たぶん、この話は以前にも書いていますが…
たぶん、この話を覚えている人もいないでしょうから、また書きます。
スイミングスクールでコーチの仕事をしていて、まだヒヨッコだった頃ですから、もう30年程前の話になります。
自分が働くスイミングスクールに通う姉妹がいて、お姉ちゃんはしっかり者で頭も切れるタイプで、対する妹ちゃんはうっかり者のいつもボーッとしてるタイプで、まるで正反対でした。
しかし姉妹の仲はすこぶる良くて、いつもお姉ちゃんが妹ちゃんをフォローしながら、楽しそうにプールに通っていました。
ただ、30年前という時代背景もあって、周りの子どもや馬鹿な大人から「お姉ちゃんに比べて妹は…」みたいな目で見られることが多かったようです。
しかし、それでも明るくしているように、自分には見えていました…
クリスマスが近づき、他のコーチが子どもに「サンタさんにプレゼントは何を頼んだの?」という他愛もない質問をしたとき、その妹ちゃんが、こう答えたそうです。
「かしこい脳みそ」
たぶん、お姉ちゃんと比べられることや、わかっているけど出来ない葛藤などが溜まりに溜まっていて、そういう答えになったのでは?となると、いくらヒヨッコの自分であっても、コーチという仕事をちゃんとしないといけない。と、襟を正したことを、今でも覚えています。
この話、なぜか、この時期になると思い出すのは、きっと、忘れちゃいけない話だと、強くインプットされているんでしょうね。
当たり前ですが、気をつけます。
でわ、股!!