46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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人手不足倒産が過去最多の中、プールサイドで見た異様な光景のハナシ

「2019年の人手不足倒産が過去最多」というニュースを見ました。

もちろん今に始まった話ではありませんし、働く人にとってよろしくない環境しか作れない企業なのだから潰れても当然!とも思いますので、今後も増えていくでしょうね。

 

自分が長年勤めたスイミングスクールなどを運営する会社では、「身の丈にあった運営方法」を徹底的に叩き込まれました。

といっても、「入ってくるお金以上に使うな!」という感じの収支バランスの徹底なだけなのですが、まだ経営のけの字も知らないガキだった自分には、大変勉強になりました。

 

スイミングスクールの運営には、当たり前ですが、コーチが必要不可欠です。

ただし、人件費が支出の鍵を握るのも当然で、昔は社員の割合が高かったのですが、そうなると人件費がかさんでしまうので、支出を抑えるためにアルバイトが主力となりました。

しかし、それでも収入が伸びないと、そのアルバイトすら雇いたくても雇えなくなります。

経営に詳しい方には「悪循環」のひとことで終わらせられるかもしれませんが、それまでプールに入って水泳を教えていた人達の集団ですから、そんなものです。

 

さて、そんな自分は会社をやめ、現在はコーチとして雇われる側の人間になりました。

なので経営のことなんて、なぁーんにも考えなくていいのですが、染み付いた考え方は変わりません。

誰もいないのに電気が点いていたり、シャワーを止めきれずに水がポタポタ流れていたりすると気になりまし、それに気づかないスタッフに「大丈夫か?」とも思います。

 

で、先日プールサイドで見た光景は、そんな自分にとって異様な光景でした。

 

まだレッスンの始まる前の時間、プールにやって来た子どもがプールサイドに並び、レッスン開始まで待機しています。

子どもの人数は50人くらいで、在籍数の多いスイミングスクールなら「少ないほう」ですが、自分が通う現場としては「多いほう」です。

で、自分もレッスンの準備をしつつプールサイドにいたのですが、ふと、コーチの人数が多いことが気になりました。

数えてみると15人いて、確かに研修中のコーチや監視スタッフもいるので、純然たるコーチの数ではないのですが、それでも多いです。

 

これを見た自分は、前述した無駄な水光熱費と同じように「大丈夫か?」と思うと同時に、「オレ切られるかも…」と思わずにいられませんでした。

もし自分が現場責任者のさらに上の人間なら、「これだけコーチが多いということは、人件費はどうなっているんだ!」と憤慨して、収支バランスの見直しをするために、外部契約の自分みたいな人間を減らす方向に向くからです。

 

確かに人手不足で倒産する会社は多いのでしょうが、人を雇い過ぎるのも考えもの、ということなんでしょうね。

 

でわ、股!!