46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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「世の中は便利になったけれど、なんだかなぁ~」のハナシ

子どもの頃、正月になると親戚一同が大叔父の家に集まる習慣がありました。

大叔父は一代で財を成したお金持ちで、うちの両親が若い頃、お金が無くて住む場所にも困っていたのを助けてくれた方です。

で、その大叔父の家は関西の中では「お金持ちイメージ」のある地域にあって、そこそこ大きな邸宅で、大人たちは豪勢なおせち料理を肴に酒を酌み交わし、子どもたちは長い廊下でスライディングするのが楽しみで、そのためだけに滑りやすそうな素材のズボンを選んだものでした。

残念ながら大叔父はかなり前に亡くなってしまい、親戚一同が集まる習慣はなくなってしまいましたが、自分にとっては良い思い出です。

そこでふと、その大叔父の家がどうなっているか見に行ってみようかな?となりました。

確か大叔父には子どもがいたけれど、それが前の奥さんとの子どもだからなんじゃかんじゃとややこしくて、自分はよく知らないけれど、大叔父の子ども(自分からすると従伯叔父母というらしい)が住んでいるはずです。

なので家の前まで行って、「わぁ~なつかしいなぁ~」と言うだけで満足で、あとはスマホで(こっそり)撮影して妹や両親に見せてあげれば喜ぶかな?、みたいなことを思っていました。

 

昨日まで。

 

今朝、なぜか早朝(4時頃)目が覚めて、「グーグルマップのストリートビューで見れるのでは?」と気が付いて、すぐさまPCを立ち上げて「最寄り駅から踏み切りを渡って、そこから左に曲がって・・・」くらいの情報だけで探してみたら・・・あっさり大叔父の家が見つかりました。

さすがにあれから20年間以上経っているのでリフォームされていましたが、見覚えのある壁が残っているのと、表札に「ニシオカ」の文字があることを確認し、「ここだ!ここだよ!」としばらく感傷に浸っていました。

で、これでなんだか満足してしまい、いくつかの電車を乗り継いで大叔父の家への小旅行への興味はなくなり、あとは「世の中便利になったけれど、なんだかなぁ~」みたいなことを思いながら、再び布団に潜りこむのでした。

 

でわ、股!!