46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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スイミングスクールのチビっ子クラスをおっさんコーチが担当するけれど・・・のハナシ

先日、このようなニュースを見ました。

ミュージシャン・漫画家の劔樹人(つるぎ・みきと)さんが2019年8月18日、娘を連れて新幹線に乗っていたら、誘拐犯と思われて警察に通報されたという体験談をツイッター・noteに投稿した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190820-00000004-jct-soci

以下が、このニュースの主人公である劔樹人さんのツイートとなります。

こういうのを「正義感の押し付け」と言うか何と言うかは知りませんが、隣の家から子どもの泣き声が聞こえてきて、それを警察に通報するかどうしようか迷った挙句やっぱり通報しなくて、数日後、その隣の家がTVに「子ども虐待の事件発生!」というテロップと共に出る例もあるそうですから、通報したことを責めるわけにもいきません。

ただ、世の中にはこういう、通報したことで起きるトラブルを事前に気にして、夜中にひとりで歩く女児を発見したとしても簡単に声をかけたりせず、適度な距離を保ちながら警察に連絡して、決して自分が怪しまれないように問題の解決を図る方もおられます。(とうのを、どこかで見ました)

どちらが正しいかは決められませんが、難しいことは間違いありません。

 

さて、自分には子どもがいませんので、これと同じ経験をすることはありません。

しかし、長年スイミングスクールのコーチをしてきて、その対象には3歳の女児もいて、そのチビっ子たちが「イヤだー!」と泣き喚くのをあやす仕事をしています。

確かに仕事でやっていることですから、今回のケースとはまるで話が違うのですが、紹介させていただいた劔樹人のツイートの最後にある、「男性の育児に対する偏見」というひと言には、いろんな意味で引っ掛かるところがあります。

というわけで、おっさんコーチがチビッ子クラスを担当することに対する世間の目、みたいなことを書いてみます。

 

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教えられた考え方

まず、自分が長年いた会社では、こんな考え方で社員に教育をしていました。

  • チビッ子クラスは、そのスイミングスクールに来た子どもが最初に入るクラスだから、とても重要なクラスと考える
  • 重要なクラスであるからこそ、そのクラスにはスクールで一番指導の上手いコーチが担当するべき
  • 現場の責任者とは、その現場で一番指導が上手くないといけない(じゃないと部下がついて来ないから)
  • つまり、その現場で一番指導の上手い責任者が、チビッ子クラスを担当するべき

この考え方に対しては批判があるかもしれませんが、それはちょっと置いておいて、この考え方が自分にはしっくり来たので、それを実践するために日々努力をしました。

もちろん最初から責任者であるはずもなく、かなり長い時間をぺーぺーで過ごし、その間にいろんなクラスを担当しながら少しずつ成長し、なんとかチビッ子クラスも任せてもらえるようになりました。

そこで感じたのは、確かに選手クラスには「速く泳げるようになる」達成感がありますが、「泣いていた子どもが泣かなくなる」とか「泳げるようになる瞬間に立ち会える」というような達成勘がたまらなくて、自分は選手クラスよりチビッ子クラスの方が面白い!と感じるようになりました。

しかし・・・

 

世間のお母さんの考え方

最初に紹介したニュースのように、子どもと一緒にいるのは母親であることが世間一般なイメージであり、それがあるからこそ劔樹人さんは通報されて、その結果「男性の育児に対する偏見」というひと言が漏れたのでしょう。

で、それはスイミングスクールのコーチという、れっきとした仕事でも感じるわけで、たまに保護者から、それもストレートに、「女性コーチじゃないんですか?」と言われ、「うちの子、男性が苦手なので・・・」と去っていくお客さんもいます。

自分としては、「一度見てもらえればわかって頂けるはずなんだけどなぁ」という自信を持ってやっていますが、それを無理やりどうこうするわけにも行かず・・・

やっぱりしょうがないんですかね?

 

ひっくり返す努力を続けるのみ

そういう世間の風に吹かれ続け、出した答えは「それをひっくり返す努力をするのみ!」と思っております。

確かに女性には「母性」というものがあり、いくらおっさんコーチが経験を積んで勉強しても、勝てない部分があります。

しかし、泣き喚く子どもを短時間であやすことや、借りてきたネコ状態のチビッ子からニコニコ笑顔を引き出すことは、「母性」のないおっさんコーチでも出来ます。

残念ながら、保護者であるお母さんから見れば、イケメン顔でもムキムキ体型でもない、本当にただのおっさんですが、そういうことを考えて頑張っている人間がいることを、ここに示しておきます。

 

というわけで、自分みたいなおっさんコーチがチビっ子クラスを担当し、泣いている低年齢のお子さんを抱っこしたりあやすことがあったとしても

お願いですから通報だけはしないでくださいね。

 

でわ、股!!

(この「股」は、「またね!」にかけたわけで、決してそういう意味では・・・)

 

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