よくある話、例えばコップに半分入ったジュースを見て、「まだ半分も残っている」と思う人と、「もう半分しか残っていない」と思う人がいます。
どちらも「半分」には間違いないのですが、その考え方というか物事の捉え方で、前者はポジティブ、後者はネガティヴとされます。
この前者と後者、これをお読みのアナタがどちらかはわかりませんが、自分は後者です。
最近、働かせてもらっている職場で、親子ほど歳の離れた若者から、仕事の内容について質問を受けることが増えました。
こちとら30年のベテランで、相手は1年未満ののヒヨッコですから、聞かれたことには淀みなくスラスラと答えることが出来るのですが、後者であるがために、素直に喜べません。
そりゃあ頼りにされることは嬉しいですし、これまで業界に世話になった身として、せめてもの恩返しのつもりで無償でアドバイスしています。
しかし、このままアドバイスを続けて、若手の腕が上がってしまったら、自分は用無しになってしまうのでは?と考えるのが、後者の考え方なのです。
かといって、保身のためにアドバイスしない、と考えたり、それならちゃんとビジネスとして技術提供の代わりにお金をもらったり、とならないのは、前者と後者には関係なく、ただメンドクサイからでしょうかね。
あと、どーでもいいことですが、スチャダラパー の『後者』という曲は最高傑作です。
でわ、股!!