46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

スポンサーリンク

人間関係は面倒くさい、けど人が亡くなったらやっぱり心は痛む

どうも、マスクド・ニシオカです。

 

人間関係って面倒くさい。

20年一緒に暮らしている嫁さんですら、何を考えているかわかりません。

もっといえば血の繋がった親に対して、まだ理解できないことがあったりします。

そんな一番近い人間関係でも面倒くさいのですから、中途半端に近い職場の人間関係なんて、もっと面倒くさい。

 

2人だけだと意外と簡単で、お互いがどう思っているかを直接ぶつけ合うだけです。

もちろん、組織や年齢などの上下関係があるから全て本音はぶつけません。

本音と建前。

そこに誰かが入って三角関係になると、直接言えないことを漏らす。

しかも、話を盛り上げたいから、盛って漏らす。

普段、AさんはBさんとニコニコ話している。

でも、BさんはCさんにAさんの悪口を盛って漏らす。

それを聞いたCさんは、当然Aさんが悪者だと思う。

単純にAさんとBさんで話し合えばいいのに・・・

でも、それが出来ない理由もあります。

  • Aさん=店長
  • Bさん=部下
  • Cさん=部長

この関係性だけ見れば何の問題もありませんが、ややこしいのはここにひとつの要素がプラスされます。

  • 部下(Bさん)と部長(Cさん)が深い関係

詳しくは書けませんので、ある程度は妄想で補足してください。

会社組織として店長は部長に業務の報告をしますが、当然、都合の良いことから報告します。逆に都合の悪いことは、現場で処理しようとします。

しかし、そのことを部下が見ていて深い関係の部長に報告します。

そうすれば部長が喜ぶことを部下は知っているからです。

で、もっと喜んでもらうために、小さなことも盛って大ごとにして報告します。

 

当然、店長の信用はガタ落ちです。

異動か降格か自主退職のいずれかのコースを進みます。

こうなると部下が悪者になりそうですが、そうはなりません。

部長が部下を全力で守るからです。

深い関係ですから。

 

自分は昔から会社にいるので、部下であるBさんの素性を知っています。

もともとBさんは、部長が通う夜の店で働いていました。

自分も何度か、その店に訪れたことがありますし、話したこともあります。

そのBさんがいつの間にか社員になっていました。

もちろん詳しい説明なんかありません。

ただ、部長が引き込んだことは部長本人の口から聞きました。

 

自分はBさんと一緒の現場で働くことはありませんでした。

正直一緒に働きたくなかった相手です。

会社組織の中でも自分は店長クラスで相手は部下。

なのに、そのバックに部長がついていることを気にしながら仕事をする。

なんて面倒くさいことは嫌ですからね。

 

つい最近、そのBさんが亡くなったと聞きました。

自分が会社にいる頃から体調を崩して入退院を繰り返しているのは知っていました。

ですが、その後どうなっているのか全く知りませんでした。

一緒に仕事をしたこともありません。

研修会で顔を合わせて会釈するくらいです。

それよりもBさんが、まだ夜の店で働いていたときの思い出があります。

自分より年下なのにしっかりしていて、大人の扱いに慣れている。

Bさんにとってはちっぽけな記憶でしょうが、自分にとってはちっぽけだからこそ大事な思い出です。

Bさんが亡くなったと聞いて、そんな思い出が一気に蘇りました。

自分には手を合わせるくらいしかできませんが、思う存分やっておきました。

 

現在47歳。

少しずつ自分と近しい人が亡くなっていくかと思うと気が重いですが、それを受け止める覚悟が必要な年齢になったということなのでしょう。

もちろん自分だっていつお迎えが来るかもしれません。

ただ、それまで後悔しないように生きていくだけなのでしょう。

Bさんが亡くなったことを聞いて、そう思いました。

 

Bさんありがとう。ゆっくり休んでください。

 

でわ、股!!