プロレス好きとしては、日々様々な場面で流れてくる、プロレスに関する情報に対してアンテナは張っているつもりですが、最近はネットやSNSの普及により、とにかく流れてくる情報が多いのと、こちらの情報処理能力が追いつかず、知らないことがたくさんあります。
(例えば、アントニオ猪木が腰の手術をして、現在は車椅子状態だとか・・・)
アントニオ猪木議員、訪朝へ 正恩氏との会談は不明
— Fuji News Network (@FNN_News) September 6, 2018
アントニオ猪木参議院議員は、北朝鮮に向けて出発し、6日午後、経由地の中国・北京に到着した。https://t.co/pS6lLtqRVA#FNN pic.twitter.com/W8URaDsNKA
そんな中、一度チラッと見かけたけれどスルーしていた【レスラーめし】というネット記事があります。
画像は https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/kemuta-otsubo/18-00048 より転載
この【レスラーめし】とは、『プロレスラー』と『食事』という二つのキーワードに的を絞ったインタビュー形式の記事で、出てくるレスラーの名前は「最近の・・・」ではなく、「昔の・・・」という感じなので、長くプロレスを観てきた自分などには、どストライクのメンバーです。
で、この【レスラーめし】の記事を、いつもプロレスブログとして読ませてもらっている、ろけねおさんの『すべてはプロレスである!』で「面白い!」と紹介されていたので、「あ、これは読まなければ・・・」となりました。
というわけで読んでみて、やっぱり面白くて、かなりのボリュームがあって、知らないエピソードもあって大満足の内容でした。
そこで、これまでに公開された全9回の記事を、個人的な感想とあわせて紹介してみます。
- 第1回 小橋 建太
- 第2回 中西 学
- 第3回 鈴木 みのる
- 第4回 ブル中野
- 第5回 前田 日明
- 第6回 越中 詩郎
- 第7回 長与 千種
- 第8回 オカダ・カズチカ
- 第9回 藤原 喜明
- 第10回 長州 力
- 最後に
第1回 小橋 建太
馬場さんの付き人になった当初、全然しゃべってくれなかったそうで、その理由が馬場さんが前の付き人を気に入っていたのに、周りが変えたことだったそうです。
もともとぼくが付き人になった理由が、前に馬場さんの付き人になった方がいたんですけど、その人がちゃんと馬場さんの身の回りの世話をしないと。それで周りの人が「小橋、お前やれ!」って言って勝手に決めたんですよ。
でも馬場さんは前の付き人のことをすごいかわいがっていて、それなのにむりやり変えられたから、馬場さんも怒りをぶつけるところがないんで、ぼくにぶつけてくるんです。しばらく口も利いてくれなかったです。
で、気になったので調べてみると、こんな情報がありました。
全日本プロレス時代
1、大仁田厚
2、園田一治(後のハル薗田)
3、越中詩朗
4、マジック・ドラゴン(後のハル薗田)
5、川田利明
6、小橋建太
7、志賀賢太郎
小橋さんの前となると川田さんになのですが、馬場さんが川田さんのことをかわいがっていたかというと・・・。ただ、川田さんが付き人の仕事をちゃんとしていなかったというと、それは納得な気もするので・・・。
ま、あくまでも個人的な感想です。
第2回 中西 学
朝食にガッツリ食べるタイプの中西さん。以前組んでいたストロングマンと朝食に行くのですが、筋肉のために炭水化物を摂取しないストロングマンの前で、炭水化物を食べたいけれど申し訳ない気がする・・・そこでストロングマンにコーヒーを飲ませてトイレに行かせて、その間に炭水化物を食べる。というエピソードが、何とも中西さんらしいというか可愛いですね。
それで「何でお前は俺にコーヒーばかり飲ませるんだ!」って怒るから「もっとお前がカフェイン取って、少しでも脂肪が減って筋骨隆々のすごい体をアピール出来るようにだ」って言ったら、「なんて優しいヤツだ!」って言ってましたね。炭水化物食べたいだけなんだけど(笑)。
第3回 鈴木 みのる
この記事の感想については、ろけねおさんに譲ります。
第4回 ブル中野
アジャ・コングさんとの金網戦での金網最上段からのギロチンドロップは有名ですが、それよりもキツかった試合を問われると・・・
アジャとの試合……金網デスマッチじゃなくって、その後のWWWA戦でアジャと闘って眼窩低(がんかてい)骨折して、頭の中を内出血した時は3日間寝続けてなにも食べられなかったですね。ほんとに水だけ飲んで、水着も脱げずに。髪の毛も試合のときの立ったまんまで(笑)。
第5回 前田 日明
合宿所にいたころ、5~6人しかいないのに食費として1日2万円支給されていて、使い切れないけれど使い切らないと減らされるので、高級肉を買ったりしますが、それでも食べ切れなくて、そこで考え付いた妙案が・・・
他に差し入れなんかもありますしね。とにかくその額を使い切らなきゃいけないっていうんで、毎食毎食肉を3キロとか4キロ買ってきて、食べきれなかったらどうしてたかというと、猪木さんが飼っていたセントバーナードに食べさせたりしてた(笑)。
あと、まだプロテインが高級品だったころ、それを勝手に飲む先輩に腹が立って、小便を混ぜて置いておいて、飲まれたあとに言うと・・・
それで「誰が飲んだかわからないけど、頭にきたから小便入れてやった!」って言ったら、後ろで2人くらいゲホゲホ言ってもどしてて。ひとりが栗栖(正伸)さんで、もうひとりが荒川さんやったっていう(笑)。
第6回 越中 詩郎
これも有名な、新日本とUWF勢が大喧嘩した「熊本旅館崩壊事件」のエピソードですが、その現場にいた越中さん。こんな話も語ってくれました。
あと、宴会場で後藤達俊が凶器を片手に持って「猪木どこいった!」って大声を出してて。その時、猪木さんと坂口さんは端っこでちょびちょび飲んでたんですね。それで猪木さんが「俺はここにいるぞ!」って言ったら、後藤が急に冷静になって「あ、どうも! おつかれさまです!」って返事して、「てめえ酔っ払ってねえじゃねえか!」って怒られたりとか……ひどかったですねえ。
第7回 長与 千種
当時、女子プロレス界では三禁(酒・タバコ・恋愛、禁止)なのですが、やっぱり(?)破っていたそうです。
全女は三禁とかいってましたけど、そんなのみんな破るもんじゃないですか? 破ってる人もいたと思います(笑)。私をはじめ(意味ありげに)。
ただ、この連載の中に恋愛禁止を破った相手がいるはずなのですが・・・(自粛)
第8回 オカダ・カズチカ
特にありません・・・
第9回 藤原 喜明
「奥さん、それはいけません事件」ってナンダ!?
どっか地方に巡業に行った時かな。佐山(佐山聡・新日本時代はタイガーマスク、UWFではスーパータイガーとして活躍)が旅館の俺らの部屋に来て「大変です! マサさんが女性と屋上に!」って言いに来てさ。で、荒川さんと3人で屋上にのぞきに行ったら、屋上の貯水タンクの影に見知らぬ妙齢の女性とマサ斎藤さんがいてさあ……(以下、かなりの下ネタが続くので割愛)。
詳細をご存知の方、ご一報をお待ちしております。
<以下、追記>
第10回 長州 力
最近の若いレスラーが、あまりお酒を飲まない、という話題に触れて・・・
今の若いのと一緒の時に「なに飲む?」って聞いたら、普通に「あ、ワインの白でお願いします」みたいなのもいるからね。そういう時はもう、黙って帰りますよ(笑)。
長州さんらしい!
最後に
個人的には、やっぱり昔の方が豪快でめちゃくちゃで面白いような気がしました。
なので、今後も連載が続くと思うのですが、そんな昔のエピソードを期待して、例えば菊池毅とかを希望します!
あと、記事を書かれている大坪ケムタさんについても調べてみると、このような本を出されているようで、なるほどプロレスに詳しいわけですね。
現代プロレス入門 注目の選手から初めての観戦まで (ele-king books)
- 作者: 大坪ケムタ
- 出版社/メーカー: Pヴァイン
- 発売日: 2018/04/28
- メディア: 単行本
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そして最後に、ネタを提供してくださったろけねおさんに、感謝を!
でわ、股!!
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