長年スイミングスクールでコーチの仕事をしています。
以前は会社勤めでしたが、今は雇われの身として週に2回だけ働いています。
会社勤めのときは現場責任者でしたので『スタッフの教育』も仕事のひとつでしたが、今は雇われの身ですのでやる必要はありません。
ただ、ひとつの現場にずっといて、若手コーチの仕事ぶりを横目で見ているとウズウズ、いや、イライラしてきます。
もちろん若手コーチには罪は無くて、若手コーチを指導する偉い人たちに対して「教えたれよ!」と思ってのイライラです。
そこで、勝手に『もし講義(研修)を依頼されたら…』と妄想して、どんな内容にするか?を妄想して遊んでいます。
カリキュラムを書けるようにする
たまに若手コーチから「自身が行なっているレッスンが正しいのかどうかわからない」という感じの話を聞きます。
確かに答えの無い仕事ですから、誰もハッキリとした判断を下せないのですが、それ以前に、レッスン前に「これがベストだ!」と思える内容があって、それを基準に点数を付けることは可能だと思います。
カリキュラムに必要な情報は、まずは以下の3つだけにして、それに慣れたら増やせばいいでしょう。
- セッティング
- 練習内容
- 時間
で、もしわからなければ、それを書いた紙を先輩コーチに見せて、どこがダメかを教えてもらえば精度が上がっていき、あとはその通りに出来たかどうか?の話になりますからね。
とにかく見る
『安全第一』とは工事現場で見かける言葉ですが、スイミングスクールでも、よく使われる言葉です。
プールに入れば誰もが溺れる可能性があり、絶対の安全が保証されない状況で、レッスンを行う必要があるのです。
もちろんこの仕事を選んだくらいですから、溺れる子どもを見たら助けるでしょうが、それは見えているからであって、見えていなければ助けることは出来ません。
そしてこれは安全面だけでなく、見えていなければ間違っている泳ぎ方を修正できませんし、見えていなければ頑張っている子どもを褒めることもできません。
この話を若者コーチにすると、「じゃあ、どうやって教えるのか?」と返されるのですが、例えば部活動レベルのバスケットボールの選手はボールを見ずにドリブルをしますし、一般家庭の普通の主婦は焼き物しながら煮物を作ります。
つまり、子どもに教えながら全体を見ることは、簡単にはできないけれど、不可能ではありません。
最後に
これを読んだアナタがベテランコーチであれば、「こんなこと?」と思われるかもしれませんが。だ・か・ら、イライラもウズウズもするということです。
でわ、股!!