先日、このような記事を書きました。
スイミングスクールに通うチビッ子クラスの子どもを、足が届かない状態で無理やり泳がせようとする考え方に「それはどうなの?」というスタンスで、久々に5,000文字を超えるボリュームで書かせてもらいました。
で、この記事に対して、このようなコメントを頂きました。
足が届かないようにして無理やり泳がせようって・・・おかしくない?のハナシ - 働けおっさんブロガー
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あの台の上げ下げ、毎回コーチの人大変だなーと思って見学していました。
2020/02/04 12:14
コメントを頂いた白金ちなさん、ありがとうございます。
プロフィールから察するにお子さんをスイミングスクールに通わせていて、ギャラリー(見学室)からコーチが台の上げ下げなどをしているのをご覧になられて、それでこのようなコメント頂けたと判断しております。(違っていたらゴメンナサイ)
改めて、日本全国のコーチーを代表して(?)お礼を申し上げます。
本当にありがとうございます。
と、思ったのですが・・・
いや、コメントを頂いたことも、そうやってコーチの間接的な仕事を「大変だろう」と思ってくださっていることも、素直に感謝しております。
ただ、ふと、プロとして考えた場合、それでいいのか?と思っちゃったのです。
有名ブランドの店員の考え方
自分自身、いわゆる「ブランド物」といったものに全く興味がなく、機能的に優れているものであれば多少高い買物になっても納得しますが、有名なブランドという理由だけでの高い買物は、絶対にしたくありません。
なので、ブランドショップなる建物に入ることもないですし、興味もございません。
ただ、以前何かの話で聞いたのですが、そういう場所で働く店員さんは、こういう考え方を持っているそうです。
「敷居が高いと思われた時点で、ダメ」
どうやら、ブランドショップで働く店員さんたちは、店に入りにくい雰囲気を作らないように気遣っているそうで、もちろん入らせない雰囲気も作るんでしょうが、ブランドとしてはそこまで考えている、ということなのでしょう。
正直ブランドには興味はありませんが、仕事という部分では、その話を聞いて「ほぉ~」と思ったことを記憶しております。
お客さんに「大変そう」と思わせないことが本当のプロでは?
このブランドショップの店員さんの話を基準に考えたら、スイミングスクールで働くコーチの仕事もサービス業ですから、お客さんに「大変そう」と思わせた時点で、プロ失格なのでは?と思ったのです。
確かに台の上げ下げは大変で、前回も書きましたが、新人コーチはこれが大変で辞めていく場合もあります。
しかし、自分たちコーチという仕事は、確実にお客さんから見られる仕事であり、そのことを意識する必要があることは間違いありません。
ということは、確かに大変な台の上げ下げも、お客さんに「大変そう」と思わせないようにすることが「本当のプロ!」、というのは考え過ぎでしょうかね?
恥ずかしながら・・・
まだ若かりし頃の自分は、この、お客さんに「大変そう」と思わせることに対し、否定どころか進んでやっていました。
お客さんに「大変そう」と思われることが、認められているというか、社会肯定されているというか、そんな感じで満足していました。
しかし、前述したブランドショップの店員さんの話を聞いたり、それなりに歳をとっておっさんになったことで、その考え方に疑問を持つようになって、考え方が変化しております。
もちろん素直に喜んでおります!
もちろん、コメントを頂いた白金ちなさんには素直に感謝しております。
そして悪意も恩を仇で返すつもりはなく、ただただ一般的なお客さんの意見として受け止め、さらなる精進を重ねて参りますので、決してお気になされないようにしてくださいませ。
ただ、こういうとき、ふと、「もしかして自分のいる現場のお客さんだったりして・・・」と思いますが、まさか、ねぇ~?
でわ、股!!