『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』というTV番組をご存じでしょうか?
物凄く簡単に言うと「日本全国に実在する安くて美味くて面白い店を紹介する番組」なのですが、先日放送の回で感動でちょっと泣いてしまいました。
いや、おっさんの涙腺はどこか壊れていて、安っぽいドラマチックな話の方が崩壊しやすくなっているのですが、それでも「思ってたのとチガウー」という意味もあって、ポロリとしてしまいました。
そもそもこの番組を観るようになったのは、単に自分が大食いが好きなだけで、特にそれ以上の何かは全く期待していなかったのですが、「お?」と思うようになったのは、他の大食い系コンテンツにはないシーンがあったからです。
というのは、この番組に出てくるお店のほとんどの料理は大盛りであり、それを知らずに注文する一般のお客さんがいて、最初は「スゲー!」とか喜んでいるのに、そのうち食べるのが苦しくなって苦悶の表情をするのです。
とにかくこれがめちゃくちゃ面白くて、他の大食い系番組では、まずありえません。
そして気が付いたのは、そうやって腹いっぱいで苦しむお客さんを見る視点は、その大盛り料理を出すお店のご主人と同じであり、「ほら食えよ!もっと食えよ!」みたいな心境になっているんでしょうね。
で、その「ほら食えよ!もっと食えよ!」というのを、自分の中では「食らわせてやる!」と表現しており、それぞれのお店のご主人がやってくるお客さんに食らわせてやるのは当然なのですが、とあるお店の女主人が、その予想を超えて、喰らわせます。
というのは、お店の側で家庭農園的なことをしていて、普段から普通にくるお客さんにナスやらキュウリといった野菜をそのまま持って帰らせるという『食らわせ』をするのですが、番組スタッフに「次はどんな店の取材をするんだ?」と聞き、スタッフが「中華料理の店です」と答えたら、「じゃあ、これ持ってけ」と言って、箱いっぱいに詰まった野菜を手渡すのです。
飲食店があって
そこにお客さんが来て
お客さんに『食らわせる』
話題の飲食店があって
そこに取材がやってきて
番組スタッフに『食らわせる』
正直、自分の頭で想像できる『食らわせる』って、この2パターンくらいしか思いつかなかったのが、それをいとも簡単に乗り越えたことのと、それと同時に「これは自分には出来ない芸当だ・・・」と痛感したことも、涙腺崩壊の原因となったのでしょうね。
というわけで、今後も見逃せない『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』ですが、見逃し配信(Locipo 又は TVer 又は hulu)で見ることも出来るようなので、お暇な方は以下の公式サイトからどうぞ。
でわ、股!!