どうも、マスクド・ニシオカです。
映画「サバイバルファミリー」を観ました。で、観た感想としては面白かったです。面白かったのですが、イライラしたのです。そのイライラが何だったのか?その辺をネタバレしない程度に書いてみます。
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ストーリー
主人公は、東京のマンションに住む平凡な4人家族です。
ある朝突然、謎の停電によって電気だけでなくガスや水道が使えなくなります。最初はただの停電で、すぐに復旧するだろうと思われましたが、いつまでたっても復旧せず、ついには水もガスも使えなくなりました。
徐々に「このまま復旧しないのでは?」という空気が流れ出し、人々は東京を脱出し始めます。主人公の家族も飛行機に乗るために羽田空港に向かいますが、飛行機は飛んでいません。
そこで母親の田舎である鹿児島を目指すことになりますが、移動手段は自転車のみです。果たして家族は無事鹿児島にたどり着けるのか?そして、停電した日本で行きぬくことが出来るのか?
ちゃんとしたストーリーは予告動画でどうぞ。
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イライラしたポイントをまとめる
ここではネタバレしない程度に、イライラしたポイントをまとめてみますが、その前に、なぜイライラするのかを書いておきます。
そもそもゾンビ映画と人類滅亡論が好きで、本当にゾンビが現れたら?とか、地球に隕石が衝突することがわかったら?なんてことを、割と真面目に考えている自分としては、たとえこの映画の監督がウォーターボーイズとかスウィングガールズといった楽しい作品を撮ってきた矢口史靖であったとしても、サバイバルと名が付けば真剣に見てしまいます。
もちろん、この映画はコメディであって、シリアスな位置づけではないとしても、日本を舞台にしている以上、自分はマジな目線で見てしまいました。当然、そういう目線で見た結果、そうじゃないだろう!!と思うシーンがあり、作品としては面白かったのですが、とてもイライラしました。
というわけで、まずはイライラしたポイントを羅列していきます。
- 時計が動かない時点で、停電ではない!
- スマホと車が動かない時点で、電磁パルス確定!
- 飛行機が飛んでいるか見えるはず!
- 川の水を飲むのなら、少しずつが基本だろ!
- 雨降ってるのなら水を確保しようよ!
- その前にスーツはダメだろ!
- 時任三郎は演技でイラっ!藤原紀香は存在だけでイラっ!
途中からイライラの対象が変わっていますが、以下説明していきます。
時計が動かない時点で、停電ではない!
物語の中で異変に気がつくのは朝、目覚まし時計が鳴らないところから始まります。それも家中の電池式の時計が動いていません。そのまま会社や学校に行くのは構いませんが、その時点で停電ではないことがわかるはずです。
スマホと車が動かない時点で、電磁パルス確定!
充電済みのスマホが反応せず、さらにガソリンが入っている車が動かない、というかセルが回らない、この時点でただの停電ではなく、電磁パルスが原因であることは確定です。電磁パルスが原因なら、そう簡単に復旧はないと判断できます。
飛行機が飛んでいるか見えるはず!
家族は東京を出て、母親の田舎である鹿児島を目指すことになります。そこで飛行機に乗るために羽田空港に向かいます。ですがね?まず電磁パルスが原因による障害が起きているなら、電子部品を満載している飛行機が飛ぶわけないですし、その前に飛んでいる飛行機を目視で判断できるはずです。
川の水を飲むのなら、少しずつが基本でしょ!
家族が鹿児島に向かう途中、川辺で休憩をします。水も食料も尽きてきた家族のお父さんは、おもむろに川の水を手ですくって飲みます。しかし、そのあとお腹を下して疲労も重なって倒れてしまいます。
これ、間違っている(お腹を下す)表現をされているのですが、実は少しずつ飲めば大丈夫と聞いたことがあります。菌を含んだ水を飲んでも、もともと胃腸にいる菌が殺菌してくれるので、少しずつであれば大丈夫なのです。
雨降ってるのなら水を確保しようよ!
水がなくなった状態で雨が降ってきます。もちろん暴風雨であることは認めますが、水が飲みたかったら、雨水を確保するのは一番簡単な方法のはずです。シートや容器など、水を溜める物がなかったとしても、口をあけて雨水を飲むことで、多少でも喉の渇きは癒されるはずです。
その前にスーツはダメだろ!
鹿児島に向かうと決めて家を出て、オシャレな格好をしている娘に「なんだ、その格好は!」という父親はスーツ姿に革靴なんて・・・。どう考えても機能性を重視した服装が基本でしょ!
時任三郎は演技でイラっ!藤原紀香は存在だけでイラっ!
物語の途中、家族は別の家族と出会います。その家族はいかにも「困難を楽しんでいます!」という感じで、主人公である家族とは対照的な余裕をぶっこいていて、なんだかイラっとさせられます。
その家族の父親役を時任三郎が演じていて、イラッとする演技を見事に演じているのですが、母親を演じる藤原紀香は存在だけでイラっとします。もし、これが監督の意図であるならば、自分はまんまと引っ掛かりました。見事な配役ですな。
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何マジになってんの?
コメディ映画に何をマジになっているの?と思われそうですが、映画を観ながらそう思っちゃたのですから仕方がありません。残念ながらそういう人間です。ごめんなさい。
もちろん映画としては面白く、最後まで楽しむことができました。2時間という枠の中で物語をここまで進めるには、これくらい強引で説明を省略しなければ無理なんだろうとは思いますし、イライラさせられるのも監督の思惑なのかもしれません。そう思えばこの映画は、見事に自分の感情を揺り動かしてくれたわけですから、素晴らしい作品だったといえるでしょう。
もし、気になっている方がおられましら、何らかの形で見ておくべき作品とオススメしておきます。
そして、すでにご覧になられている方には、自分のようにイライラしなかったか?お聞きしてみたいですね。
でわ、股!!
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