スイミングの仕事をしてますと掃除は日課になります。
でも、掃除って結果が出やすいから体はきついけど精神的には楽な仕事です。
プールサイドは毎日デッキブラシでこすっても汚れが出るのでわかりやすい。
でも、こするのをサボるとあっという間に汚れていきます。
水を扱う仕事の人はみんなわかっている
自分みたいにスイミングスクールで働く人も温泉や風呂で働く人も水族館で働く人もみんなわかっていると思いますが、水が流れているところは意外とキレイなんです。問題は水が流れないで留まるところが汚くなってくる。
水が留まればヌルヌルしてくる
ご家庭の風呂場でも同じですが水が流れずに留まっているとその場所はヌルヌルしてきます。これは簡単に言うと水の中に含まれる菌が繁殖していてる状態で、バイオフィルムとか生物膜とか呼ばれるそうです。
この状態ではカビの元になったり床がすべりやすくなるだけで、こまめにこするなどの清掃を行えばヌルヌルを取ることができます。つまり早めの処置であれば簡単な作業で済みます。そのあと水が流れるようにすれば問題ありません。
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水が澱めばいずれは腐る
しかし、この状態をそのままに、ヌルヌルをそのままにしておくとそこにある水はいずれ腐ります。腐った水は悪臭と悪い見た目となり悪影響を与えていきます。もっとひどくなれば腐った水に蚊が産卵してボウフラがわいて赤い虫がうようよしてきます。
人間も同じではないか?
ずっと同じところで同じ事を繰り返していたら、誰だって病んできます。何か新しいことをしたり誰かから刺激をもらったり場所を変わることで新しい水として活動できるのです。問題なのはそれが人間として高みに立っている、つまりめっちゃ儲かったりめっちゃ地位が高いとしても、です。
もし、留まってしまって病んでしまいそうになっても早い段階であれば、まだまだ新鮮さを保つことが出来ます。しかし、腐ってしまえばなかなか元には戻れません。
ボタンを押すだけの仕事の募集が集まらない
人材紹介業をしている友人に聞いた話で工場でボタンを押すだけの仕事があって、そんな安い給料ではないのですが応募しても人が集まらず、やっと見つけたとしても続かないそうです。やはり人間も留まってしまうといずれは腐ってしまうのがわかるんですかね。
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水が流れないところというのは
水が流れないところは坂になっていないくぼみのある場所で、そこは人間にとって居心地の良い場所かもしれません。だからそこに留まりたくなるのは当然かもしれません。しかし、水と人は同じという考え方であれば流れないと腐ってしまいます。人間の性質(たち)が悪いのは腐ることを覚悟でそこに留まることでしょうか。人間とは恐ろしい生き物です。
水の流れのように
美空ひばりさんの歌は『川の流れのように』です。間違えないように。
でわ、股!!