毎週、丸亀製麺でお昼ゴハンを食べています。
このブログを愛読される奇特な方には、「あれ?昼ゴハンは食べないのでは?」と思われるかもしれませんが、さらに深く読んでいただければ、週に2回の仕事の日だけは昼ゴハンを食べていることが、おわかりいただけるかと存じます。
さて、先日も、いつものように丸亀製麺の「かけうどん」を注文したのですが、前回もらったクーポンに「かしわ天」があったのを利用して、いつもに比べて多少豪華な昼ゴハンとなりました。
「かしわ天ひとつで何を大げさな・・・」と思われるかもしれませんが、普段は天かすしかトッピングしていないので、それに比べたらどれだけ肉々しいか、同じ油モノでも天かすの油とは違う肉汁の脂、とてもとても美味しくいただきました。
で、また別の日、今度はクーポンがないので、いつものメニューのかけうどんに天かすをトッピングして、いつもの昼ゴハンを楽しんでいました。
隣のテーブルには若いママと小さな子どもがいて、若いパパがうどんを乗せたおぼんを持って帰ってきました。
で、別に「隣の昼ゴハン」を覗こうと思ったのではないのですが、先日自分も堪能した「かしわ天」が小皿に乗っていたので、「イイナァ~」と心の中でつぶやいておりました。
しかし、若いパパは半ギレ気味にこう言い放っています。
「ここのかしわ天、今まで食べた中で一番不味かったわ!」
「揚げてから時間経ってるし、冷めているし、クソ不味いわ!」
これを隣で聞いていた自分の頭には「?」が浮かびましたが、よくよく会話を聞いていると、どうやらこういうことみたいです。
以前、同じ丸亀製麺でかしわ天を食べたが、あまり美味しくなかった。
じゃあ、なぜ今回買ったのかというと、若いママが若いパパに頼んだ。
ふむふむ、人の味覚は人それぞれですから、同じものを食べても、旨いと思うか不味いと思うかは人それぞれです。
なので、若いパパがかしわ天を食べないことは全く問題ないのですが、それをこれから食べようとしている若いママ、そして、前に食べて美味しいと感じた自分は、たまったもんじゃありません。
かといって自分が「オイ!」と文句を言うわけにもいかず悶々としていると、若いママがやってくれました。
「不味いのわかっているなら、何で言ってくれないの?」
よぉーし!いいぞ!その調子だ!
たかがかしわ天されどかしわ天、食べ物の恨みは怖いじゃないけれど、たとえアナタが不味いと思っていても、それを人に押し付けるのはおかしいんだよ!
わかったか!?わかったら素直に反省し・・・
「だって聞かないから」
なにぃー!!それはないだろう!!
聞かないから言わないって何だよ!ここは国会か?答弁をやっているのか?
そんな冷たい関係で、アナタたちはこれからやっていけるのか!?
そうじゃないだろぉー!
そんな感じで「ちょっとスッキリしないなぁ~」とか思いつつ、かけうどんの残りを食べていると、なんと意外なアイツがやってくれました。
若いパパが食べていたのは、げそ天。個人的には美味しいと思うのですが、噛み切りにくくて食べにくい食べ物です。
そんなげそ天が「いつもより多めに噛み切りにくくしております」というくらい、もしくは「かしわ天の恨みはこのオレが晴らす!」というくらい、若いパパの噛み切ろうとする力に反発して、若いパパは悪戦苦闘していました。
その姿を見て、ちょっとだけスッキリ。
ただ、今度は「ここのげそ天クソ不味い!」とか言い出すんだろうなぁ~とか思うと、なんだか悲しくなりますが、こういう人には何を言ってもダメなんでしょうね。
そして若いママに対しては、「ありがとう。しかしオトコを見る目がなかったね・・・」と思いつつ、その場を去りました。
自分は来週も丸亀製麺に行きます。
この若いご夫婦がいるかどうかを楽しみにしつつ・・・
でわ、股!!