どうも、マスクド・ニシオカです。
先日、ハローワークに行った帰りに偶然、前にやっていた仕事のお客さんに出会いました。自分がやっていた仕事はスイミングスクールのコーチで、偶然出会ったのは子どもを3人スイミングに通わせてくれていたお母さんで、その3人とも自分が担当していたこともあり、その母さんは髪もヒゲも伸びて、その頃とは人相が変わってしまった自分を見た瞬間に「あ、ニシオカコーチ!」と声を掛けてくれました。本当にありがたいことです。
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26年もスイミングスクールの仕事をしていると、いろんな人に出会います。会社が多くの現場を抱えていたので、転勤を繰り返して勤務した現場が0箇所以上あり、そこで少なくとも1,000人くらいの子どもとの出会いと別れを繰り返していて、しかもその保護者ともなると何万という数字になるはずです。当然、そんな何万人を全部覚えているはずも無く、そのせいで、不意に声をかけられて本当は覚えていないのに流れに身を任せるように話を合わせて、その場を凌いだことは数えたらキリがありません。
しかし、出会ったお母さんは自分が思い入れのある現場で、子ども3人の世話をさせていただいた上に、自分が転勤したときには個人的に相談をするために連絡をしてきてくれた人でもあるので、こちらも忘れるわけなく声をかけられたときにはすぐにわかりました。ってなことを書いていますが、決してプライベートで何かあったわけではなく、普通にお客さんとしてです。自分より若くてキレイな人ですが。
そのお母さんに自分が退職したことは直接話していますので、それを含めたお互いの近況などを立ち話していると、そのお母さんが3番目の子どもが幼稚園に通うようになり暇になったので、近所のユニクロに勤めるようになったと教えてくれました。それに対して自分は相変わらず決まった仕事にも就かず、あまり儲からないブログを書いているのですが、そのことは伝えずに「毎日遊んでいます」みたいなことを伝えました。それを聞いたお母さんがこう言ってくれました。
「今まで朝から晩までずーっと私達のためにがんばってくれてたんですから、出来なかったこといっぱいやっていいんじゃないですか?」
もちろん、社交辞令で言ってくれたとは思いますが、この人たちは自分が休みなしで朝から晩までプールにいたことを知っているので、なんだか、うれしくなりました。そのあと、どうやらスイミング友達のお母さんとカレーを食べに行く途中らしく、「コーチも来ません?」と誘われましたが、さすがに申し訳ないので遠慮して、再会を約束して別れました。
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会社を辞めると決めて、現場に別れを告げたのが5月の末なので、まもなく半年になります。しかし、暇だと感じることは全く無く、逆にやることが多くて困るくらいです。その内容は人にいわせればくだらないことかもしれません。
観たことのない映画、観たことのある映画
聴いたことのない音楽、聴いたことのある音楽
読んだことのない漫画、読んだことのある漫画
行ったことのない場所、行ったことのある場所
「こんなことやってていいのか?」そう思うことも正直あります。もう何度目かわからない「カリオストロの城」を観て、来るとわかっている銭形警部のセリフに涙腺を震わせたり、もう何年も前に聴いた「Bird」の歌声をヘビーローテーションしたり、本の整理をしていて出てきた漫画「さよならタマちゃん」を読み返して涙したり、ユニバに行ってジェットコースターにひとりで並んだり。でも、それで自分が満足していて生活が(今のところ)出来ているから、いいんじゃないか。なんて思います。
何よりも、嫁と話す時間が増えたことは、自分のやりたい、人からするとくだらないことが出来ることよりも、仕事を辞めて良かったと思えることです。先日も嫁と晩ゴハンを食べて夜になってから買い物に行くと言い出して、自分は行かないと言っていたのですが、妄想家としては「嫁が事故に遭って、これが最後のセ会話になったら・・・」なんてマイナス要素満載のことを考えて、結局2人で散歩も兼ねて夜のお買い物にぶらぶら出かけました。きっと、仕事をしているときなら「仕事を終えてやっと帰ったのだから、自分の好きなことをやらせてくれ」と思っていて、自分のやりたいことを中断出来る余裕もなかったので、2人の関係も2人の人生も、あと何年続くかわかりませんがとりあえず半年、仕事を辞めたことは後悔していません。
ただ、そんな散歩の最中に嫁から「これからどうするんだろうとは思っている」と聞かされるとやっぱり焦りますが、とりあえずはブログでもう少し儲けれるようになれば良いなぁ~くらいのゆるい考えでやっていきます。
というわけで、今後もよろしくお願い致します。
でわ、股!!
たんこぶをクリックせよ!
こんなのも書いています。