46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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ネギ嫌いの苦労と世間の目

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ひさびさに昼ごはんを中華料理店で食べる

最近、昼ごはんは節約をしていて自分で乾麺をゆでて食べるかコンビニでおにぎり2個とかそんな感じでした。しかし、最近年金や健康保険や失業保険の手続きをしているのですが、もしかしたら思っていたより払う金額が安くなるかもしれない、サラッと書くと国民年金の免除が通るかもしれない、という新たな情報を教えてもらったので申請を出してきました。その帰り道に昼ごはんをどうしようか思案していると中華屋の前を通ったので、思い切って入ることにしました。

思い切って入る、と書きましたがそんな高級店ではなく、どちらかというと昔ながらのお店でしたのでお値段はリーズナブルで『定食全て500円!』という張り紙が目立っています。しかし、ここは年金の免除の申請が通るかもしれない!という理由だけでそんな500円の定食ではなく、やはり中華といえば『ラーメンと炒飯』というわけのわからない感覚でそちらを選びます。それでもお値段は600円なので文句はありません。

時間は昼を完全に回っていたので客は自分ひとりです。TVが点いていてポケモンGOのことをコメンテーターがあれやこれや話しています。それをボンヤリと観ていたら料理が運ばれてきました。本来ならばここでスマホで撮影してブログのネタにでもすればいいのでしょうが、残念ながら見ただけでブログに載せるほどの味ではないことがわかるビジュアルです。そして、おもむろに食べ始めます。

うむ、予想通りブログで紹介するほどの味ではありませんが、ダメだこりゃ!という意味でブログに載せるほどの悪い味でもありません。ラーメンにはチャーシューが2枚入り炒飯は昔ながらの味がする安定の味でした。そして、この店には特筆すべきことがありました。それは、ネギの切り方がやたらと大きいということです。

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ラーメンと炒飯

本当にどうでも良い話ですが、自分は生まれてこのかた46年ネギ嫌いです。今回の場合、なぜネギが大きく切られていることが特筆されるかというと、大きなネギは避けやすいんです。細かく切られたネギは避けても避けてもスープに隠れています。『じゃあ、最初からネギ抜きで注文しろ!』と思われるかもしれませんが、ちょっとお待ちください。同時にラーメンと同時に注文しているのが炒飯です。もし、今回の場合ラーメンのネギ抜きを頼むとすると店員から『炒飯のネギはどうします?抜きましょか?』と聞かれるんです。でも炒飯のネギは鉄板で炒めるから入っていていいんです。なので、そうなると『ラーメンはネギ抜きで炒飯はそのままで』という説明になります。そうすると今度は店の大将がこう思うはずです。『ん?ラーメンだけネギ抜き?俺の作るラーメンの味を確かめに来たか?はっ!この客はもしかして流行の覆面調査員じゃねぇか?この野郎!俺に勝負を挑もうってぇんだな!よぉーし!やってやろうじゃねぇか!』となるんですよ。たぶん。なので、今回はネギ抜きを申し出なかったのですが、ネギが大きかったので避けることができました。大将ありがとう。

ネギ嫌いの苦労 ラーメン編

そんな理由から、ラーメンと炒飯のセットではネギ抜きを頼みませんがラーメンだけの場合はネギ抜きを頼みます。でも、ネギ抜きを頼んで周りからよろしくない目で見られることもあります。そりゃ、おっさんがネギ食べられへんのかい!となるのは当然なので仕方ないのですが、どうでも良いラーメンは別にネギが入ろうが何しようが構わないんです。しかし、このラーメンは美味しく食べたい!と思っている店では必ずネギ抜きを頼みます。それは、その店を美味しいと認めているからこそなんです。でも、店の人には伝わっていません。それを裏付けるこんなことがありました。

数名で何度か行っている中華料理店に行って2階のテーブルに陣取りました。自分はラーメンと餃子のセットを注文、もちろんラーメンはネギ抜きです。その店のラーメンを認めているということです。注文後、自分はトイレに行きたくなったので階段を下りてトイレに向かいました。そこには先客がいたのでトイレの前で待っていました。その頃、目の前のカウンターの向こうでは、厨房で職人さんたちが腕をふるって自分たちの料理を作ってくれています。料理をしている姿を眺めるのが好きな自分はそれに見入っていました。そして、トイレの先客が出たので入ろうとしたときに厨房の職人さんがこう言い放ちました。

『まったく、ネギくらい食えよなぁ~』

ネギ嫌いの苦労 立ち食いそば編

立ち食いそばが好きです。関西人なのでうどんじゃないの?と思われるかもしれません。うどんも食べますがそばのほうが多いといったところでしょうか。この立ち食いそば屋でもネギ嫌いの苦労があります。立ち食いそば屋の利点はやはり早いことです。そして、作っているのがダイレクトに見えるところです。大阪にある立ち食いそば屋は数秒で提供されるとTVで取り上げられるほどのスピードです。もちろん、それはありがたいことです。朝の通勤ラッシュや電車が来るまでの数分で駅のホームで食べるときなどは早いにこしたことはありません。しかし、その早いのとネギ抜きの注文は果てしなく相性がよくありません。

注文のときにネギ抜きと頼むのですが、そこからそば作りの工程が始まります。自分が頼むことが多いのがスタミナそばです。

  1. そばを湯に入れる
  2. 湯を切ったそばを器に入れる
  3. てんぷらを器に入れる
  4. 生卵を割って器に入れる
  5. 出汁を器に注ぐ
  6. 完成

もし、ここでネギを入れるとしたら4と5の間に入れるでしょう。もしくは5の後です。なので、自分はこの工程の3が終わったくらいから自分の器を担当している人から目が離せません。もうずっと眼力に集中して念を送ります。『ネギ抜きを忘れるなよ!たのむ!忘れるな!』もう、顔に書いてあると言われるくらいの集中力です。そして、これだけやっていてもネギに手が行く店員さんもいます。そのときはすかさず『あーっ!!』と声をあげます。まるで餅をついているときの餅をかえす人の心中です。そうすれば、たいていのおばちゃんが気がついてくれます。なんでここまで?と思われるかもしれませんが、これも全て立ち食いそばを美味しく食べたいからなのです。どうかそれを理解して頂きたいのですが。

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ネギ大盛りの料金

逆に、世の中にはネギが好きな人も多いようです。自分が嫌いなだけであって好きな人を非難する気は全くありません。自分の嫁もネギが好きです。ネギ抜きが言えないような状況の場合、自分の皿にあるネギを根こそぎ持っていきます。

それとは別にこんなこともありました。ある日、数名でラーメン屋に入ってラーメンを注文しました。一人がネギを追加注文しようとすると追加料金が必要になると言われました。それをケチ臭いとは言えません。ネギだってタダではありません。自分はいっそのことネギが1本1万円で取引されるようになれば立ち食いそば屋にもラーメン屋にも現れないのに。と思うことすらあります。話を戻します。ネギの追加注文をしようとする隣の自分はネギ抜きを注文します。しかし、その分値段を下げてもらえることはありません。ちょっとした屈辱です。結局その店では自分のネギを隣のネギ好きのラーメンに入れるということを店の人に丁寧に説明して全員丸く収まったのですが、自分はなんだか損をしているような気が今でもしています。

九条ネギ地獄

京都の名産に九条ネギというものがあります。ネギ好きにはたまらないのでしょうが、自分には全く理解出来ない代物です。あるときこんなことがありました。

ちょうど京都と大阪の間に位置する場所にある現場で仕事をしていたときです。そこのオーナーさんが食事に招待していただけるということで、自分と自分の上司とオーナーさんとその息子さんの4人で食事に行くことになりました。

その店は、その界隈では有名な店で、はも鍋がメインだったと思います。一緒に行ったオーナーはその土地の名士でもあったので、店の料理長自ら鍋を作ってくれています。自分たちは仕事の話で盛り上がり、粛々と料理が進められていきます。そして、料理長の説明が始まります。

『それでは、はもの前に美味しい野菜を食べてもらいます。やっぱり京都が近いので九条ネギを出汁に入れますのでどんどん食べてください』

くぅぅぅぅぅぅぅ。まず、この仕事が取れたばかりであること、今日はオーナーのご馳走であること、そして今後の両者の関係を考えると『ネギがダメなんです』とは言えない状況です。これが鍋の途中であれば何か他のものと一緒にネギを口の中に入れることでごまかすことが出来ます。しかし、鍋には出汁とネギしかありません。逃げ場はもうありません、トイレに行ったとしても帰ってきたら自分の鉢にネギがわんさか入っているだけです。もう覚悟を決めるしかありません。そして、出来るだけ涙を流さないようにネギを食べたのでした。もう、アレは今思い出しても地獄です。

乾燥九条ねぎ 6g×6袋

乾燥九条ねぎ 6g×6袋

 

 

ネギは人類の敵

自分は人から『ニシオカさん、ネギ嫌いなんですか?』と聞かれたら、こう答えます。『ネギは人類の敵だ!』それ以上多くは語りません。

もっと嫌いなものがある

ネギ以上に嫌いなものがあります。それは『ふき』です。まだネギは食べれますが、ふきは食べれません。ただ、ふきを食べないといけない状況はそう簡単には訪れません。しかし、ネギはしょっちゅう食べないといけない状況が生まれます。出会う打率が高すぎるのです。それだけ一般の人からは認められているんだと実感はします。しかし、嫌いなものは嫌いです。

ネギが嫌いな理由は理解してもらえないので書かない

たいてい、こういう話には『いかにネギが嫌いなのか』を書くのが鉄板なんでしょうがあえて書きません。きっと、自分がネギを嫌いな理由はネギが好きな人にとってはたまらない部分です、そんな二人が理解しあえるとは思いません。ので書きません。やっぱりネギは人類の敵であり、一本1万円で取引されるべきです。

なんとなく勢いだけで書いてしまいました

最近、比較的真面目な記事が多かったので、嫌いなことを好きに書いたということです。まさかここまでかけるとは自分でも思ってもみませんでしたが、これにて終わりにしておきます。ここまでのご精読ありがとうございます。

 

でわ、股!!

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