毎年、M-1グランプリ(以下、M-1)を楽しみに生きてきました。
大阪で生まれて大阪(の隣の尼崎)で育ったおっさんとしては、やはり、お笑いに対するリスペクトというか、それ以上に、お笑いスキルが高い人がモテる環境で生きてきたので、当然といえば当然です。
しかし、今年はイマイチ乗り気になれませんでした。
その理由はいくつかあるのですが、その理由のひとつに、優勝した『ミルクボーイ』が絡んでいます。
今回のM-1は決勝に残った9組中の7組が初の決勝進出ということで、かなりフレッシュな顔ぶれとなりました。
その中で、コンビ名を聞いただけでどんなネタをしているかを知っているコンビと、コンビすら知らないコンビと、コンビ名は知っているけれど、どんなネタをしているか知らないコンビの3つに分けられました。(もちろん個人的に)
で、今回優勝したミルクボーイについては「コンビ名は知っているけれど、どんなネタをしているか知らないコンビ」であり、漫才が面白いかどうかも知りません。
そこにたまたま「ミルクボーイが面白いらしい」とか「劇場で爆笑をかっさらっている」というのが耳に入ってきて、「これは観てみよう!」となり、YouTubeで漫才の動画を観たのですが・・・正直、そんなに面白くありませんでした。
観たのは今回のM-1で披露した、審査員の松本人志が「これぞ漫才!」と評した通称リターン漫才で、そのときもお母さんが思い出せない食べ物(飲み物だったか?)を探り出していましたが、う~~ん、それほど笑えませんでした。
で、そんな、自分が面白いと思えなかったミルクボーイが世間では面白いと評価されているということに、「今年のM-1はちょっと期待薄・・・」という感情が生まれ、それがイマイチ乗り気になれなかった理由のひとつです。
しかし、みなさんご存知のように、1stステージの「コーンフレーク」で見事M-1史上最高得点を叩き出し、決勝ステージでは「モナカ」で審査員7人中6人が票を入れて、自分が面白くないと思っていたミルクボーイが優勝しました。
あのとき観た動画に比べると、確実に腕が上がっており、特にツッコミの言葉のセンスが素晴らしくて、もちろん自分も笑いました。
いや、笑わせて頂きました。
ミルクボーイさん、ごめんなさい。
そして、優勝おめでとうございます。
というわけで、来年のM-1に期待して1年がんばっていきます。
でわ、股!!