出ないといけないというルールがあります。この解釈は人間の目で見て判断が難しいのでビデオ判定などで立証することで覆りるのかもしれません。
ターン
壁に両手でタッチがルールですが、これもタイムを縮めるために片方の手を引く動作が瞬間的に行われます。流れとしては両手タッチしてから片手を引くのですが、ほぼ一瞬の動作になりますので、失格と解釈されるかもしれません。
ターン後は一かき一けりの動作に入りますが、これはスタート時と同じ内容となります。
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タッチ
ターン時と同じで両手タッチが基本となります。ただ、ターンと違って方向を変える必要がありませんので、失格となる可能性は低いと思われます。
まとめ
可能性として高いのは、スタート時かターン時の一かき一けりに関する動作ではないかと思われます。抗議により失格判定が覆って準決勝に出ることが決まっています。しかし、何が失格と取られたのかを把握していないと再び失格を取られるかもしれません。もちろん、コーチのみなさんがきちんと対応してくれていると思いますが、メンタル面としては思い切って泳げるかどうかに関わってきますので、大変な状況だと思われます。何とか気持ちを切り替えて、まずは決勝進出をしてもらいたいと思います。
追記
先ほど準決勝のレースの前にTVの解説がありました。
どうやら、スタート時の一かき一けりのときのバタフライのキックが2回行われていたのではないか?ということで失格の判定が出たようです。しかし、日本が抗議をしてビデオで確認し判定が覆ったようです。
でわ、股!!