46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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早朝の電車で眠りこけて乗り過ごすこと確定な小学生(女の子)に、48歳のおっさんはどうすればよかったのか?というハナシ

ほぼタイトルが全てですが、こんなお話です。

 

自分が通勤で使う電車には、必ず小学生数名の集団が乗ってきて、自分と同じ駅で降ります。

それが毎週土曜日の早朝で、みんな同じ制服を着ていることから、たぶん私学だとは思いますが、どこの小学校に通っているのか?などは全く知りません。

その小学生たちは、たいてい子どもらしくはしゃいでいるのですが、この日は自分の対面に、たぶん2~3年生の女の子ひとりが座って、眠りこけていました。

車内はほとんどが大人か高校生で、それほど混んでいるわけではありませんが、全員が座れない状況で、座れない人たちが扉の近くに立っています。

他の小学生たちは少し離れた場所で固まっており、その女の子は大人に挟まれてひとりで座っていました。

 

同じ駅で降りることを知る自分の脳裏には、「起こしてあげるべきか?」と思い浮かびますが、こんな世の中ですから、「幼い女の子に声をかけるおっさん」というだけで周りの大人から怪しまれるかもしれません。

自分は「この制服を着た子どもたちは、全員この駅で降りる」と知っていますが、他の大人の方は知るはずもありませんので、正しい方向で想像して頂けない場合、「通報」というリスクを背負うことになるのでは?とは考え過ぎでしょうか?

 

そうこうしている間にも、降りる駅は近づきます。

しかしそこで、「そうか!友達が起こしてくれるか」と思い、声をかける考えは完全に引っ込めました。

そりゃあ同じ学校に通う子ども同士ですから、見捨てることはないでしょう。

その女の子は寝ているから離れているだけで、ほかの子どもが降りるときに気がついて起こしてくれるだろう。

そう思っていました・・・。

 

いよいよ降りる駅のホームに電車が滑り込み、電車の速度が落ちていきますが、まだ女の子は寝たままです。

自分は降りるために席を立ちながら、他の子どもに目線を飛ばしますが、女の子に近寄る様子は確認できません。

これが同じ年くらいの子どもであれば、気づかないのは仕方がないかもしれませんが、もう少し年齢が上の高学年であれば、気がついて起こしてくれるだろうとソチラに目をやっても、やっぱりダメです。

もちろん他の大人が気が付いてくれればいいのですが、それもダメ。

頭の中で「うわぁぁぁぁぁぁ!」とか叫びながら電車を降りますが、そのとき閃きます。

「そうだ!外から窓をコンコンだ!」

そう思って女の子の座る場所に近づいた瞬間、漫画の効果音の表現で「はっ!」というのがピッタリあう感じで、女の子が起きました。

「やった!間に合った!」

しかし、次の瞬間、無常にも扉を閉める音楽が流れてきます。

「急げ!間に合え!」

祈るようにホームから見ていましたが、低学年の女の子には周りの大人を押しのける体力はなく、結局その女の子を乗せたまま、電車は走り出しました。

 

走りだした電車の中、その女の子の顔には「やっちまった~」と書いてありました。

少し前に、酔っ払って道端で寝て財布を失くした自分も、落としたことを気がついた瞬間、同じような顔をしていたんだろうなぁ~と思いながら、「わかるよ、キミの気持ち・・・」と心の中でつぶやいておきました。

以上。

 

果たして、起こすべきだったのか?

それとも、放っておいて正解なのか?

あと、見殺しにした小学生たちは、何を考えているのか?

とりあえず悶々とした気持ちで、その日の仕事に向いました。

 

でわ、股!!

 

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