46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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プールで溺れないためにすることのハナシ〈mata.〉

長年スイミングスクールでコーチの仕事をしてきました。

現在は引退して部外者なので、あまりゴチャゴチャ言うのはやめておくべきか?と思うこともありますが、たまに言わずにいられないときがあります。

news.yahoo.co.jp

夏になると必ず見かける、溺水事故のニュース。

しかも今回は川や海などの自然の中ではなく、ホテルのプール。

こういうのを目にすると、言わずにいられれません。

とにかく過信厳禁!

怖いと思ってちょうどくらいですよ!

と。

 

例えば、何も考えずに、この画像をご覧ください。

画像は https://www.ibusuki-seaside.co.jp/facilities/ より引用

これは今回の事故が起きたホテルのプールですが、この画像を見て「怖い」と思う方は、ほとんどいないでしょう。

しかし、実はこのプールの最も深い場所は水深2mで、当たり前ですが大人でも足は届きません。(浅いところは1m)

専門的なことはわかりませんが、光の屈折のせいで水の底は浅く見えるらしいので、見た目だけで、このプールが実は危険な(足の届かない)プールと判断するのは難しいでしょう。

 

でも、これを「怖い」と思わないと、こういう事故が起きるのです。

「怖い」と思ってちょうどくらいなのです。

「大丈夫!大丈夫!」と過信するのが、一番危険なのです。

もちろん、楽しい旅行の気分を害するようで、余計なお世話かもしれませんが、実際にこのような事故が起きている以上、そう言うしかありません。

さらに言えば、別のニュースによると、最初に溺れた妹さんは自力でプールサイドにたどり着き、助けようとした方が溺れてなくなりました。

となると、この妹さんは一生背負うことになるでしょう。

そして、その家族も、深い悲しみが癒えるまで、相当の時間がかかるでしょう。

そうならないために、「怖い」と思うことです。

 

なんだかめちゃくちゃ意地悪な感じになったかもしれませんが、かつてスイミングスクールで働いていた頃、若いスタッフの前に立って過去に起きた溺水事故の実例を話して怖がらせてきましたので、これでもまだ優しい方です。

そして、それはスタッフだけでなく、スイミングスクールに通う子どもが泳げるようになったとき、その保護者にも「あくまでもこのプールだけですからね」と伝え、決して子どもの「オレ(ワタシ)!泳げるもん!」を信じてはいけないようにしてきました。

それでもこうやって溺水事故が起きているのが本当にもどかしいですが、だからといって手をこまねいていても仕方がないので、こうやってブログで発信しておきます。

 

あと、今回の件で、監視員がいなかったことが今後問題になるかもしれませんが・・・

監視員がいれば大丈夫って、思ってません?

監視員がいても、「怖い」と思ってちょうどくらい、なのです。

 

というわけで、やっぱり安全安心なのは、ライフジャケット。

しかし、スイミングスクールのコーチの観点でいうと「潜れないからダメ」なのですけどね。

 

でわ、股!!