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行くぜ徳島(渦潮)ふたり旅 2日目(前編)

熱狂的なファン(?)の方から、旅のレポートUPの要請がありました。

行くぜ徳島(渦潮)ふたり旅 - 働けおっさんブロガー

旅レポ、まだぁ?(ノシ 'ω')ノシ バンバン お待ちしておりまーす^^

2018/10/15 20:44

b.hatena.ne.jp

ちなみに、タイトルには『2日目』とありますが、実際には旅のスタート以降の模様です。

(ナンノコッチャ?な方は、下記の記事をお読みください)

www.maskednishioka.com

 

あっという間に徳島県

大阪梅田から高速バスに乗り、2時間ちょっとで徳島県に着きました。前回の旅の目的地が黒部ダムで、そのときは6時間くらいかかりましたから、それと比べると「あっという間」です。

ただ、前回は『遠い』+『交通網が複雑』ということもあり、嫁さんが電車やバスの時間をキッチリ調べて万全の体制で挑みましたが、今回は『近いから何とかなるでしょ』といういい加減さ(もしくは嫁さんの怠慢・・・)で、ほとんど調べずにやってきました。

なので、高速バスを降りた瞬間から『右も左もワカラナイ・・・』ような状態に陥り、ここに今回の旅のテーマが『行き当たりばったり』に決定しました。しかし、自分も、太川&蛭子コンビでやっていた『ローカル路線バス旅』みたいなのが嫌いじゃないので、適当に人に聞きながら目的地に向ったり、寄り道したりするのも悪くないという考え方なので、それなりに楽しみます。

で、早速目的地である渦潮の観光船の乗り場がワカラナイ・・・から聞く!

高速バスを降りてすぐに現れた建物『徳島県立大鳴門橋架橋記念館』の表玄関はスルーして、出口付近で案内をするおじさんを捕まえて聞くと、「待ってました!」といわんばかりにしゃべりまくるので、心の中で「要点だけで・・・」とか思いつつも道案内までしてもらって、無事に観光船の乗り場に到着です。

 

渦潮にはピークがあります

おじさんから聞いた道を5分ほど歩くと、港と船が見えてきました。

渦潮を船に乗って観るにはいくつか方法があって、この『うずしお汽船』以外にも観光船があるようですが、コッチは予約が不要なので、今回はこちらを選びました。(嫁さんの選択)

上記画像の、白くて大きな柱の右に映る船が今回乗った船で、デッキでダイレクトに渦潮を見ることができます。(運賃は、大人1,550円 子ども780円)

ただ、渦潮についてはピークがありまして、時間帯によっては渦が現れないようです。自分たちが訪れた日は9:20頃と15:30頃がピークとなっていて、船に乗ったのが10:30の便でしたから、すでにピークは過ぎていました。

それでも激しい海流の様子や、小さいながらも綺麗な渦をダイレクトに見ることができるので、長年の夢が叶いました。

ちなみに、今回利用した『うずしお汽船』の情報はこちらからどうそ。

www.uzushio-kisen.com

 

「美術館より徳島ラーメン」

さて、ここで時間を確認すると11:00頃です。

大阪梅田を出発して3時間足らずで目的を果たしてしまいました。

ここからどうするか?一応選択肢はいくつかあって、こんな感じです。

  • この辺をブラブラする
  • 近くにある美術館に行く
  • 道案内してくれたおじさんのいる記念館に行く

そんなことを声に出して嫁さんと話していると、今度は交通整理をするおじさんが「食事なら市内に行った方がいいよ~」と教えてくれました。で、徳島といえば?と聞くと「徳島ラーメン」と即答されたのですが、実は嫁さんは麺類が苦手なので、これは無理か・・・と思ったら、なんと嫁さんがノリノリではありませんか。

嫁さんの麺類苦手に反して「人類は麺類」と思っている自分はこのチャンスを逃すまい!とおじさんに詳しく聞き、さらに観光船の案内のおばさんも巻き込んで路線バスの時間とオススメのラーメン店まで聞き出し、さっそく路線バスに乗り込みますが、その前に触れておきたいのが、選択肢の一つだった『近くにある美術館』。

なんとなく「田舎にある、くたびれた美術館」と勝手に決め付けていましたが、実は結構すごい美術館だそうで、嫁さんからは「日本一入館料の高い美術館やねんで!」と怒られたり、交通整理のおじさんからも「ちゃんと観るのに10時間はかかるよ~」と脅されたり、完全にナメている自分がそこにいました。

o-museum.or.jp

もちろん「花より団子」ならぬ「美術館より徳島ラーメン」ということで、路線バスに乗って鳴門市内に向います。

 

『いのたに』より『ふく利』

当たり前ですが、徳島の地理が全くわかりません。

観光船のおばさんからオススメのラーメン店の名『いのたに』を聞き出したものの、その場所については「路線バスの運転手さんに聞いて!」としか教えてもらえませんでした。

とりあえず『鳴門駅前』で降りたものの、スマホで調べると結構歩くことになるので、ここに来るまでに見かけた『徳島ラーメン』の看板に向って歩き、『いのたに』は無かったことにします。おばさん、ゴメンネ。

結局、近さを優先して選んだ店は『ふく利』というお店で、炒飯とラーメンのセットにしました。(もちろんネギ抜き!)

注文のときにバラ肉とチャシューを選べるシステムで、普段食べられない方を!ということでバラ肉を選んでみました。

ここ以外に徳島ラーメンを食べたことがないので比べようがありませんが、しょう油豚骨あと魚介系みたいな感じですかね?スープの見た目がギトギトしていますが、意外とあっさりしていて、麺はストレートで、普通に美味しく頂きました。

ふく利 鳴門店 食べログ

 

我らの旅にはよくあること

普通なら「せっかく旅に来たのだから・・・」ということで、地元の料理を楽しんだり、そこでしか体験できないことをするべきなのかもしれません。渦潮にしても徳島ラーメンににしても、徳島県に来たからこそできることなのですが、自分にとっての旅は、「家の外に出たのだから・・・」となりますので、別に大阪でできることであっても『やりたいこと』になります。

そんな我らが徳島ラーメンを食べた後にやったことは、これまたバスから見えた『マルナカ』の文字に魅せられ、ゾンビがショッピングセンターに集まるかのごとく、吸い寄せられるように入って行きました。

 『マルナカ』。大阪に住む自分には聞きなれない店の名前ですが、嫁さんが仕事上で知っていて、かなり大きなショッピングセンターでした。

まずは2階の本屋に行き、じっくりと『時間を潰せそうな本』を選び、嫁さんは買物できる1階をブラブラして時間が過ぎていきます。

で、選んだ本がコレ。

出版禁止 (新潮文庫)

出版禁止 (新潮文庫)

 

徳島にも旅にも全く関係のない1冊ですが、コレでいいのです。

次は疲れた足を休ませるために、ショッピングモールに併設するフードコートでソフトクリームを食べながら、今後の作戦会議です。

というのは、今夜の宿は決まっているのですが、晩ゴハンを「何とかなるだろう」の精神で注文しておらず、何をどこで食べるかを決めないといけません。ホテル自体は渦潮がダイレクトに観れる場所にある素晴らしいポジショニングなのですが、 とにかくまわりに飲食店がなく、数軒ある土産物屋さんは夕方前には閉まってしまうことが判明しています。

そこで念のためにホテルに電話して、今から夕食を頼めるか聞いてみましたが、完全にアウト。残るはこの辺で時間を潰して晩ゴハンを食べて、それからホテルにチェックインしようか?ともなりましたが、それにしてもそのとき午後2時前であり、徳島ラーメンとソフトクリームでお腹が空きそうにはありません。

こうなれば、時間潰しの王道の映画を!とも思ったのですが、そこから路線バスと歩きで1時間以上かかる場所にしか映画館がなくて、これも却下。

それならホテルにチェックインして、周りの土産物屋さんで食料とお酒を買い込み、それで部屋でノンビリ過ごそうではないか!ということで意見がまとまりました。

 

ホテルで徳島を満喫

ホテル付近まで路線バスで戻りましたが、今度はホテルへの道がわかりません。

そこで最初に道案内をしてくれたおじさんに、お礼を兼ねて記念館を訪れてみると、いない・・・。なので『出口』と書いてあるところからズカズカ入ろうとすると、別の係りのお姉さんに「ちょっとちょっと!」と止められてしまいます。(当たり前・・・)

事情を説明すると、おじさんはもう帰ったとのことで、代わりにホテルへの道を教えてもらい、無事ホテルに到着して、早速ロビーから渦潮が見れるのか?確認すると、こんな感じです。

渦潮は確認できませんが、海流がうねっているのが何となくわかりますかね。

で、土産物屋さんで、すだちワインやらビールなどのお酒類に、ご当地ポテトチップスに魚の干物っぽいやつとかタコの圧縮したものなどのおつまみ、お腹が空いたとき用にご当地カップ麺も買い込んでホテルに戻り、大浴場にゆっくり浸かってから宴会の開始です。

徳島製粉 金ちゃん 徳島ラーメンカップ 102g×12個
 

部屋ではTVを観ながら飲んでいたのですが、TVの番組表を確認するまでもなく普段観られる番組が多く、これまた旅の醍醐味はありません。

ま、それはそれで普段PCの前に座っている自分には新鮮で、じっくりTVとお酒を楽しんでいたのですが、あるゾーンで普段観られる番組がどれも面白くなく、チャンネルをカチャカチャ変えていると、ひとつの番組に目が止まります。

鳴門高校 体育祭

とにかく普通の高校生の、普通の体育祭なのです。

特別な種目があるわけでもなく、何か伝統行事があるわけでもなく、今年で廃校となるわけでもありません。

なので特別な演出もなく、しっかりした編集もなく、ナレーションがあるわけでもなく、学校が業者に頼んで撮影して作ったDVDになっているヤツっぽいのです。

100m走があってリレーがあって綱引きがあって、放送部による抑揚の少ない実況に、クラスごとのダンスの発表や、男女による手繋ぎありのフォークダンスありの、普通の、昔ながらの体育祭なのです。

しかし、これがめちゃくちゃ新鮮で、面白くて、3時間番組なのですがほとんど観てしまいました。

「コイツは目立ちたがり屋だな~」

「この子は真面目に取り組んでいるな!」

「おや?この男女は付き合っている?」

別に芸達者な高校生がいるわけでなく、ほとんどが真面目に取り組んでいる高校生なのですが、その演技ではない素の表情や、やる気のない高校生の気だるさ、そしてやっているうちに熱が上がって真剣になっていく感じなどが、変な演出なしの方が感じられてめちゃくちゃ面白いのです。

もちろん飲酒の効果もあると思うのですが、試しに他のチャンネルに変えてみると、どうにもヤラセ感というか作られた感じがして、こっちに戻ってきてしまいます。

その証拠というわけではありませんが、気がつけば買い込んだお酒を全部飲み干していて、ホテルの自動販売機までビール(500ml×2本)を買い足しに行くくらい、楽しみました。

というわけで、徳島ラーメン(カップ麺)を食べながら、鳴門高校の体育祭を見て、夜は徳島を満喫しました。

 

=次回予告=

このあと眠りについたのですが、先にベッドで寝る嫁さんとひと悶着!

さらに翌朝高速バスを待っていると、現れたのは別の目的地行きのバス!

果たして我々は、無事大阪に帰れるのか!?

次回後編を、お楽しみに~!

 

でわ、股!!

 

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