46歳で退職してブロガーになってみた

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夏の短期教室に望むスイミングのコーチ達へ

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スイミングスクールのコーチが1年で一番タフさが要求される時期

まもなく、ほぼ日本中のスイミングスクールで夏休み水泳教室が始まります。もしかすると低年齢向けにすでに始まっているところもあるかもしれません。これから8月が終わるまで、1年で1番体力と精神でタフさが求められる時期がやってきます。

自分は26回経験してきました

自分もスイミングスクールの社員としてこれまでに26回、つまり26年ほどスイミングスクールのコーチをやってきました。最終的には責任者をやらせてもらいましたが、最後まで現場にこだわり指導もやってきました。

26回やっても慣れなかったです

自分の場合はアルバイトから始めてずーっとプールに入っていましたが、どうしても夏が近づくだけで憂鬱でした。そりゃそうですよね。確実に1ヶ月間以上朝から晩まで指導しないといけなくて、家には寝るためだけに帰る。ひどいときには家にも帰れない。そうなるのがわかっていますからね。自分も最後まで慣れることはありませんでした。

ご存じない方に出来るだけ簡単に説明

夏休み水泳教室期間中は、だいたいこんな感じになります。

子ども達が朝からやって来る

選手などではなく普通の指導に、8:30くらいから子どもが来ます。もっと早い時間を設定しているとところだともう少し早いところもあると思います。

午前中に子どものレッスンだけで3時間増える

多くのスイミングスクールは、普段、午前中は大人の方とベビークラスが設定されていますが、この期間だけ子どものクラスを2~3時間入れます。水泳教室の子どもが多い場合は普段のクラスを時間変更してもらって対応します。単純ではないですが3時間増えると考えてください。

昼からはいつもの子どもがやって来る

午前中に子どもが来て終わりません。そこから普段の子どもがやってきて通常こなしている仕事がやってきます。コーチたちは通常の仕事をこなしながら3時間分のレッスンがのしかかってきます。レッスンだけでなく事務作業ものしかかってきます。

それが7月の中盤から8月の終わりまで続く

最近、学校の夏休みの期間設定が変わってきていますが、それでも5週間ほどはそんな状態が続きます。お盆の時期に休館日の設定をしているスイミングスクールが多いと思いますが、それ以外は特別営業となります。

夏の短期教室に望むスイミングのコーチ達へ

まず、これまでに経験をしたことがある人は、この期間の乗り切り方がわかると思いますが、初めての方、つまり今春スイミングスクールの会社に入って社員になった人などは未経験のことなので大変だとおもいます。

だいたい、夏休み水泳教室を経験している人は休憩する方法を知っています。1日の中で休憩できる時間を作る方法を知っています。どんなにタフな人でも人間ですからいつかは疲れます。その疲れを客に感じさせないようにするには休憩をしなければなりません。1日や2日なら休憩しなくても大丈夫でしょう。しかし、少なくとも1ヶ月は続きます。早めに休憩する方法、休憩してもサボっていると思われない方法を覚えることが乗り切るコツです。

これまでに何度か夏休み水泳教室を経験している人はこれまでにどれくらい疲れるかを経験しているので、休憩さえ出来るようにしておけば大丈夫でしょう。多い日で1日に8~9時間プールに入る日が続きますが、きっと連続して8~9時間とはならないと思いますので空いた時間に補給と休憩をしっかり取ることが必要です。

問題は、夏休み水泳教室があることで生まれる仕事でしょう。

  • 子どもへのメッセージカード
  • 名簿の作成と管理
  • 保護者への連絡等の対応
  • 他のコーチとの打ち合わせ
  • 撮影した写真の管理

プールに入ることは慣れてしまえば1日8~9時間でも、休憩がきちんと出来れば大丈夫でしょう。朝から3時間入って昼ご飯食べて休憩、昼から5時間入って休憩、夜に1時間入って帰宅する。これならそんなにしんどくないはずです。(しんどいですが・・・)しかし、問題はこのような作業が増えることで、その休憩をきちんと取れなくなることです。

この期間中に一番しんどいこと

体力的にも精神的にもこの時期はしんどくなります。そのしんどさを吹き飛ばしてくれるのは、お金を払ってくれた子どもとその親がお礼を言ってくれることです。それをどう受け止めるかは人それぞれです。『やりがいよりお金』という人もいると思いますがそれは否定しません。

しかし、参加した子どもと親が不満そうに帰ること、もっと極端に言えばクレームを言って帰ること、これがスイミングスクールのコーチにとって一番しんどいことだと思います。そのために対応をしなければなりませんし、場合によってはもう一度レッスンに参加してもらうことになる場合もあります。

対応する人数が多くなること、こなさないといけない仕事の量が増えること、必ずやらないといけないことの量は増えます。しかし、そこでミスがあればお客様は不満に思います。そうなると精神的にしんどくなるのはこちらの方です。

体力的な疲れは休憩して寝ることが出来れば何とか乗り切れると思います。しかし、精神的な疲れは寝ても取れない場合があります。そういう場合は早めに上司か先輩に言ってしまいましょう。言うだけで楽になるかもしれませんし、解決方法が見つかるかもしれません。

倒れる前に手を上げる

人間、緊張感があるうちはそう簡単には倒れたりしません。しかし、その前兆は必ず何かあるはずです。自分は責任者をやっていましたので、夏休み水泳教室に来てもらうスタッフの管理もしなければなりませんでした。誰かが体調不良で抜けてしまえば、その穴を埋めなければなりません。なので倒れられると大変困ります。

しかし、休まれても困らないところを責任者はわかっています。なので、その前兆がある人は休んでもらったり抜けてもらうことにしていました。しかし、その前兆を隠そうとする人がいます。それを美学とするかどうかはここでは触れずにいますが、急に倒れられる方が困ります。なので、調子が悪くなったら早めに言っておく方が責任者は楽です。ただし、休んでばかりの人は要りません。

スイミングスクールとしては止められない

これは少し経営者目線で書いてみますが、夏休み水泳教室で得られる収入は経営者としては外すことは出来ません。この期間中に夏休み水泳教室より儲かる何かを考え出せばやらなくてもいいでしょう。しかし、スイミングスクールの歴史上、これを打破できるスイミングスクールは未だに現れていないと思います。もし、思いついて出来るようになれば、ひと儲けできるかもしれませんね。

お盆休みを目指せ!

多くの場合は、お盆の間はスイミングスクール自体がお盆休みになっていると思います。そうでない場合でもスタッフにも夏休みがあると思います。だいたいそれが中間地点として後半への折り返し点にもあると思います。まずはそこを目指して乗り切りましょう。そこで鋭気を養って後半戦に向かえばあとはなんとか乗り切れるでしょう。

最後に

自分は退職してしまったので夏休み水泳教室には関係ありません。しかし、長年やってきたのでどうしてもこの時期になれば思い出します。スイミングスクールのコーチにとって夏は稼ぎ時であり地獄の時期です。それを少しでも一般の人に向かって読んでもらえればと思う気持ちと、実際に夏に向かうコーチ達に向けて書こうとするのがごっちゃになってしまったようですが、お許しください。

 

スイミングのことをまとめてみました!

 

でわ、股!!