先日放送された情熱大陸に、ミニチュア写真家の田中達也さんが出演されていました。
今夜は身近な日用品を別のものに「見立て」たアートの世界。こちらは白い運動靴を雪山に見立てている最中!どんな作品が生まれるのでしょうか?ドラマのオープニングやCMなどにも起用され「ミニチュアの神」と大注目の田中さんの視点で見ると、何気ない日常はまさにワンダーランド!今夜11時25分から pic.twitter.com/yMJeBa402u
— 情熱大陸 (@jounetsu) January 13, 2019
「ミニチュアの田中ってどこかで聞いたことがあるような・・・」と記憶を辿っていくと、確か伊集院光の深夜ラジオで、ミニチュアの展示会に行ってどうたらこうたらという回があったので、ネットで調べてみると・・・
大晦日に餃子の仕込みをしています。
— Nunu's House(田中智) (@miniature_MH) December 31, 2018
私の会社はブラックな会社です!🥟🥟 pic.twitter.com/9tetVjdTtz
わぁー!ごめんなさい!田中違いでしたー!
実は、「ミニチュア」+「田中」にはピン!ときていたのですが、「写真家」にはちょっと引っ掛かっていて、「オレの知る田中さんは、ミニチュアを作る人なんだけどなぁ」という違和感を感じていたのは、このことだったのですねぇ~。
ま、それでもどちらもミニチュアですし、個人的にミニチュアが好きなので、気にせず進めて参りましょう!(テキトーでスンマセン)
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番組の内容
番組の進行は、大まかにこんな感じでした。
- 田中達也の紹介
- 世の中(CMやドラマのオープニング等)に出ている作品の紹介
- その仕事ぶり
- これまでの人生
- 家庭と家族について
- もやしメーカーからのカレンダーの仕事依頼
- 新しい試みとしてスーパーマーケットでの展示
- 今の自分を表現する作品
2019年1月20日(日)22:59までですが、以下のサイト(TVer)にて観ることができます。
印象に残ったこと
もともとミニチュアが好きな自分としては、作品を見るだけでもほっこりして楽しめるのですが、この田中さんの作品のタイトルには、ヒネリが効いているともいえるけれど、親父ギャグといえなくもない、そんなエッセンスがふりかかっています。
「甲羅に乗っても怒ーらないよ」
— 田中達也 Tatsuya Tanaka (@tanaka_tatsuya) December 10, 2018
#ミニチュアライフコレクション
フォトコンテスト締切間近! pic.twitter.com/lSGgCgmZVr
はい。「甲羅」と「おこーらない」が、かかっていますね。
都心に突進
— 田中達也 Tatsuya Tanaka (@tanaka_tatsuya) December 18, 2018
#東京駅完成記念日#電子基板 #丸の内 #ジオクレイパー #GEOCRAPER pic.twitter.com/0nnvJikL2R
もっとストレートに。「都心」に「とっしん」ですね。
そう簡単には勝たせてくれないの豚
— 田中達也 Tatsuya Tanaka (@tanaka_tatsuya) November 2, 2018
#金曜ロードショー #紅の豚 pic.twitter.com/KZQAk59g1J
こんなのもあります。「紅のブタ」と「勝たせてくれない」。
いや、決してダメ出しとかそういうのではなくて、この「タイトルへの一味」が作品の良さをぐっと引き上げていると思うのです。その証拠に番組内で、このタイトルが見る人の感情を揺さぶるシーンがあります。
番組の後半、田中さん自身が企画したスーパーマーケットでの展示ですが、最初は見向きもされなくて苦戦します。しかし、少しずつ「いいね!」の声が集まります。
そこで、フタ付きの展示作品のタイトルは「うまく焼けたかな?」を見る女性が・・・
作品を見て、満面の笑みを見せてくれます。
中はこんな感じになっていました。
作品のタイトルを見て、それである程度の想像をしているけれど、その想像を見事に裏切ってくれるのがタイトルにふりかかったエッセンスであり、田中さんにセンスでもあるのでしょうね。
作品を毎日作るということ
この田中さんのセンスがどこから生まれているのか? 番組内でハッキリと語られることはありませんでしたが、個人的に見ていて気になったエピソードがいくつかありました。
真面目にバカバカしいことをするのが大事
これ、何かの本で読んだのですが、「不合理なことを、いかに合理的に行うか?」という言葉に似ている、というか同じ意味なのかもしれません。
他人からすれば、オモチャを並べて写真を撮ることなんて、ただの趣味にしか思えないでしょうが、それを真面目に取り組むからこそ、世間から認められているのでしょうね。
向き合いすぎると危険
人に理解されないといけない作品を生み出すためには、自身の思い入れが強過ぎて、伝わらないことを避けないといけない。ということみたいです。
きっと、こういうのも、8年間毎日作品を世に出すことで磨かれた感覚で、いわゆるトライ&エラーの繰り返しから身についたのかなぁ~と思います。
比べること自体がおこがましいのですが、自分もこのブログを2年とちょっと(742日)毎日更新を続けており、田中さんの8年に比べるとまだまだヒヨッコですが、続けることで得たものがいくつかあります。
なので、番組の最後の「今の自分を表現してもらう」という依頼に対し、スキージャンプに見立てて、「自身のこれまでの作品を飛び越えていく」という意味を持つ作品に仕上げたのは、非常に深いがあると思うのです。
K点越えというより携帯越え
— 田中達也 Tatsuya Tanaka (@tanaka_tatsuya) January 13, 2019
昨夜の #情熱大陸 を観てくださった方ありがとうございました。今後も飛び続けられるよう毎日作り続けます。
見逃した方は、1週間限定で放送の動画が配信されてますのでぜひ!https://t.co/wRtXEP57km pic.twitter.com/lRiawFeiv5
最後に
何らかの作品を世に出し、それで作品を見る人の感情を揺さぶることができるのは、少なくとも自分は嬉しいです。
もちろん、それにお金がついてくれば最高なのですが、今の自分には、それが簡単なことではないことを、身を持って体験しております。(つまり、このブログが儲かっていないということ・・・)
今回情熱大陸に取り上げられた田中さんのセンスが、8年間毎日作品を作り続けることで磨かれたものなのか、もしくは最初から備わっていたことなのかは、本当はわかりません。
ただ、自分にはセンスが備わっていないことだけはわかっていますので、今後も毎日ブログを書いてYouTubeに動画を上げて、コツコツ努力して参ります。
あと、最後に田中さんの商品を紹介。
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でわ、股!!
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