長年スイミングスクールでコーチの仕事をしています。
といっても選手クラスを担当してオリンピックを目指しているわけではなく、普通の子どもに、普通に水泳を教える、普通のコーチです。
で、たまになぞなぞを出題することがあります。
というのは、コーチというのは1人で複数人の子どもを相手にする仕事ですので、何らかの方法で子どもの注目を集めて集中させて、そこで大事なことを伝えたりする技術(掌握)が必要となります。
そこでなぞなぞで子どもの興味を引くわけですが、そういう理由から、答えを聞いた子どもが納得できなければ、やっている意味がありません。
例えば。
食パンとアンパンとクリームパンが歩いていたので、後から「オーイ!」と呼で振り返ったのは、どのパンでしょ~か?
答えは食パンで、理由は「耳があるから」です。
次に。
パンはパンでも、ぺちゃんこになったパンはなぁ~んだ?
答えはパンクで、理由は・・・説明不要ですよね。
もういっちょ。
1+1=2、2+2+4、では、ワニ+ワニはなぁ~んだ?
答えはワシで、理由は「輪2+輪2=輪4(ワシ)」です。
このように、子ども相手のなぞなぞですから、問題や答えに知らない言葉があると納得してもらえず、かといってあまりにも簡単すぎると興味を引くことが出来ません。
例えばこんな問題があるのですが・・・
ハクサイとニンジンと玉ネギを、ミキサーでダァー!っと混て出てきた飲み物はなぁ~んだ?
答えは三ツ矢サイダーで、理由は「3つの野菜をダァー!⇒みっつやさいだー」だからで、三ツ矢サイダーを知っている子どもなら「あ~」となるのですが、それを見たことも飲んだこともない子どもの顔には、もれなく「?」が書いてあります。
そして何より問題なのは、当たり前ですが同じなぞなぞは通用しない!
つまり、たくさんのなぞなぞを仕入れておく必要があるわけで、そのためになぞなぞの本を読んだりするのですが、ここに変なこだわりを持つ自分としては、どうせなら自分が「これは面白い!」と思うなぞなぞじゃないといけない気がするので、ただ単になぞなぞの数を増やすだけでなく、面白い判定をしたなぞなぞだけが生き残ります。
しかし、せっかく「面白い!」と思ったものの、全部が全部子どもに出題できないのは、前述したように問題や答えに知らない言葉があるからなのですが、それと同じように、「意味が伝わりにくい」場合もあります。
それがこちら。
お尻でゴハンを食べている人って、誰でしょ~か?
答えは下の方に書きますので、じっくりお考えください。
まだ下です。
もうちょっと下です。
もういいですかね?
答えは肛門科のお医者さん。
これ、大人であれば答えを聞いただけで「あ~」となるかもしれませんが、子どもにとっては「?」なわけで、その説明をどうしたものか、説明して伝わったところで反応が悪そうで、問題自体は嫌いじゃないのですが、いまだに子どもには出せていません。
ただ、どうにか・・・って、諦めたほうがいいですかね?
でわ、股!!