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NHK「バカボンのパパよりバカなパパ」を観て、銀玉鉄砲を思い出したハナシ

NHKで「バカボンのパパよりバカなパパ」というドラマの初回放送を観ました。

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画像はNHKのサイト(https://www.nhk.or.jp/dodra/bakabon/index.html)より引用

 

普段「ドラマ」と名の付くものを観ないのですが、ドラマの原作である、赤塚不二夫さんの娘のりえ子さんが書いた、「バカボンのパパよりバカなパパ」を購入して読んだことがあったので、気になって観てみました。

原作が世に出たのはかなり前ですし、赤塚不二夫を演じるのが玉山鉄二がちょっと・・・とか思わないこともありませんが、原作を読んで泣いて笑って驚いて、感情を揺さぶられた自分としては、それでも楽しく観ることができました。

そもそも原作を購入した経緯に思い出がありまして、会社勤めをしているときに、それなりに仕事はしているけれど、「本当にこのままでいいのか?」と自分で勝手に思い悩む時期があり、それに答えるように「これでいいのだ!」と書いてあるこの本を手にしたのは、必然といえば必然なのかもしれません。

ちなみに、初回が放送されるまでは、1回こっきりだと勝手に思っていましたが、どうやら5回放送されるようで、次回(2回目)は7月7日(土)午後8時15分より放送される予定です。

バカボンのパパよりバカなパパ | NHK 土曜ドラマ

 

さて、その初回放送の中で、赤塚先生が自宅兼職場で他のスタッフと上半身ハダカで銀玉鉄砲で撃ち合い、玉が当たったところが赤くなっているのを、娘のりえ子さんが見て呆れるシーンがあります。

話の流れとしては、小学生であるりえ子さんの同級生男子がオモチャの鉄砲で遊んでいるのを見て、「何が面白いの?」と思いながら帰宅すると、自分の父親が銀玉鉄砲で撃ち合いをしているのを目の当たりにして、「ダメだこりゃ・・・」となる感じです。

時代背景とすれば、りえ子さんが自分の4つ上となるので、少しだけズレがありますが、自分も銀玉鉄砲で遊んだ口なので、そのシーンを観て青春時代の記憶が蘇りました。

 

銀玉鉄砲の出現以前、自分からすると父親の世代くらいなら、弾の出ないオモチャの鉄砲を手に、口で「バンバーン!」とかいいながら撃ち合いをして、「当たった!」「いや当たっていない!」で揉めていたのではないでしょうか。

それが銀玉鉄砲の出現で、実際に弾を撃ち合うことができるようになり、さらに時代は進んで、今やスマホの画面の中で撃ち合う(PUBGなどの)時代となりました。

なので「銀玉鉄砲の思い出」とか書いても最近の若い方にはわからないでしょうが、思出だしてしまったことは仕方がないので、気にせずに書きます。

 

確か自分が中学生の頃、学校に銀玉鉄砲を持って行って、教室で撃ちあうのがブームとなりました。(中学生にもなって何を・・・とお嘆きになられるかもしれませんが、男の子というのは子どもっぽい生き物ですから、その辺はスルーしてください)

といっても何かルールが決まっているわけでも、誰が上手く的を狙って当てるか?の競技的なものでもなく、ただ単に学生服の下に隠し持った銀玉鉄砲を、急に取り出して誰かを撃つといった、かっこよくいえばギャング、日本風にいえばヤ〇ザみたいな楽しみ方でした。

自分に残っている鮮明な記憶のひとつに、何をトチ狂ったか「よぉ~し!隣の組に殴り込みじゃ~!」と銀玉鉄砲を握り締め、実際に隣のクラスに向かい、無差別な発砲に驚く顔を見て笑っていたのを覚えています。

 

他にも、中学生ゆえに変な知恵が付いていて、銀玉鉄砲の威力を増すために改造をしていたことも覚えています。

銀玉鉄砲の構造は単純で、型に流し込んだ(であろう)プラスチックを張り合わせているだけなので、それを上手く外せば、パカっと2つに分かれて中の仕組みが丸分かり状態になります。

そこで中身のバネを取り出して、反対に伸ばすように処置してから元に戻すと、弾を撃ち出すスピードが速くなり、それで威力が増すというわけです。

他にも銀玉を入れておく部分を改造して、リロードなしで撃ち続けることができる改造だったり、意味があるのかどうかわからない照準っぽいものを取り付けるなど、勉強そっちのけで銀玉鉄砲の改造に取り組んだものです。

そうすると不思議なもので、クラスの中で手先が器用な\ヤツが、銀玉鉄砲の改造を有料で請け負うようになり、まるでホンモノのような世界観が出来上がっていくのが楽しかったです。

 

もちろん銀玉鉄砲のブームは長くなく、当たり前のように先生に取り上げられたり、やっている自分たちがバカバカしくなったりで、いつの間にか去っていきました。

こういうブームに乗り遅れがちな自分は、来るべき学年全体を巻き込んだ抗争のために、近所の駄菓子屋で銀玉を買い漁り、せっせとコーヒーの空き瓶に溜め込んでいましたが、ブームが去った以上不用品となり、押入れの奥にそっと仕舞い込みました。

 

そんな思い出を振り返りながらアマゾンで探してみると、銀玉鉄砲と銀玉がありました。

銀玉鉄砲 セキデン オートマチック SAP.50 (銀玉50発入)

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セキデン銀玉 SS-76 300発入(50発×6箱) ターゲット付

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 たぶん自分と同じように遊んだ人が大人になり、自分の子どもや孫に買ってあげているのでしょうね~

 

こうして振り返ってみると、本当にバカだったなぁ~とつくづく思いますが、話のきっかけとなった赤塚不二夫先生自体もバカ(褒め言葉)であり、天才とバカは紙一重の差なんて言葉もありますから、ま、「これでいいのだ!」ということで終わっておきます。

バカボンのパパよりバカなパパ (幻冬舎文庫)

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でわ、股!!

 

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