長年、スイミングスクールで子どもに水泳を教える、コーチの仕事をしています。
でも、あまりこの仕事を人(特に若い人)にオススメしていません。
基本的に肉体労働ですし、その割に頭を使わないといけないですし、何よりも子どもが溺れるかも?というリスクが大き過ぎます。
ただ、「じゃあ、なんで続けているの?」と聞かれると、こんなこと(以下)があるからです。
ある日、ある程度泳げる小学低学年のクラスを担当していました。
そのレッスン途中のトイレ休憩のときに、トイレに行かない子どもと学校の話になりました。
勉強が大変だとか先生が怖いとか宿題が多いなど、子どもなりの愚痴を聞いていたのですが、その週には祝日があることを思い出し、「でも祝日は学校休みだから…」という意味でこう言ったのですが、思いもよらない返事が返ってきました。
自分「でも、◯曜日は学校休みやろ?」
子ども「なんで知ってんの⁈」
そのとき子どもが目を丸くして驚いているのが可笑しくて、思わず吹き出しそうになりましたが、それをグッと堪えて「コーチは何でも知ってるねん」と答えて、レッスンを再開しました。
たぶん、お子さんがいる家庭であれば、こういう何気ない会話は珍しいものではなく、当たり前と思われるかもしれません。
しかし、うちには子どもがいないので、家の中でこういうシーンが生まれることはありません。
だから余計にだと思うのですが、このやりとりが面白くて、大袈裟かもしれませんが、「この仕事やっててよかったなー」と感じます。
というわけで、今日もそんな楽しいことが起きるかどうかはわかりませんが、とりあえず行かないと何も起きないので、行ってきます。
でわ、股!!