(この行を消して、ここに「私の歯みがき」について書いてください)
電動歯ブラシ「ドルツ」特別お題キャンペーン #はてなブログ歯みがき週間 「私の歯みがき」
Sponsored by Panasonic
先日、このようなニュース記事を目にしました。
ユーチューバーのTOMOKIN(トモキン)さん(チャンネル登録者数11万人以上)がテレビ番組の出演を辞退したとツイッター上で明かし、ネット上で大きな話題となっている。
当初の内容から変わっていたという企画テーマに「YouTuber馬鹿にする気満々じゃん」などと問題視。ネット上では賛同の声が相次いだ。
そもそも「新たな働き方」みたいなテーマの企画にYouTuberとして出演を依頼されたのが、いつのまにか「YouTuber=楽して金儲け」という感じになり、そこに不信感を感じ始めて、あとは「アレもコレも気に入らん!」と爆発したようですね。
わかります!!
いや、勘違いしないでくだされ!
何も最近調子の乗りそうで波に乗り切れないYouTuberとしての共感ではなく、過去の経験による心の叫びであり、もちろん世の中のTV関係者がそんな人ばかりだとは言いませんが、こういう人が多いんだろうなぁ~と思うからで出た言葉です。
というわけで、その過去の経験の部分を書いてみます。
スポンサーリンク
深夜番組の企画
20年ほど前、とある美容クリニックの会社がスポンサーとなり、「キレイになって苦手なことをクリアすれば、好きな芸能人とゲートが出来る」という企画の深夜番組がありました。
で、この「苦手なことをクリアする」の部分が「泳げない人がバタフライを泳げるようになる」で、「好きな芸能人」が坂上忍さんでした。(ちなみに番組MCは陣内智則さん)
当時スイミングスクールを運営する会社の中堅社員ながら、会社では宴会部長的な存在だった自分が、その仕事を(無償で)受けることになり、本当にほとんど泳げない20代の女性を教えることになりました。
プロとしてのプライド
もう20年くらい前の話で、まだ若かった自分は、「これはスイミングスクールのコーチとしてのプライドをかけてやらねば!」くらいの熱量を持って(無償で)取り組み、そのほとんど泳げない女性とマンツーマンでレッスンを行い、最終収録日前には、目標である「バタフライ25m完泳」をほぼ完成させていました。
ここで補足説明をさせていただくと、水泳に限らず、コーチというものは目標をクリアするために起こるであろうアクシデントなどを見越して、余裕を持って調整しておこうとします。つまり今回の場合、撮影や本人(坂上さん)の登場による緊張などを見越して、それでもちゃんとバタフライで25m泳ぎきるように、調整していました。
TV関係者の驚愕のひと言
ここまで簡単に書いていますが、この依頼を(無償で)受けてから3ヶ月ほどの期間特訓を繰り返し、とりあえずほとんど泳げなかった女性が、バタフライで25m泳げるようになりました。
自分としては「プロとしてのプライドを守れた!」そして「会社の看板に傷をつけなくてヨカッタ~」と満足していたのですが、その様子を、普段来ないTV関係者の偉い人(ディレクター?)が見に来ていて、驚愕のひと言を放ちます。
「いや~ニシオカさん素晴らしい!さすがですね~」
「で、これだけ余裕だったら大丈夫でしょ~」
「なので、制限タイムを加えましょう」
番組を盛り上げたいTV関係者としては、このまま普通に成功したら面白さに欠けるので、ギリギリのラインを設定したいのはわかります。
しかし、こちらとしてはプロとして与えられた設定をクリアするために(無償で)いろいろ考えて時間をかけてやっとここまで辿り着いたのです。
それを簡単にルール変更されたら、プロとしては黙っていられません。
もちろん抗議をしましたが、TV関係者の偉い人は全く聞く耳を持ちません。
ただ、その制限時間が「1分=60秒」ということで、水泳経験者ならわかると思いますが、逆に、大人がバタフライで泳ぎ続ける方が難しいタイムです。(それほど遅い)
なので、もうこれ以上文句を言っても仕方がないと感じ、女性には最後のアドバイスをして、本番当日を迎えることになりました。
本番当日のTV関係者のひと言
で、いよいよ本番当日です。
これまでの努力の様子や、デートしたい芸能人である坂上さんの登場、そして新たに加わった制限タイムルールの説明などがあり、いよいよ本番となります。
ストップウォッチを持ったMCの陣内さんがスタートの合図を出し、自分はその横で「落ち着いて!」「そのまま!」などと大声を張り上げつつ、プールサイドを共に歩きます。
そして無事25mを泳ぎきり、ここで本来の目標は達成されたのですが、問題はタイムです。
TV関係者の偉い人が(勝手に)設定した制限タイムは60秒ですが、自分はストップウォッチを持たせておらず、緊張と興奮で体内時計は狂いまくりで判断できません。
MCの陣内さんが番組を盛り上げるため、そ~っとストップウォッチの画面をカメラの方に向けると、そこに書いてあったタイムは・・・
58:90!
(たぶんこれくらい・・・)
このギリギリさに歓喜し、まるで自分のことのようにハシャぐ姿が深夜番組で放送されたことに、今となっては反省しきり(もしくは若気の至り)ではありますが、やっぱりプロとして(無償で)請け負った仕事が成功したことに大喜びしました。
しかし、そんなハッピーエンドの最後には、前述したTV関係者の偉い人から、さらなる驚愕のひと言が待っていました。
「いや~ニシオカさん!ありがとうございます!」
「やっぱりプロとして凄いと思いましたよ~」
「ま、ダメだったらもう一回やっていたんですけどね~」
これまで水泳というスポーツの世界で「もう一回はない!」と言われて育ってきた自分ととしては、「は?もう一回?なんなん?」となりました。
もちろん編集でカットして繋ぎ合せればちゃんと観れるモノにはなるでしょうが、間違いなく、まるで自分ことのようにハシャぐ自分に「あの喜びをもう一回」はありません。(というか、そんな演技はできません)
なので、もし再収録となっていたら、いくら成功したとしても「すーん」とした自分が映っていたでしょう。
アレ?何の話だっけ?
というわけで、最初に紹介した「ユーチューバーのTOMOKIN(トモキン)さん(チャンネル登録者数11万人以上)がテレビ番組の出演を辞退した」というニュースから少し離れたような気もしますが、要するに言いたかったのは・・・
TV関係者にはこういう人が多いんですよ!
ということです。
番組が面白くなるなら勝手にルールは変更するし
制限タイムが切れなかったら撮り直しすればいいだけ、と考えるし
他にもTVの取材依頼を受けたけれど、向こうの都合で連絡もなしに、取材自体が無くなったことも経験しています。
もちろん、これを読んだTV関係者の中には「そうじゃないぞ!」とお怒りの方もおられるでしょうが、実際、自分とトモキンさんの2人が経験しているわけですから、このこと自体は嘘ではありません。
ま、チャンネル登録者11万人のトモキンさんと550人くらいの自分を並べること自体大変おこがましいことですし、そんな弱小チャンネルなんかにはTV出演の依頼はないでしょうが、もし来たら、間違いなくお断り・・・
どうしよう?
そんなワタクシの弱小チャンネルがこちらです。
でわ、股!!
クリックしてもらえると助かります。