どうも、マスクド・ニシオカです。
ちょうど1年前に会社を辞めました。
正確には5月の末から有給休暇の消化を行い、7月の中旬で退職というのが正式な記録になるのですが、実際の生活を考えると、6月から通勤しないという生活の大きな変化がありましたので、ちょうど1年ということにします。
そこで、この1年で起こった心境の変化やお金のこと、辞めた会社との関係や仕事のこと、あと一番大切な家族のことなどを思いつくままに書いてみます。
自分の基本的スペック
- 46歳で退職
- 会社には20年以上勤めた
- 嫁あり子なし
- 持ち家ありローンなし
- 嫁さんはフルで働く会社員
自分がいたのはスイミングスクールなどを運営する会社で、自分は現場の責任者で課長という役職をもらっていました。19歳で水泳コーチのアルバイトを始めてそのまま社員となり、26歳のときに一旦会社が倒産しますが、残ったメンバーで作った新しい会社に残り、そのまま46歳まで割とまじめに勤めていました。
会社を辞めた理由は「会社の考え方と合わなくなった」と強く感じるようになったからですが、会社と揉める気もなかったので、会社には別の理由で「違う仕事を始める」と伝えて引き止められないようにしました。まぁ、本当のことを言っていても引き止められたかどうか…なにせ「去るものは追わず」が口癖の会社でしたからね。
嫁さんとは結婚して20年が経ち、子どもはいません。
20年前にローンを組んで家を買い、毎月の返済とは別に余裕のある範囲で余分に払っていたので終わっていて、それ以外に借金とかローンといった類のものはありません。
嫁さんは30年以上同じ会社に勤めていて、仕事にも職場の中身にも恵まれているようで、今のところは辞める素振りは全くありません。
生活のこと
- 好きなことを出来るようになった
- 足腰が確実に弱くなった
- 酒は飲まなくなった
それまでの仕事が結構忙しく、人材不足が重なって会社を辞める直前は休みもありませんでした。会社を辞めてからはブログを書いて、好きな本を読んで映画を見て、今まで出来なかったことをやったりしていましたが、そのウェイトはブログが一番大きかったと思います。
水泳のコーチという体を使う仕事から、基本座ってキーボードを叩くようになって、確実に筋力とカロリー消費の低下を感じます。特に足腰の筋力は下がり重い上半身を支えることが厳しくなり、階段を下ることがきつい作業になってしまいました。
行き着いたところは、スマホのアプリで歩数がわかるものを用意して、それで最低でも1日5,000歩を課題として足腰の鍛錬にしています。それで多少は防げている、はずです。
仕事のスタッフと飲みに行くのが好きだったので、会社を辞めたらすっかり飲みに行かなくなりました。それでもたまに家で飲んでいたのですが、飲んだら寝てしまうし痛風という爆弾も抱えておりますので、自然と飲まないようになって弱くもなりました。
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お金のこと
- 会社にいるときは年収400万ちょっと
- 贅沢と無駄遣いはしなくなった
- 嫁さんが全てを握っている
それまでもらっていた給料は、年収で400万をちょっと越えるくらいだったと思います。毎月の給料と年2回のボーナスがあって、嫁さんと二人の生活であればそれほどお金に困ることはありませんが、逆にめちゃくちゃ稼いでいたわけでもありません。
もともと貧乏性なところがあって、嫁さんと買い物に行っても、結局買わずに帰ることが多々あります。必要な物にはお金を出しますが、それ以上のランクの物はもったいないと思うので、時計も親父からもらったのを10年近く使っていたり、クツもカバンも量販店で安く買えるものを穴があくまで使っていました。
そもそもがそういう考え方なので、会社を辞めてからさらに拍車がかかり、毎週行っていて飲み屋通いも、年に数回行っていた1回数万円かかるような美味しいお店も、ほとんど行かなくなりました。
一番いいのは「お金がたくさんあって使う時間がある人」でしょうが、自分はこれまで「お金はちょこっとあるけれど、使う時間がない人」で、会社を辞めたことで「お金はないけれど、時間はたっぷりある人」になってしまいました。
お金がたくさんあって贅沢な物で自分を着飾ることがステータスだと思う人を否定するつもりはありませんが、自分はお金よりも時間の方が欲しい人ですから、今の方が幸せです。世の中には時間は無駄を減らして作るものだ!という考えの人もいて、それも否定するつもりはありませんが、無駄も含めての時間であって、ぼ~っとする時間も無駄だとは思わないので仕方がありませんね。
そして我が家の財政事情について、自分は細かいどころか大まかなこともわかっていません。嫁さんの給料がどれくらいなのか?、預貯金がどれくらいなのか?、普段の生活費がどれくらいかかっているのか?そのすべてが嫁さん任せです。それら全て握っている嫁さんが、「アナタが会社を辞めたら、自分の好きな旅行に行ける!」と張り切っているわけですから、たぶん大丈夫なのでしょう。
家族のこと
- 嫁さんは・・・どう思っているのでしょう?
- 親には会社を辞めたことを伝えていない
とりあえず、会社を辞めて再就職もしていないですが、嫁さんがキレて実家に帰ることも、ハンコを押した離婚届を叩き付けられることも、今のところはありません。そう書くと不穏な空気が流れているような感じにもなりますが、そんなことはなくて意外と普通に接してくれています。
嫁さんが何を考えているか?その本音はわかりませんし、時間と共に変化していくものですからあまり探らないようにしています。もちろん仕事をせずに何しない旦那を、嫁さんが魅力的に感じるとは思えませんので、今は主夫を目指して修行中という感じです。
ただ、これまで仕事が忙しくて嫁さんと旅行に行くこともあまり出来なかったのが、毎月旅行に行こうか?なんてことになりまして、47都道府県を制覇しよう!という目標も出来てしまいました。これも自分が会社を辞めたから出来ることだと、都合よく考えております。
会社を辞めたことをお互いの両親には伝えていません。辞めた直後は悩みましたが結局いわないままになっております。自分の妹だけには伝えてありますが、今のところはそこまでです。いつかそのタイミングが来たらいうでしょうかね。
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後悔しているか?
- 全く後悔していない
1年しか経っていませんが、会社を辞めたことは全く後悔はしていません。会社を辞めてマイナスだったことは収入がなくなったことだけで、他のプラスの方が今は大きいと思っています。
会社の方は自分みたいな昔からいる人間が退職して、同業他社を辞めた人をたくさん雇って人数合わせして、自然と人件費が下がった結果儲かっているようですから、当分潰れる心配も無いのでしょう。自分が知っている会社ではなくなってしまいましたから、何の未練もありませんし、会社にいる人との交流もほとんどありません。
仕事をしないことでやることが無くなっていれば、覇気を失った人間になっていたかもしれませんが、ブログを書いてそれが誰かに読まれるということが止められず、1年経っても腑抜けにはなっていない、つもりです。
今後の仕事のこと
- お誘いがないわけでもない
- 働く気がないわけでもない
会社を辞めた後、同じ業種の人から手伝ってくれないか?といったお誘いがあったのですが、とりあえずはブログで手一杯という感じで(ブログを理由にはせずに)やんわりお断りしています。
会社を辞めて失業中なのでハローワークに行くのですが、会社を辞めた当初は、そこで募集されている仕事に対してそれほど魅力を感じませんでしたが、1年経過してブログにも慣れてきて、僅かな報酬でも自分に出来そうな仕事なら働いてみようか?という気持ちがある自分がいます。
ただ自分が働くことで、他の、どうしても稼がないといけない人が働けなくなるとか、そんなことがあるのは嫌だな~と、甘いことを考えております。
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最後に
自分の場合は、嫁さんが働いてくれていて子どもがいなくて、ローンも借金もなしという状態だから、 会社を辞めて収入がなくても生活できているのかもしれません。
嫁さんが働いて自分が主夫になるという選択肢は、会社を辞めるときにはあまり考えていないことでしたが、1年かけて自然とそうなってきました。
主夫として一番大変なのは料理を作ることですが、それもどうやって楽しむか?なんて感じでやっていますので、それほど苦ではありません。
ニラ玉を作ろうとして、卵に生のニラを混ぜただけで焼いたらニラがしんなりしなくて、ニラの風味とシャキシャキ感がハンパないニラ玉が出来上がってしまいました。でも、それを嫁さんと笑いながら食べれているので、まぁ大丈夫かな?って感じです。
とりあえずこんな感じですが、何か聞きたいことがあれば答えられる範囲で答えますので、よければコメントなどでどうぞ。
もちろん厳しいコメントはスルーしますからね~!
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