どうも、マスクド・ニシオカです。
記憶が定かではありませんが、少し前に何かイベントのトラブルがニュースになっていて、そこに「UO」という文字がありました。
そのイベントには全く興味がなかったのですが、UOという文字に反応して調べてみると、どうやらUO=ウルトラオレンジで、ケミカルライトの一種だったようです。
たしか「このイベントにはUO持ち込み禁止」みたいなデマが広がって、それが大騒ぎになってニュースに取り上げられたけれど、自分と同じようにUO=ウルティマオンラインと反応してしまって、さらに混乱(?)が起こった。みたいな感じだったと思います。
ゲーム歴40年の中で10年間遊んだゲーム
自分がウルティマオンライン(以下、UO)を始めたのが2000年で、それから休止状態の期間はありましたが、それでも10年間は遊んでいました。
やり始めた当時はまだネット環境が整っておらず、電話回線でやっていたらとんでもない金額になって、NTTからの請求書を見た嫁さんが激怒して床に叩きつけていたのは、懐かしい思い出です。
小学生からおっさんになる今まで40年間ゲームをやってきましたが、UOは一番長くやったゲームであるといえるでしょう。
なんだかこう書くと、UOという昔はやったオンラインゲームで過去の遺物のような取り扱いですが、とんでもございません。UOはまだ生きております。
1997年に始まったオンラインゲームですから、もう20年となりますが今でも運営されていて、このように遊んでいる人がいます。
もちろん、隆盛を極めた頃に比べれば「過疎ってる」のひと言で終わらせられますが、それでも課金制度のままでシャード(ゲームサーバー)の数も変わっていません。ただ、残念なことに運営に関する縮小の波はどんどん進んでおり、UOを取り巻く環境は右肩下がりなのですが、それでもグ・グ・グーっと落ちそうで落ちない踏ん張りを見せています。
黒い砂漠という神ゲーム?
黒い砂漠というオンラインゲームの存在はそれなりに知っていて、ゲーム実行動画などを見たことはあるのですが、実際に遊んだことはなく、それほどやりたいとも思っていませんでした。
ところがある日、いろんなブログをふらふらと見ていると黒い砂漠のプレイ日記にたどり着き、そこに書かれていた言葉に反応してしまいました。
「黒い砂漠は神ゲームだと断言しよう!これ以上のゲームはない!」(みたいな感じ)
人の好みはそれぞれで、オンラインゲームにも好き嫌いがあって、誰が何を書くのかも完全に個人の自由ですから、この意見に対して異論を唱えるつもりはありません。
ただ、書かれた人がUOを知らないなら、善し悪しを比べる術がないわけで、まさか、書いた人に今さらUOを進めるわけには行きませんので、UOを知っている自分が黒い砂漠に触れることで、その違いをハッキリ出来るであろう。ということになりました。
たしかに黒い砂漠はおもしろい
プレイ時間は1週間くらいで、レベルは45あたりです。慣れた人だとレベル50くらいまで上げるのは簡単みたいですが、自分は調査という名目で黒い砂漠を遊んでいますから、それほど熱を込めていませんので、こんなものでしょう。
- とにかく画像がキレイ
- 世界が広い
- 戦闘は無双シリーズみたいなズバズバ系
- 家が持てて家具が飾れる
- 生産が幅広く、働かせることも可能
- クエストが豊富
- 売買システムがしっかりしている
ちょっとやっただけの感想ですから、実際に遊んでおられる方からは厳しい意見をもらうかもしれませんが、たしかに黒い砂漠はおもしろいゲームです。
ちゃんと一本道に敷かれたレールの上を進んで行くゲームに慣れた人には、すぐに投げ出されそうなシステムの複雑さはありますが、ゲームに自由度を求めている方にはよく出来ていて、本当にその世界で生活しているような体験が出来るでしょう。
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それでも黒い砂漠はUOを越えられない
たしかに黒い砂漠はおもしろいゲームです。ちょっと世界観を見てやろうじゃねぇか!で始めたつもりが、今ではずーっと遊んでしまっています。それでもUOを越えることが出来ないと断言できる理由があります。
それは、UOでは地面にアイテムを置くことが出来る ということです。
(画像はhttp://bony.gger.jp/archives/2012-05-01.htmlよりお借りしました)
UOでは、自分のかばん(インベントリ)に入れているものをドラッグしてつかみ、地面にドロップすることでそこに置くことができます。
上の画像はUOをやっていた人には懐かしい銀行前での行商の様子ですが、テーブルやイスを置いて「いらっしゃいませー」なんて呼び込みをして、自分が狩りで手に入れたアイテムや、生産で作った物を売買しているのです。
自分の知る限り、UO以外のオンラインゲームの多くはアイテムはかばんの中では表示されますが、それを捨てるという行為はゴミ箱に入って消えるだけです。もっといえばモンハンなどの場合は、文字だけでビジュアルすらありません。(モンハンに罪はありませんので、お許しを…)
例えば、モンスターを狩っていてアイテムやお金を取り過ぎて重量オーバーになった場合、UO以外の場合は諦めて荷物の整理のために、街や家に帰って荷物を整理しますが、UOの場合、その狩り場に誰もいなければ、見つかりにくそうな場所に箱を置いて、その中に戦利品を詰めておいていったん街に戻り、銀行に荷物を預けて狩り場に戻ってみれば、アレ!?箱はあるけど中身がない!誰だ取ったのぉぉ!というようなことがあるわけです。(UOではよくある実話)
もちろん自分が世の中すべてのオンラインゲームを調査しているわけではありませんから、UO以外にも同じように地面に物が置けるゲームが存在するかもしれません。もし存在するならば、ごめんなさい。
アイテムに対する存在価値
なにせUOでは、魔法を唱えるために必要なアイテムである、ブラックパールという豆粒ひとつでも、1ゴールドという最小単位のお金でも、地面に置くことができます。それがどうした!?といわれそうな気もしますが、かばんの中でしか目に見えないものと、地面に置いても表示されるものでは、価値観が変わってきます。
これは黒い砂漠のかばんの画像で確かにキレイなのですが、このアイテムたちは、このかばんの中でしか表示されず、それ以外の場面で見ることは出来ません。厳密にいえば斧を道具として装備して木を切れば、キャラクターの手に握られているので見ることが出来ますが、それは一部にしか過ぎません。
地面に物を置くというのは、オンラインゲームにとって負荷のかかることですしシステムとして面倒なことのように思えます。ただ、UOでこれを知ってしまった自分は、他のオンラインゲームをやっても、アイテムに関してそれほどの価値観を覚えることはありません。どれだけ手に入りにくいレアアイテムであっても、それはかばんの中でしか見ることが出来ず、飾ることが出来ません。
もちろん黒い砂漠にもハウジングシステムがあり、家具や装飾品を飾ることは出来ますが、それはそれ専用の物であり、自分の家以外には置くことができず、前述した行商を行うために使えるものではありません。
どうでしょう?上手く伝わっているかわかりませんが、とにかくUOでは地面に物が置けることによって、物の価値感が違っていた、ということです。
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それでも黒い砂漠を続ける宣言
これだけUOが良い!というならば、いまも運営を続けるUOをプレイするべきなのでしょうが、もしUOを遊んだとしても「懐かしさ」 を感じるだけで、あの10年をなぞるだけの作業になってしまいます。
確かに黒い砂漠はUOを越えることは出来ないと断言できますが、それは地面に物を置けないという点であり、実際に黒い砂漠をやってみ、別の良さがあることがわかりました。それは・・・
移動手段が、徒歩または馬(騎乗生物)のみ!
ドラクエでいうところのルーラで、UOでいうところのリコール、他にもファストトラベルなど形は多少違いますが、オンラインゲームでは当たり前に存在する移動手段が、黒い砂漠にはありません。
自分はまだやり始めたばかりで、黒い砂漠の世界を全て見ているわけではありませんが、それでもかなりの広さがあります。その中を全員が徒歩か馬などの騎乗生物に跨って移動しています。どこかに狩りに行く場合も、生産のためにポイントに向かう場合も、クエストを受けるために別の街に行く場合も、すべて地面を走って移動するのです。さすがにオートラン機能があって、目的地をセットすれば勝手に移動してくれますが、それでもみんな仲良く馬に乗ってパカパカ走りまくっています。
この部分がなければそれほど黒い砂漠を続けようとは思っていませんでした。確かに地面に物を置けないというのは、自分のとっては重要な部分ですが、移動手段をワープ系に頼らないというのは、「移動と時間」というものにとことんリアリティを持たせていて、自分のこだわっている「地面に物」を凌駕しているかもしれません。
自分は地面に物が置けることで、UOの世界にリアリティを感じていましたが、黒い砂漠の場合は、馬で世界を駆け回ることでリアリティを生んでいると感じましたので、今後も黒い砂漠の世界を遊んでいきます。
<筆者近影>
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最後に
あくまでも好き嫌いの話なので、UOも暗い砂漠のどちらが優れているとかそういうことではございません。きっかけは「黒い砂漠ってそんなにおもしろいの?」と斜に構えて始めましたが、それを見事に良い意味で裏切ってくれたのが、黒い砂漠に対する素直な評価です。
かといってUOで過ごした10年を無視して、地面に物が置けないことをアッサリと認めるわけにもいかないし…だから一番いいのは、黒い砂漠の世界で地面に物が置ければ最高なのですが、誰かそんなゲームを作ってくれませんかね~。
でわ、股!!
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