ダイナマイト・キッドさんが、お亡くなりになりました。
イギリス出身の元プロレスラー、ダイナマイト・キッドさんが亡くなったことが5日、分かった。60歳だった。イギリスの大手複数メディアが報じた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181205-00000121-dal-fight
2年ほど前にNHKの番組で特集があり、しばらく見ることができなかった姿を確認するができました。
かつてパンパンに膨れ上がった肉体は見る影も無く、体を自由に動かすことも出来ない状態でしたので、「その日は遠くないのだろうな」と覚悟は決めていたのですが、それでもやっぱり残念で、ドヨーンとした気持ちになります。
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この1年で亡くなったプロレスラー
ふと、このブログの過去記事を振り返ってみると、ちょうど1年前にドン荒川さんがお亡くなりになっており、その後、マサ斎藤さん、輪島大士さん、ビッグバン・ベイダーさんの訃報を取り上げています。
そのたびにドヨーンとした気持ちになるのは、やっぱりプロレスが好きだからでしょうね。
キッドの思い出
さて、ダイナマイト・キッドさん(以下、敬称略)といえば、新日本プロレスでタイガーマスクのデビュー戦を務め、ジュニア戦線で活躍し、その後全日本プロレスに移籍してヘビー級にパワーアップして、従兄弟であるデイビーボーイ・スミスとブリティッシュ・ブルドッグスというタッグを組み、日本のプロレス界に大きな衝撃と感動を生みました。
個人的な思い出としては、もちろんタイガーマスクのデビュー戦もインパクトが高かったのですが、全日本プロレスでのタッグマッチで、このようなシーンが記憶に残っています。
試合中、タッグパートナーであるスミスが、エプロンにいるキッドに合図をして、コーナーポストの代わりに、エプロンから突き出したキッドの頭に対戦相手をぶつけるのですが、それが物凄い勢い(スピード)で、喰らったキッドの方が、クラクラしてダウンするほどのダメージを受けます。
それがアクシデントだったのか、はたまたスミスのキッドに対する嫌がらせだったのか、真相はわかりませんが、観ている自分としては「痛ぁぁぁぁぁぁ」となったことをハッキリ覚えていて、今でも個人的プロレス史に残るシーンとなっています。
残念ながら、どの試合で誰が対戦相手かも覚えていませんので、そのシーンを皆さんにお見せすることはできませんが、これを読んでいるプロレスファンであろう方であれば、なんとなくイメージしてもらえればわかってもらえそうな気がします。
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そして、ダイナマイト・キッドといえば、ステロイドというイメージがあります。
もともと大きくない体を無理やり大きくし、また試合中に負った椎間板の負傷をカバーするためにも、ステロイドや鎮痛剤は必要だったのでしょう。
しかしその影響は大きく、かつての肉体は萎んでしまい、さらに蝕まれた体はいうことを聞かなくなりました。
でもその当時、観ている自分は、その肉体に目を輝かせ、もっとハードに!もっとスピーディーに!と、激しい試合を求めていたことも事実です。
もちろんステロイドや鎮痛剤の使用は個人の自由(意思)ですが、ファンの期待に応えるために使っているとしたら、と考えると・・・またドヨーンとした気持ちになってしまいます。
最後に
プロレスラーは人間であり、人間には寿命があるので、いつかは亡くなります。
そして、そのプロレスラーを見てわくわくしていた分だけ、亡くなったときのドヨーンとした気持ちは、深く長くなるようです。
これから自分が何年生きれるかはわかりませんが、あと何度ドヨーンとした気持ちになるのか?を考えると辛くなります。
しかし、プロレスを観てわくわくする気持ちを抑えることは絶対にできませんし、もうしちゃっていますから、あとは耐えるだけしかないのでしょうね。
というわけで、今回もドヨーンとした気持ちがしばらく続きそうですが、それでもキッドの試合を観てわくわくしたことを後悔なんてしませんし、リアルで活躍を体感できて良かったと思います。
本当に良い試合をたくさんありがとうございました。
ダイナマイト・キッドの冥福を祈ります。
でわ、股!!
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