どうも、マスクド・ニシオカです。
スイミングスクールで働く水泳のコーチを27年ほどやってきました。社員で責任者を勤めていましたが、会社の考えと合わなくなって退職して、いまはアルバイトでコーチの仕事を続けています。
そんな経験から、先日このような記事を書きました。
結論としては、コーチはプールでオシッコをすることがありますよ。でも、それにはいろいろ理由がありましてね・・・という話なのですが、その記事に対して、このようなコメントを頂いていました。
スイミングスクールのコーチはプールでオシッコをするのか? - 働けおっさんブロガー
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子供のウンコの方が気になる。どうやって拡散を防ぐのか?
2017/07/14 18:52
コメントありがとうございます。
スイミングスクールで働くコーチにとっては、子どもがプールでウンコをすることは、当たり前や日常茶飯事とまでは言えませんが、たまにあることです。
そこで、そういった排泄物の処理をどうやっているか?その辺を出来るだけ軽いタッチで、書いてみたいと思います。
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プールでウンコを発見した場合
子どもがプールでウンコをしてしまう理由は様々ですが、多くの場合、リアルタイムでは発見できません。ベテランコーチや子育てを経験しているコーチなら、子どもの動きが止まり、顔が紅潮して「う~~ん・・・」という顔をしていると、「あら!〇〇ちゃん!出てる?!」と緊急事態を察知できますが、ほとんどの場合は後からウンコを発見して「あ~~~~!」となるわけです。
ウンコを発見したら、その拡散を防ぎたいのですが、発見したときには時間が経過しているので、実際には拡散されてしまっています。
で、コーチはどうするかというとひたすら掬うだけです。
多くのスイミングスクールには、画像のようなプール用具があって、ひたすらウンコを掬います。もう、そこは完全に人の目で探し出して掬う、という原始的な手法です。
掬ったウンコはプールサイドにあるオーバーフローという、プールの水を循環してくれる排水口のような場所に流します。そこは下水には繋がっていませんが、プールの水をキレイにする濾過機と繋がっていますので、問題はありません。
いくら目視で確認して網で掬っても、細かなウンコはどこかに浮遊しているのですが、スイミングスクールのプールには、前述した濾過機という機械があって24時間稼動で水をキレイにしていますから、時間が経過すれば、よほど大きなウンコでなければ消えてしまいます。
あとウンコには大腸菌が含まれますが、プールの水には塩素が含まれているので、すぐに死滅します。ただ、塩素が不足するといけないので、ウンコが発見されたあとには、追加で塩素を注入し殺菌を行います。
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この作業はコーチを長く経験していると必ず遭遇することであり、コーチになりたての人は戸惑いますが、ベテランになると「汚い」なんて言ってられません。
お客さん、プールの中に入っている子どもと、ギャラリー(見学室)で見守る保護者に対して、コーチが平気ならば多少は安心感を与えることができますが、コーチが嫌がっている姿は不安を招きます。そうならないように、コーチは網を片手に鼻歌交じりで作業を行うのです。嗚呼、慣れとは恐ろしいものです。
当たり前ですが、ウンコが固まりであれば処理は楽ですが、下痢の場合は水に混じってしまうので、どうしようもありません。時間に余裕があればバケツで水を大量に(人力で)汲み上げて、それをオーバーフロー(濾過機に繋がる排水口)に流すのですが、それにも限度がありますので、あとは時間が経つのも待つだけです。
しかし、最近はプール用のオムツが普及しており、スイミングスクールによっては、商品を置いて販売していて、低年齢の子どもには使用を推奨しているところもあります。
これを履いておけばとりあえずは安心で、ウンコをしても基本的に漏れることはありません。ただ、普通のオムツに比べると値段が高いので、その辺がネックになるかもしれません。
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最後に
自分には子どもがいませんから、子育てというものを経験していません。しかし、スイミングスクールで長く働くことにより、子どものウンチくらいなら素手で触れるようになりました。(そうならざるを得ない状況が起きた過去がある)
子育てをしたことがない若手のコーチは、ウンコというだけで尻込みしてしまいますが、先輩コーチが平気で処理している姿を見て、だんだんとその意味を理解していきます。
ただ、現場にベテランコーチが少なくなっており、若いスタッフだけで構成されたスイミングスクールなどは、こういったことが継承されていないのかもしれません。
人件費のことや人手不足がそういったことになる原因かもしれませんが、業界全体のことを考えると、どこかで考え直さないといけないような気もします。
なぁ~んて言っている自分も、会社を辞めて気楽なアルバイトになってしまいましたから、偉そうなことはいえませんけれどね。
でわ、股!!